木陰を通りぬける風が、心なしかつめたく感じる季節になってきました。
今回は鶴吉三平さん、天才はやちゃんさんとコラボの予定でしたが、午前中に仕事が入ってしまったため
例のごとく短時間での単独釣行に。
今回も海にとどまっていられるのは3時間ほどの短い時間ですが、
ちょっと試したいものがありわす
といっても、、何らキラキラ新しいジグや華麗なテクニックなんかではなく、
私だけ 時代に乗り遅れてるものを
重い腰を起こしてアップデートしたにすぎませんね。。
という訳で、真鯛を愛するがゆえ離れられないタイラバ、
そして使い慣れたビンビン玉(固定式)をクローズアップ
ヘッドのサイズ、形状、ネクタイの角度、リーリング時の動きが良いためか非常にアタリが出やすく、
なにより私の釣りに合っているようで昨年の今頃から愛用していたのですが、
良く掛かるけどバレも多い・・・
最近は魚の活性ともあいまってか、ヨーヨー釣り並にバレまくり!!
しかもフックを曲げられてしまったいケースが非常に多く
時代は第5世代戦闘機、F-22やF-35の中で、いまだ往年のF-15イーグルを乗りつぶさんばかりにガンパッテルってなもんで、
元々打率が3割くらいしかないのも、非常に不満がたまっておりました。
・・・そこで、
近頃みやこではやりしもの・・・
遊動式タイラバ
今や遊動式が主流派になり久しいが、、我が家には固定式のビンビン玉がモリモリと乾パンの如く備蓄されている
オークションで平均単価700円くらい?で集めたものですが、
タイラバはジグと違って根ガカリでお亡くなりになることも少なく、
ゼンゼン減らないし
時代の趨勢は遊動式であるとしても、このガッサリあるビンビン玉をむざむざ退役させるわけにもいかず
これは
MOTTAINAIの精神で遊休資産を活かすしかない!
・・・ということで遊動式の実力にも半信半疑ながら、
改造をほどこすことにしました。
改造といっても超簡単。ネットに色々やり方は出ていますが、私が選択したのはこの方法
必要なのはこれだけ。
なんと200円で済みます!
世に言う遊動式は数あれど・・・結局は真鯛がフックを振り回した時に、重いヘッドがスルスルと動き、支点がずれることでばれにくいようになっている、という非常にシンプルなもの。
クイックスプリングが通っている穴に直接リーダーを通してもいけはするのですが、リーダーがガサってしまいブレイクした例もあるよう。
この点、穴にパイプを通しておけば、硬いタングステンのヘッドが通過してもリーダーが傷つかずにスライドできるって寸法です
ただ、2.0×1.0のタイラバパイプとは言え、このままでは長方形の穴に通らないため、パイプをペンチの平らな部分で潰して入れます
しかしながら、そのまま潰してしまうとリーダーが通過する穴も潰してしまうため、
まずパイプに太めのリーダー(7号くらいかな)を通しておくと良いらしい。これ考えた人、賢い
そして、ペンチの平らな部分でパイプをプレス。
すると、ちゃんとリーダーが通る余地を残しつつパイプが穴を通るようになります。
瞬間接着剤でパイプを固定して、完成
ヘッド以外の部分も、この通り再利用できます。
名付けて、
PIPED BINBIN(パイプド・ビンビン)
さて、さっそく、パイプド・ビンビンの初飛行がやってまいりました。
とはいえまずは魚のご機嫌をうかがうにあたっては、まずはジグに反応するかが一番大事。
水深は浅いものの、自分的に匂うポイントにジグを通していきます。
が
反応なし・・・
ただ、潮が良く効いており、しかも潮の流れっぷりなんか最高で、真鯛の匂いはプンプンします。
さっそく
新兵器の実験
そして、おもむろにパイプド・ビンビンに換装しての、
第一打席
スイングバックすると・・・
ガガガッ・・・竿が突っ込む
お?いきなりか!
まだ水深20メートル台なのに
ゆるきドラグが滑っていくのでそれなりのサイズ
そして、最初の関門の首振は、なし・・・ん?
そして急降下の突っ込み・・・やはりその立ち居振る舞いは真鯛には違いないが・・・難なくかわして
次の突っ込みも、また・・・かわす。
最後まで危ない場面無きまま・・・
いきなり一投目で来ました!
