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Posted by naturum at

2016年03月22日

雀始巣(すずめはじめてすくう)KF 3rd 寒鰤 ~ 個性 ~

さて、あれから1っ週間。

いきなり元のペースに戻ってる、という話もありますが、、



今日は満月de大潮。

大自然のおりなす、スペクタクルな展開を期待して、

長い冬眠期間を経て改善した細君の心証にあやかり、

今日も海へとやってまいりました。




今日のテーマは「個性」

カヤックフィッシングも今年で3年目。レベルは低けれど、これまでだいたい一通りのことを経験した、ような気がする?

そんな私は、、


この趣味における自分の個性とはなんだろう、って感じるようになりました。

理屈抜きで楽しい!の上に乗っかってる、そんなオマケ的存在ではありますが、

自分の個性、強みというのをKFでも発見し、

さらに深く楽しんでいきたいなと考えております。


そんな思いを祈りに代えて、海へと。



おや?

予報に反して、意外にも結構風があります。

今回はGPVではなく、海快晴に軍配。

やっぱ基本は天気図であると知る





ただ、凪ではないとはいえ、許容範囲内。

慎重に沖へと進みます。





が・・・

予定的には爆釣で9時アガリだったハズなのに、

??なんか様子がおかしくないすか?





打てども打てども反応なく、

事前情報では、ノッコミ真鯛やら、メジロやらが釣れているとのお話でしたのに

絵にかいたような見込み違いで、



焦りと疲労ばかりの海の中を漕ぐ



(中略・・・)





そして、5時間後。

ノーフィッシュということで。。



それどころか、もっと私の心が折れたのは、

なんと、ここまでノーバイト・・・



ノーバイト、ノーばいとで11時ですよーー!

どうなんですか!これ!





それにしても、近年まれに見る渋さです

沖には も回っているという熱い話 もあったのに・・・





よく考えたら、一年目の同じ時期、大潮でヤラレタ経験がよみがえる。

もちろん、大潮だからって釣れるわけではないのは承知しているのですが、、



そもそも潮の織りなす変化にとぼしく、潮目もマッタクない。

ただただ大河のように一気に流れる潮なのであります



風と同方向に上潮も走ってますが、それ以上なのは底潮の力強さ。

バカッ速くて、底もとれんし、ジグがちゃんと動いてるのかすらアヤシイ。





どうやら、感覚的に魚はいるようなんですが、全く口を使ってきません。

ついに、カヤックフィッシング始めて以来の、

完全試合

が現実味を帯びる。





ていうか、この時点ではわたくし

心がポッキリと折れ、あまんじてボーズを受け入れてました。

そう、刑場に引かれていく罪人のように。



・・・これ、無効試合にしてくんないかな?(泪)




