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2015年07月08日

仮説!?妄説!?そこはかとなくウインド的操艇術 ~ つながり ~

先日の釣行でなんとなく記事に練り込んでいた、カヤックのコース取りの話が思わぬ反響がありまして・・・

まあ、いつもの私の思い込み半分の話なんですが、、

再び記事化することをお許しください!



前置きしておきますが、私のパドリング技術は皆無に近いです・・・

ていうか、むしろ変なクセがついてしまってる気がするくらいです(汗

まずそれを練習しろよ、、という話ですが・・・



そちらの方は近々ちゃんとしたプロの方の教えを乞いたいと思っているところです!


仮説!?妄説!?そこはかとなくウインド的操艇術 ~ つながり ~


さて、先日の私の記事、カヤッカーの方からすれば、なんという妄説、無知・・・と言われてしまう内容かもしれませんが、、

こんなんやってるけど、実際あってるの?的な意味で、自分の考えているカヤックのコース取りについて、もう少し詳しく述べてみたいと思います。

ただ、けして何かを教えようとかそういうテンションではありません。。

手練れの方からすればそんなの、当たり前、的なことなのかもしれないとも思います



ですので、ツッコミウェルカム!で行きたいと思います。

正直、自分でもそれが合ってるのかわかんないんで・・・

仮説!?妄説!?そこはかとなくウインド的操艇術 ~ つながり ~


というのも、私は学生時代、ウインドサーフィンのコースレースをやってました。

ただ・・・基本的に遊び人だったので、成績は・・・まあ上の下、中の上あたりをウロウロしており、入賞したことも一度あったくらいかな~てな、そんな平凡なコースレーサーでしたが。

とはいえガチンコのコースレースなんで、一般のスラロームとかと違って、よりヨットのタクティクスに近かったんですかね・・・



あれから10年以上たった今も、その経験から、カヤックでも波やうねりを避けて効率的に目的地に到着する方法を

体で覚えて、なんとなくやってます。

結局、人生何でもつながってて、役に立たないことはないんだなーと思います。。


仮説!?妄説!?そこはかとなくウインド的操艇術 ~ つながり ~


さて、上図のケースはカヤックで風上の目的地に行きたい場合です。

浜に向かってオン、いわゆるオンショアの風です。

とくに出艇直後なんかはほとんどそうですよね~微風以外のオフショアで沖に出る人はまずいませんし。。



まず、カヤッカーは目的地を目指して最短距離を取ろうとします。

青のカヤックはまっすぐ進めばいい、理論的にはこれが一番早いです。

ところがカヤックは、極端な凪の場合を除き、常にウネリ(波)と風によって風下側に押し流されながら進むことになります。

ですので、真っ直ぐ進んでいるつもりでも、実は横滑りして流されながら進んでるんすよね・・・



もちろん、潮の影響もありますし、風の方向と波の方向が別の場合は違います・・・

ただ、風の振れ始め(風向の変わり始め)を除き、中風~強風になると風と波はほとんど例外なく同調してきます

微風、中風でも同調してることが多いですね。



また、スピードの速い動力船と違い、カヤックは横滑りが顕著です。

なかなか目的地につかないし、何だかいつのまにか方向がずれてる~ってのも、潮以外では、ほとんど横滑りが原因な気がします



つまり、譬えて言うならカヤックは「つるつるの氷の上をスライド(横滑り)しながらなんとか進んでいる」ような状態だと思います。

(いわゆるカヤックのラダーはこれを防止する役割もあるはず。ウインドのダガーのような役目ですね)

仮説!?妄説!?そこはかとなくウインド的操艇術 ~ つながり ~

ですので、青のカヤックは一直線に目的地を目指そうとしても、

実際には緑のカヤックのようなコース取り(ルート①)となり、なかなか目的地に着けず、余計に長い距離を漕ぐこととなってしまいます。。



そこで、この「横滑り」を想定して、横滑りができる限り少ないコース取りが効率的に進めるということになります。

仮説!?妄説!?そこはかとなくウインド的操艇術 ~ つながり ~

そのためには、できる限りカヤックを風の方向に立てて進みます。

つまり、赤のカヤックのコース取りです。



上の図の横の罫線が風の高さを表したものです。

風上側から見て、より高い、低いが罫線で示されています。

赤のカヤックのコース取り、ルート②は、緑のカヤックのコース取り、ルート①と比較すると、

風の高さにおいて、いつもより高い位置に占位しながら進んでいるのが分かるでしょうか?