ちょうど良いサイズ、50くらいか
しかし・・・さすがなんちゃってでも立派な遊動式、
最初のとっかかりからタイラバではバレに直結するような、これはあぶね~な~ってな、悲壮感漂うような暴走や
硬質かつ危険なタッチが全く感じられません。
妙な安心感が竿から糸から手づたいに伝わってきました
めちゃめちゃイイ感じであります!
パイプド・ビンビン、
正式採用内定か?
さて、この潮廻りの風情から、これは単発の真鯛ではないはず
きっとかなりの数が寄っていると考えられます
続けて、
もう一枚、少しサイズダウン
固定式では見たことなかった、この皮一枚の微妙なフッキング
獲れなかったものが獲れるようになってる、とひしひしと実感
桧の棒やら銅の剣しかなかった主人公が、いきなりハガネ系の武器を手に入れたときの高揚感に似てます
赤は幸先良いので、さきほどからもじりがあちこちに出ているので、青も狙ってみるべく
並行してジギングでも狙ってみますが、反応なし
思い切って誘い方を変えてみると、ガチン!
何かと思えば、この竿全体から伝わってくる、ビリビリとした
波動は・・・
40弱のマサバ。
釣り的にはイマイチだけど、ウマいのでOK
もう少し大きければさらに嬉しいものの、ゴマサバより全然ウマいらしいので、刺身にするべく内臓を除去
胃袋を開いてみると、やはりベイトは、カタクチでした
続けて、パイプド・ビンビンを落としていくと、真鯛がドンドン釣れます
途中、バレも2回ほどありましたが、打率は5/7
混じるチャリコはオートリリース
ただ、時間と共にだんだんサイズが出なくなる・・・
小さいのが先に食ってきてしまうのが原因?
ポイントが外れて変なのが混じり出したので、この際青物狙いで一気に沖を目指します。
さて、時は移り
残暑厳しい昼下がり
そよそよとそよぐ微風の中
それは起こったのであった・・・
のどかに漕いでいた私の、ズボラにタイラバを付けたまま引きずっていたベイトタックルが突如、ガタガタと暴れ出す(汗
まさか・・・
心霊現象か(汗
ドラグが滑ってるし・・・釣り人の怨念?
ズギュギュギュギュギューーー
えー!!
何かが
憑いて付いてます(汗
ツバスかと思ったら、輝くグリーンの魚影がジャンプ!ホップ!
シイラです!
ペンペンシイラ、トローリングタイラバで釣れてしまうの図
ペンペンと言っても60近くあるので、良い引きでした
ただ・・・無論こんなのは釣りではないッス。
しかもシイラは好きではないのでやさしく海へ返してやりました
さらに沖を目指します
と思ったら、またまた背後でトローリング中のベイトタックルが唸ってます!
さっきのは偶然だと思ってましたが、相当沢山シイラが遊弋しているようです
シイラと戯れるのには気が向かないものの、これはトップで遊んだら相当楽しめそうな・・。
でもシイラはな~(汗
という訳で、大型青物狙いで沖の潮目でジグをひたすらしゃくりますが、来るのはこればかり
沖はバーサーとシイラしかいないのか
とはいえバーサーも入れ食いとはいかず、毎回工夫しないと食わせられない、なかなか面白い釣りです
そして、またまた移動中、ジグをぶら下げていたスピニングタックルが唸り出す・・・(汗
再びシイラ
シイラは美味しくないイメージなので、全て海に還しましたが、私、間違ってますか?
さて、あきらめずにジギングで粘るも、やっと掛けたと思ったら、
ビビビビビビ・・・
(byらずくん)
ふるえるぜ竿
燃え尽きるほどヒート!
サバ以外釣れん・・・
とは言えもうちょっとオーバードライブなバーサーも数を伸ばしたかったのですが
そうこうしているうちにタイムリミットが近づいてきたので、
浅場に戻って、
真鯛ポイントはめっきりサイズが落ちてることを確認し、
最後にポニョを掛けて、終了となりました。
短時間ではありましたが、新兵器の試射実験もでき、
美味しいのが釣れたので、テーマ通りに
感謝な釣行となりました!
カヤックフィッシング最高!
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