しかし、ただ一つ私を支える希望 は、

きっとこの潮の中、魚もこれほどまでに口を使ってこないってことは、

潮が緩んだら、ちっとは食い気が出てくるのでは?という、希望。



そう、焼け野原からスタートした日本人が、淡いけれど確信に満ちた希望を持ったみたいに。





そして、お決まりの残業時間 へ突入。

そして、12時過ぎにやっと・・・



長い沈黙を破って、ガッシーダブルス。

なんとかボーズ脱出。

根魚一匹釣れてこんなに嬉しかった のは久しぶりです。。



さて、目を転じると心なしか潮も緩んできたようで、

やっと潮目も見えるようになり、、



良型のアコウ。



が、ここからは再び沈黙 へ。





こんな心細いとき、人が求めるのは、、人の温かさだったり。



今日初めてお会いしたイエローのマリブX13座乗のカヤッカーさん



て言うか、こんなに人恋しかったのは久しぶり。

まさに、遭難した山で初めて会った人同士が、容易に意気投合するように(と私は思い込み)、

傷をなめあう二人。

このポイント、私は一年ぶりだったので、かなり色々教えていただきました。





さて、あとはなんとか恰好がつくように、ノッコミ真鯛あたりを、

贅沢は言わないので一枚でもいいから釣らせて、と思い、さらに残業 へ。





やっと出始めた潮目で、コウナゴらしきものを見つけたので、

粘ります。



ところで、体力勝負で一日中漕いでいるキャラ 感のある私。

最近再認識したのですが、



釣りは今魚がいる場所を探すだけではなく、

魚の寄る要素のある場所で、じっくり時を待つ のもまた、釣り。



せっかちな私こそ、ぜひこれをやりたい。

時間帯さえ合えば、何かが起こると信じて。



ていうか、今日はコウナゴの反応はあってもガン無視され過ぎて、

もう信じれない心を無理に叩き起こして、

私は、ジグを懲りずに何度も何度も翻すのであった。









すると・・・諦めずにシャクっているジグに

何かがかすめる水流の動きを感じた、その直後、



ドン!



マジか!?





最初は、パターンから真鯛と信じて疑わなかったのですが、やたら走る。

ひょっとしてメジロ?



が・・・途中からエゲツナイ引きに変化。

ドラグが唸りを上げる!



これ、ひょっとして かも?

と思いながら、格闘5分。



あっけなく・・・

猛ダッシュで、リーダーがプッツリ。



がーん

やっぱりそんなに甘くないよね~

でも・・・こんなに魚に無視された一日なのに、リーダーだけは傷付いてたって、納得いかないねえ・・・(怒



が、これであきらめてはイカン!

まだ群れは直下にいる。

と、ジグにリーダー直結して、猛然と次弾を投下。。



すると、直ぐに再び乗った!

オッシャー!



が、さっきのと比べると少しパワーダウン。

サイズダウンなのか・・・?

メジロでもいいや~と思いながらやり取りしていると、

今まで釣られていることに気づいていなかったのか、猛烈に引き始めた。

唸るドラグ。

今度も間違いなく、鰤ッス!(訂正)


ラインがキリキリと弦のような音を立てて、

もー腕パンパン。



竿、大丈夫なのか?と不安がよぎるほどの突っ込み幾度も経て、



そして、、やっとリーダーが見えても、何度も何度もドラグを唸らせて潜る潜る。

こっからが意外に長かった。

そして、ついに御用。



でけー!ふてぇー!

11月のブリ(もどき)じゃなくて、これは本物の鰤や!

感無量・・・



久しぶりに涙の出た、渾身の一本に、燃える闘魂アントン的 ドヤ顔。



マリブX13のカヤッカーさん、不躾な申し出に快く応じてくださり、

この場をお借りしまして、感謝の意を伝えさせていただきます!

ありがとうございました!



そして、

ダイワのライトトランクからはみ出した大きな尾びれを背負って、

沖上がりとなりました。



88cm、7.5kg



我慢して我慢して、最後の最後の大逆転。

まさに、スポコン漫画のような展開。

マグレにしても、できすぎで、、神の存在を間近に感じました。。



まさに寒鰤。脂の乗り方がハンパなく、臭みも皆無。

味はトロに近く、

普段魚をそんなに好きではない細君の箸も進んでおりました。






今日得たもの。

最後まで、諦めない心。



カヤックフィッシング最高!


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バスデイ ナゴメタル オオナゴ

今回のヒットジグ。ヒラジグラと共に私の一年の大半の魚を連れてきてくれる、孝行な兄弟のうち、弟分である。

  


Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(16)ブリ

2016年03月17日

菜虫化蝶(なむしちょうとなる)KF 2nd ~ 上昇 ~



2か月ぶりにやってきました。

なにげにカヤックフィッシング始めて以来の長期ブランク



わたくし家族も多く、共働きで家事も応分

このとこ忙しすぎて、というか、それまでは無理しても海に行ってただけなんですが、



けして無理はしない今年だ

まだまだ、まとう空気は冬。

久しぶりすぎて、色んな忘れ物 をしてしまい、それでぜんたいてきに画質も悪いわけですけれども



忘れ物の多さに若干テンション めで岸を離れます。

ところで冬期の必需品であるバウンダリーシューズまで忘れた私は、足がKEENて冷 たすぎるで!