これが「風の高さ」の優位性です。

ルート②は一見、遠回りに見えますが、

結果的に赤のカヤックは常に高い位置に占位することで、カヤックそのものの横滑りが抑えられ、

なおかつ横滑りしたとしても、その横滑りの方向が目的地側を向くことで、

漕ぐ距離が短くなり、ずっと早く目的地に着くことができます。

この方が効率的で漕ぐ体力も節約できます。



ですので、カヤックが風上を向いてしまって困る・・・という方もいらっしゃるかもしれませんが、

風見鶏現象・・・とても重要な能力かなと思います。

デスペラードはその辺もよく考えられて作られており、風上を進むときもスピードが落ちにくいのだと思います。。



というわけで、、

皆さんもぜひ、風上に進む(登る)時は風の高さ稼ぐことを意識してパドリングすることをお勧めします!



でも、実は私に騙されてるだけかもしれないことは、お許しください!(笑



こんな記事を書いてたら、またウインドもやりたくなってしまいました

誰か使ってないウインドのセットあったら譲ってください・・・



そもそもウインドで沖に出て釣りができたらめちゃ楽なんすけどね!


カヤックフィッシング最高!

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Posted by うじのぐっさん at 22:00│Comments(14)操艇技術
この記事へのコメント
パドリング考察 なるほど~と今更ながら感心しました
そこまで考えてパドリングはしていませんでしたが なんとなく遠回りして 目的地に回りこんで漕いでいるときもあるなと・・・!
でも一番は 奇跡のワンョット写真 こんなリゾートの紹介パンフに出て来るような 虹とウインド写真 モデルはぐっさんでしょうか? 釣りは腕がないので貧果ですが 美しい海岸線をまったりパドリングしていると ボンビーながらなんて素敵な趣味なんだろうと自画自賛しています
ボンビーながら今度3艦目となる中古カヤック手にいれました
フィシング用ではなく 波で遊ぶタイプみたいです
釣り以外でも カヤックによる 海での遊びがしたくて購入できました 
Posted by 海遊丸 at 2015年07月09日 23:49
とても勉強になる話しで~参考にします

まだまだ初心者なので、こういう解説はとても助かります~

今週の台風状況次第ですが、艤装初浮きに出撃予定なので

その時に実践でパドリングなども練習してみます。
Posted by パパ3 at 2015年07月10日 01:14
なるほど、これが高さなんですね~。
図解付きでとてもわかりやすかったです。
次は実技講習、お願いします。
Posted by うえじゅんうえじゅん at 2015年07月10日 08:26
海遊丸さん

コメントありがとうございます!
潮など色んな影響があるので、一概には言えないですが、風上側に行く方がやっぱり色々と有利になるみたいですね~
虹の写真、モデルは私ではありませんが、私の後輩で、辛い練習を思い出すホームグラウンドです(笑
3艇目とは羨ましい・・・SUPみたいな感じですかね~
Posted by うじのぐっさんうじのぐっさん at 2015年07月10日 09:45
パパ3さん

コメントありがとうございます!
私はウィンドサーファーなんでこういう不思議なことを考えてしまうのですが、やっぱり基本はパドリング技術だと思います。
私もまずはパドリングをしっかりしたいな~と思っているところなんです(汗
またご一緒できたらいいですね♪
Posted by うじのぐっさんうじのぐっさん at 2015年07月10日 09:47
うえじゅんさん

コメントありがとうございます!
図・・・わかりやすかったですか?

理論的にはこんな感じなんですが、実際にはカヤックの場合はパドリングの技量が最終的にものを言う気がします。

うえじゅんさんのフェニックス?めちゃ速いってつりらーさんから聞きましたよ~

またぜひご一緒させてください♪
Posted by うじのぐっさんうじのぐっさん at 2015年07月10日 09:50
毎度おじゃまします~

いわれてみれば・・・
目的地なしでパドリングしてたような????