でも全て、良し!


久しぶりすぎて、パドリングしてるだけで、声が出るくらいウキウキ としてますから!



さて、いでたちはドライスーツですが、気温は朝でも10度以上はありそう。

ここ最近で一番の陽気の中を進みます。



やっぱ海、ええわ~



今日はパドリングが気持ちいい(と何度も思ふ)。

それは気分が背中を押すだけではない



カヤックフィッシングも3年目。

やっとまっとうなカヤックフィッシング用のライフジャケットを購入しました!



今までウェイクボード用のを流用していましたが、

カタコリの原因 はこれだったのか!



ってぐらい、肩に羽根生え
 マリオ跳ぶ


超久しぶりの、ポイントまでが滅法長い、この場所でも

今日なら楽しむことができます。



さて、上昇 る気温とは逆に、海水温は相当冷たい・・・

どうやらここ数日でも1℃以上下がったよう。

釣りの方はかなり厳しい戦いが予想されます。



今日はボウズかな、と思ってましたが、

青物発見

てっきりツバスかなと思ったけど、ハマチ

しかし・・・釣った、ではなく、私によくある見つけただけ、状態。



しかもね・・・この食ってくるパターンは嫌な予感。

ぬぬぬぬ

そして、なぜか次はワラサの風情を感じさせる引き。



と思ったらメガマック的な。

二人で引いてたワッショイ


しかし、なんかオカシイ・・・

このダブルが来たときは、クーラー一杯のハマチを想像したんですけれども

やっぱりパターンにハメて釣れる感がなく、



地合いが去ったのか、後は全く音沙汰なし。

近くにいたプレジャーも散開していく



感覚として、青物はかなり数は居るはずなのに、魚探にも映らないし

映っても、なんか微妙なしゃらくさい位置取りで、

これは食わんで的な・・・



食わせられない、ツンツンした魚がたくさんいる雰囲気っていいうのでしょうか

底に張り付いてる、上に張り付いてる?

私のジギングの腕ではなんとも・・・



だからってトップにも出てこないし!



そう言えば釣れたハマチも全然跳ねないし、

陽気のかけぬける海の中は冷蔵庫なのかも



そして、、帰り、

昼間に少しだけ潮が動いて、

今回初のコウナゴパターンで。



メバルジギング。欲を言ってしまうけど尺だったらもっと嬉しかったんだ

このコウナゴパターンがしっかり効いてくるとバシバシ釣れそうなんですが、今日はほとんど通用しませんでした。



メバル再現と思ったらガッシー

コウナゴもあんまりいないよう



途中、大きなベイトのカタマリが現れたり、

鳥山ができたり、

で、釣れてないんですけれども

春を予感させる一日
でした。




そして、釣れなくても、

やっぱ カヤックフィッシングおもろすぎるわ

と再確認





+ええ運動 にもなったことは間違いないっす


この陽気が海の奥にまで届く日は近い?


カヤックフィッシング最高!

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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(12)青物

2016年01月28日

水沢腹堅(さわみずこおりつめる)KF 1st ~ 価値 ~

皆様、遅ればせながら 明けましておめでとうございます。

と言っても新年は大したごあいさつもなきまま

昨年を振り返りながら記事を重ねてまいりましたが



海にもおめでとう がまだ言えていない私



今年初めてのカヤックフィッシングに、

やっと行ってまいりました!



ただ、昨年よりさらに厳しさを増す外部環境 を反映し、

朝の子供たちの準備をすませ、

海に着いたのは、ナント 10時。





この季節に、この時間帯に

しかも大荒れの後・・・



釣れんのか?


保証なし!




さて、今日の狙いものは

季節のシーバス、メバル



予報通りの凪、

ただ前日の余韻うねりが少し気になる、そんなまっぴるまの海を

ひたひたと突き進みます。



魚信の全くないまま、深場をウロウロ

だからと言っていきなりメバルを狙いにシャローに下る勇気も起きず、

タイラバも、何故かやっぱりやる気が起きず・・・



やっぱり今は、ジグをシャクってドン、と掛けたい・・ってのが正直な気持ち

ってこの大寒の時

贅沢・・・

なのだろうか。。





そう言えば、

今日のテーマは「価値」

カヤックフィッシングも3年目に突入。

魚のサイズや数を目指すよりも、

プロセスとか、もっと中身に踏み込んだ、本質的な楽しさを追求していきたいなと思っております。



なので、今年は忙しいときに無理して海に行くのは自粛しよう。

一回一回を大切に。



が、衝動 を抑えられるのか??

そして、今日はどうなんだ・・・無理してないか?





さて、そうこうするうち、はや時計は午後1時。

狙ってたシーバスはやっぱりお留守、かどうだか、とにかくあきらめた!



ポイントを外してしまうと、大移動のできないカヤックは・・・


やっぱりボウズなのか!新年からボウズなのか!



でも、こうして漕いでられるだけでも感謝 やんけ!

と思っていると、



おや?

やっとプチ青物がいそうな場所を見つけました!



かなり遠かったけど、

僥倖・・・





そして、午後

今年の初フィッシュは・・・

なんとサゴシ(涙)(写真なし)



私、ジグを失うくらいならサゴシが遊弋する海からはとっとと離れたくなるくらいの

ケチンボ―系カヤックアングラーなんですが、



リーダーを確認してみたところ、ナント無傷 じゃないですか。



サゴシの剣戟雨アラレの中リーダー全く無事って?

アレクサンダー大王並のかいくぐり力なのか

なぜだろう



いや~しかもハマチが釣れるはずのシチュエーションなんだけど。。

と思いながら、次に来たのはやっぱりハマチ。



しかし元気もないし型が小さい

昨年とは群れが入れ替わったようです

ハマチ&サゴシの混成軍であろうか。





さて、魚探をつらつら見るに、かなり広範囲に群れがいることが分かるのに、

頑張ってシャクっているプレジャーの竿は曲がっていない。

相当活性は低い様子。



そして、次はサゴシをもうひとつ艇際でバラしたものの、やっぱりリーダーは無事。

ん??もしや・・・

やり方を変えてみる。



すると・・・





次はちょっと元気だったハマチ

この辺まではまだ疑問が疑問のままでしたが、



ちょっと今までやったことのないこともやってみると、

さらに反応は良くなりました。



と言っても、かなり体力の必要なパターン、

ウネリもヒドイし、疲れてゲンナリしてきました。




やり方は分かった。

しかしほんとうに良くバレる。

半分以上はバレた、と思います





さて、久しぶりの海、とても名残惜しかったのですが、

子どもを保育所に迎えにいかないといけないので、

沖上がりとしました。



狙いものもまったく獲れず

さみしい感じですが、

短時間だったし(言い訳)

この季節にも青物の引きをちゃんと堪能できて、感謝です!



ジギング的には、こんなパターンの日もあるんだ~

的なフムフム感のある釣行でした



そう言えば、一年前なら、この釣果でもきっと喜んでたな~

とふと思い返す



価値・・・

誰かを横目にではなく、

自分にとっての喜びって?



たったひとりでワクワクしながら海に出た時のこと

忘れてるかも知れません



ハカルことのできない喜びを求めて

今年も、



カヤックフィッシング最高!