この前、たまたまパドリング教えるような方と同じポイントでお会いして・・遠目で見てるだけでなんか違うゾって・・・
こんどは釣りはさて置き、パドリング自主練なんて思ってたわけで・・ぐっさんの今回の話も参考にしてみたいと思います。

では、また
Posted by yoshidaya at 2015年07月10日 19:59
風の高さについての解説、大変分かりやすく勉強になりました。
また、自分なら過去にどうやって回避したか、逆にやっちまって
大変だった事を思い出してイメージを広げられました。

全体が横滑りする感覚はタフ状況で、漕ぎ進む時に感じるのは難しいッすね
逆にシャレにならないほどの向かい風は明確に滑りますね(笑)

他にも図中の目的地が迫り出している場合は波風の高さによってコースを大きく変えたりとか無いですか?
自分は限界に近い波風では逆レ字みたく、最後は向かい風に滑りながら進入する事もあります(パドル使用の場合)
高さと角度のある波に対して、とにかく横になりたくないのですね~
Posted by 若 at 2015年07月10日 23:50
なるほどっていうお話ですね。
マリンスポーツをほとんどやったことのない僕には大変参考になる話でした。

基本的に自分で無理(楽しくない)と思ったら直ぐに止めるんですが、はじめは凪でも途中で海況が変わるときもありますもんね。

向かい風に向かって漕ぐですね
Posted by なまず at 2015年07月13日 06:22
yoshidayaさん

コメントありがとうございます!
確かに、カヤックフィッシングでは明確な目的地があることって少ないですよね・・・なので本当にこのタクティクスが役立つのは、風があがってきて、出港地へ帰るときくらいかなと思います。
ほとんどの場面では、パドリング能力のみが役立つと思いますので、私もそこをまず鍛えないといけないと思っているトコロです。(汗
Posted by うじのぐっさんうじのぐっさん at 2015年07月13日 21:08
若さん

コメントありがとうございます!
確かに横滑りを感じるくらいの時は、かなりタフな状況で、本当に危険な場合です。私も何度か経験があります。。

図中の目的地が迫り出している場合、ですが、さすが若さん、鋭いっすね!
確かに・・・限界に近い波風の場合は、波に対して横にならないように、最後は向かい風に侵入する形が安全です。
その通りなんです。。
図で示すと、コース②は最後は風に対して横になるように(あくまでイメージで)コースが描かれてますが、
限界に近い波風では、実際にはコース②は限りなく青のカヤックの最短コースに近づき、最後は向かい風に正面に近い方向から目的地に侵入する形になります。
確かに、これが一番安全だと思います♪
Posted by うじのぐっさんうじのぐっさん at 2015年07月13日 21:15
なまずさん

コメントありがとうございます!
確かに楽しくない状況ではやめるに限りますね(笑
一般には6メートルの風でも大丈夫なんて言う人もいますが、たしかに私たちがカヤッカーならそれでも大丈夫ですが、私たちは釣り人なんで、4メートル超えたら釣り辛くなります。
うねりも1メートルも大丈夫なんて人もいますが、私も実際経験ありますが、釣りになりません。。。
今の時期、低気圧が近接してると、凪でも突然ブロー(突風)が入ることがあるので、気を付けないといけませんね♪
Posted by うじのぐっさんうじのぐっさん at 2015年07月13日 21:18
こんばんは。
記事、勉強になりました。
コメントを寄せられてるみなさんも相当スキルが高そうですね。
見習わなければ!
Posted by ikemonikemon at 2015年07月14日 00:33
ikemonさん

コメントありがとうございます!
色々危ない目にあってますので・・・
風のリクツもそうですが、まずは予報の見極めが大事ですよね~
Posted by うじのぐっさんうじのぐっさん at 2015年07月16日 22:03
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カヤック&釣り歴3年。
2015年からデスペラードに乗り換え、新たな境地へ。
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