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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(6)青物

2016年01月12日

水泉動(しみずあたたかをふくむ) データで見る2015年 傾向と対策 ~ 多面的に ~

新年、まだ釣りに行けてません。。



さて、だからといって回顧に走っているわけではありませんが、

次は、題してデータでみる2015年。

新年につなげるため、昨年の釣行を釣果の面でも分析し、振り返ってみたいと思います。



さて、まずは釣行回数です。



2014年 25釣行



2015年 33釣行



実に、釣行回数は約24%の増

「今年はあまり浮けなくなると思います」 って、去年の今頃、さかんに言ってたな~(汗

その頃から既に、とあるグレートな人から絶対そんなハズないって看破されてましたけどね((笑



2014年のスタートが5月だったということもありますが、

2015年は妻の仕事復帰もありつつ、なんだかんだで良く浮いたな~という一年でした。



妻子あるサラリーマンですし、仕事が万全で、家族もいつもすこやかで幸せであってこそ、のカヤックフィッシング。

危険と隣り合わせの海に通い、事故なく無事に一年過ごせたことに、まず感謝したいと思います。



という訳で、今年の裏テーマ は 「釣行回数を減らす」 (笑)



家族に負担を掛けずに末永く楽しむためにも、今年は年間25釣行くらいがベストかと思っております。

仕事も4月に異動の可能性が高いので、そもそも浮き続けられるものかも分かりませんが・・・

(と年初に言ってたな~とまた年末に振り返ることになるかも)



さて、この後は魚種とサイズ、釣法で分類しつつ、2015年を振り返ってみたいと思います。

単なる自慢かよ~つまんね~等々色々ご意見もあるかもですが、(と言ってもそんなに釣れてないですが)

データから見えてくるものを踏まえて、さらなる成長につなげたい

という、そんな野心に満ちた試みということで、、ご了承ください!



不肖わたくし、まだスローは身に付けておりませんので、

◇はライトジギング(ハイピッチ)による釣果

●はタイラバによる釣果

()内は釣行日

になります。



【真鯛部門】

まず、

赤いデスペラード乗ってるからにはと

今年もひたすら狙いまくった海の宝石、真鯛部門の釣果です。



☆70UP×2

 ◇70cm(3月28日)、●77cm(12月30日)



☆60UP×3

 ◇67cm、65cm(6月13日)、◇60cm(11月22日)



☆50UP×4

 ◇55cm(6月13日)、●57cm(6月20日)、◇53cm(11月4日)、◇55cm(11月21日)



☆40UP×10

●47cm(5月2日)、●47cm、45cm、40cm(8月29日)、◇45cm(10月6日)、◇41cm(10月12日)、

●40cm(10月16日)、◇41cm(10月31日)、◇46cm(11月21日)、●40cm(12月24日)



☆30UP×13

●30cm(1月14日)、●32cm(5月2日)、◇32cm(6月13日)、◇32cm(6月20日)、●30cm×2(8月29日)

●30~36cm×3(9月16日)、◇35cm(9月22日)、●32cm(10月12日)、●30cm(10月23日)、

◇35cm(11月21日)



計 32枚



私の持論ですが・・・真鯛は従来から警戒心が強く、釣りがたい魚とされていましたが、ことスレにくいカヤックフィッシングでは、むしろ得意分野と思います。

また回遊魚と違って、もともと浅場から深場までどこにでもいる海の鯉みたいなもののため、狙い方さえ間違えなければ高確率でゲットできるし、しかも食べたら旨いし、見栄えもするし、あげたら喜ばれるし、で今年もクーラーを賑わせてくれました。



単純に釣行回数で割ると、1釣行に1枚ペースですが、

釣行別で見ると、33釣行中、17釣行で真鯛の釣果があり、一年を通じてのゲット率は52%

2釣行に1回しかマダイにお目にかかっていないことになります。



ただ、季節ムラがあり、7、8月のゲット率は1/7釣行で、ゲット率は14%。

かたや秋のゲット率は12/14釣行で、ゲット率は86%。

かなり季節に影響されています。



しかし私の昨年の真鯛部門の最大の悲劇は、とにかく70以上の大鯛がほとんど獲れなかった ということ。

2014年はマグレ過ぎたというのもありますが、前年大鯛6枚に対し、 2015年はたったの2枚(涙

大鯛の水揚げは-67%という惨敗。

しかも80UPは一枚も釣れませんでした・・・



ただ、サイズは下がりましたが、トータル数で見ると

2014年 17枚 ⇒ 2015年 32枚

となり、ほぼ倍増となりました。



そして、、2015年の特筆すべき事象、ストロングポイント は、

真鯛のジギングによるゲット率が、2014年の0%から47%に向上したことです。

思えば3月に初めてジグで真鯛を釣ってからはマダイジギングに開眼 し、

2015年の真鯛の約半分がジギングによる釣果となりました。



まさにデータは語る、

今年はタイラバ使用を減らしたことで大鯛は獲れなかったものの、

マダイジギングの開眼により、釣果が倍増した年と言えます。





【青物部門】


次は青物部門。

もともと苦手分野でもあり、カヤック1年目の2014年は、

青物といってもハマチが2匹とサゴシ1匹とペンペンが釣れたのみの激細釣果でした。

さて、2年目の2015年はどうだったのでしょうか?



ブリ×1

◇82cm(11月13日)



メジロ×4

◇60cm(5月2日)、◇67cm(5月26日)、◇61cm(11月13日)、◇62cm(11月21日)



ハマチ×28

◇45cm(5月2日)、◇42cm×4(5月9日)、◇45cm(5月26日)、◇42cm(6月20日)、◇52cm(8月3日)

◇52~55cm×3(9月16日)、◇57cm×2(9月22日)、●57cm×2(9月22日)、◇56cm(10月6日)

◇41~43cm×4(11月13日)、◇45cm(11月21日)、◇40~45cm×10(12月9日)



ヒラマサ×1

◇55cm×1(9月16日)



サゴシ×4

◇60cm(6月5日)、◇55~60cm×3(11月21日)



マサバ×3

◇35~40cm×3(8月29日)



ゴマサバ×2

◇42cm×2(6月13日)



マアジ

◇45cm(5月9日)



ペンペンシイラ

●60~65cm×3(8月29日)




やっぱり青物はさみしい感じです



とはいえ今年の目標だった青物御三家のうち、

なんとかブリ、ヒラマサを達成。



ただ、ヒラマサもコマサだし、ブリも大メジロとの説もあり、2016年はさらなるサイズアップが目標です。

そして、実はずっと狙っていたカンパチは、ショゴすらお目に掛かれず。今年へ持越し・・・



さて、2015年のブリ族は、しめて36本(ツバス除く)

釣れるときはまとめて釣れる傾向がありますが、それでも数は少ないです。

33釣行中14釣行で青物。捕獲率は42%

真鯛に比べると、ゲット率は低いです。



しかも大型青物に至っては、著名なカヤックブロガーの方々との差は歴然でほとんど釣れてない。

この辺に腕の差が表れているかと



真鯛よりもブリやヒラマサがいかに難しく、希少か、分かります。

2016年の課題です。



が、目を転じてここでもストロングポイント を。

2014年、ほとんどジギングでの釣果がなかったブリ族は

2015年は

36本と2014年の17倍 

これも、2015年にジギングの改善が見られた?ことによるものかと思います。



自分は元々青物の味があんまり好きではないのですが、ブリ、ヒラマサは別格で美味しかったし、

マサバ、ギガアジの味は忘れられません。

マアジとマサバに関しては、もっと狙って釣れないだろうかと画策中です。





【根魚部門】




今年は根魚が全般的に不作でした。

40以上の良型が本当に少ない。

これも腕の問題かと。タイラバをあまりやらなくなったことや、スローをやっていないことも関係しているかもしれません。



小さいものは本当はリリースしたかったのですが、プカプカ浮いているので仕方なくクーラーに入れたことも多かったです。

資源は大切にしないといけません・・・根魚リリーサー必要かもです



アコウ

●35cm(4月23日)●45cm(5月2日)◇35cm(5月26日)、●32cm、25cm(6月20日)、●38cm(8月2日)、

●35cm、30cm(8月3日)、◇42cm(8月16日)、◇35cm(9月16日)、●30cm(10月16日)●25~30cm×4(10月23日)◇25cm、35cm(10月23日)、◇35cm(11月22日)、●25~30×3(11月22日)



アオハタ

◇42cm(7月4日)、●30cm(8月2日)、◇30cm(10月12日)、●30cm(10月16日)



マハタ×1

32cm(1月24日)、◇33cm、30cm(7月15日)、●30cm(8月3日)、●30cm(10月16日)



アカハタ×1

◇25cm(10月31日)



カサゴ×3

23cm(1月14日)、20cm(3月17日)、22cm、20cm(3月28日)、25cm×2(5月26日)、30cm(6月5日)、

◇30cm(9月16日)



ウッカリカサゴ×3

35cm、30cm(4月23日)、●35cm(12月30日)



アヤメカサゴ×2

●22cm、25cm(1月24日)





【その他】



そして、最後。

なにげに一番食ってウマいのが【その他】部門。

サイズは出ませんでしたが、まずはシーバスを狙って釣れたのが嬉しかった!

そして、今年初めての、イサキや尺メバル、ともにジギングで釣れたのは嬉しかったし、

ポン級のアイナメも旨かったし、

サプライズ的要素もあるその他部門は、何よりウマすぎて

その味が印象に残ってます



ウマいと言えば、実は今一番釣りたいのがヒラメなんですが、2015年はたったの2枚でした。

また今年も釣りたいですが、狙って釣るとなるとなかなか・・・

ヒラメに関しては、砂地のシャローが広がってるとか、出すエリアそのものを見直さないと、あくまで交通事故的なヒットしか望めない気がしてます

ヒラメをバンバン釣っている方々とか、スゴイなって思います



シーバス×4

◇61cm(3月17日)、◇70cm(3月28日)、◇55~57cm×2(12月9日)



レンコダイ×12

●32cm(1月24日)、●25cm×3(4月23日)、●30cm(5月9日)、◇30~35cm×2(5月26日)、

◇30cm×2(7月4日)、●30cm、20cm(8月2日)、◇30cm(9月22日)


メバル×4

30cm、31cm、25cm×2(3月28日)




ヒラメ×2

◇35cm(6月20日)、◇42cm(7月15日)



ムシガレイ

●43cm(5月2日)



ホウボウ×6

40cm(4月23日)、37cm(6月5日)、◇40cm(6月13日)、●41cm(7月15日)、◇32cm(10月6日)、

◇32cm(12月9日)




イサキ×2

◇31cm、37cm(6月20日)




アイナメ

◇42cm(6月20日)




イトヨリ

◇28cm(10月31日)



オニカサゴ

◇25cm(10月31日)



マゴチ

◇51cm(11月13日)



<そして、弱気がゆえにあやめてしまった小魚たち>

チャリコ×6

●×3(1月14日)、●×1(3月28日)、●×1(10月16日)、●×1(11月22日)

ツバス

◇×1(8月16日)、◇×1(10月23日)、◇×1(11月4日)、◇×1(12月9日)

合掌。



さて、2015年をデータで振り返ってみましたが、

魚のゲット率を下げずに今年の裏テーマ「釣行回数を減らす」を実践するとすれば、

釣果にとぼしい7、8月、そして2月の釣行を減らすのがポイントと思われます。



が、頭でわかってても、

多分禁断症状 出て、浮いてしまうと思います(笑)



それほどに、、


カヤックフィッシング最高!



今年も、どんな厳しい状況でも打開できるような、強い釣りを目指し、

色々な引き出しを備えられるよう頑張ります!

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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(2)まとめ

2016年01月09日

芹乃栄(せりすなわちさかう) コラボで見る2015年 ~ 友 ~

年が変わり、はや一週間が過ぎました。

おくればせながら、2015年を振り返ってみたいと思います。



さて、本ブログ「たったひとりの海原de」の名のごとく、

2014年、子どもとサビキしかしたことない釣り音痴の一人のオッサンが

ひとりぼっちでスタートしたわが冒険ですが、



2015年カヤックフィッシングにおけるコラボの楽しさ、深さ に触れた一年でもありました。



以前は一人が気楽でいいし、気が散ると釣果も散る

ぐらいにしか思ってなかったのですが、バカでした



では、デスペラードがやってきた、コラボで見る2015年、行ってみたいと思います。



【1月24日】



言わずと知れた、今年乗り換えた、デスペラードの初陣。

しかもお初のエリア。



のちにカヤックでマグロを仕留めるという偉業を達成する、カヤックフィッシング界のレジェンド・らずさん
との初コラボでした。

そして現地で偶然にも、これまた漁師並みの釣果を誇るボーター・つりらーさんyassunさんにも邂逅。



デスペラードの艤装もなっておらずヨチヨチでの釣行でしたが、

豪華な顔ぶれの中でたった一人の素人、恐縮萎縮ちっさくなって、、



今にして思えば、一人でモクモクとタイラバばっかりやって、

猫に小判せっかくのジギングを学べる機会を喪失 した、

甘く、苦い一日でもありました。




【3月28日】




そして3月はあこがれの、ドミさんとのコラボ。

この頃にはデスペラードも意のままに操れるようになって居ました。



ただ、メジロ等釣られているドミさんをよそに、私は小物のみ。

でも、ジギングで尺メバルが獲れた のは嬉しかった。



その後、粘りの午後の単独釣行で、初のジギングによるマダイ捕獲。



しかもノッコミの大鯛で、味も格別。

ドミさんのアドバイスで午後に賭けた、その甲斐ある釣行でした。




【5月9日】


レジェンド・らずさんの他、粋な足漕ぎルアーマンのタクジグさん、凄腕ボーターのムームーさん、同じデスペラード乗りのアク夫さんとのコラボ。



自分はしょぼい釣果でしたが、らずさんのレクチャーのもと、ジギングでド級のアジ をゲット。



無類のアジ好きの私にとって、これは嬉しすぎた。



この時らずさんから教えていただいたことが、2015年の私の釣りを変えていきました。

おそらく、多くの引き出しのひとつ、片鱗に過ぎないと思われますが、オソロシイ人です


ここからジギングの楽しさに開眼 していきました。(今やタイラバを淘汰しつつある(汗)





【7月4日】





いつもお世話になりっぱなしの、再びらずさん

そして、お初の鶴吉さんとの釣行

短時間でもあり、(私の)釣果はダメダメでしたが、海況の判断や定置網への配慮など、ベテランカヤッカーの作法について、学ぶところの多い釣行でした。




【8月16日】


そして、ブログの告知に応じてくださった、パパ3さんとの釣行。

パパ3さんはカヤックフィッシング始めて間もないということで、私が伝える?側に回った初めての釣行。



ただ、釣りに関しては先輩なので、エラそうに教えるところもないんですが・・・

と思っていたら、超シブい酷暑の海で、パパ3さんは私より釣っておられました。

ある意味ガイド成功。



ただ・・・あまりにくやしくて、、初めて遊動式のタイラバを導入するきっかけに。





【9月22日】


はじめましてのそる男さんとのコラボ。

きさくでめちゃ腰の低い、私よりずっと大人な、ナイスパパ。



この日、独立独歩していた間はいい感じで釣れていたのですが、



一転人が多いエリアに入ると

私がバラしてるそばでプレジャーボートがバンバン釣れてたり、

私がエソ籤ばっかり引いてる横でそる男さんが釣れてたり、

で、、

自分だけ結果の出ない状況に肩を落とす私。



この時はコラボは楽しいけど、

マイペースなようで意外と気にしいの私にとって、コラボは釣果出ないよ的な

自分的ジンクスを、まだ信じてたような気がします。、

(後に間違っていることを悟る)





【10月6日】



釣り場にて、ベテランカヤッカーのまるつきさんと、偶然にも遭遇。



またまた自分は釣れない中、まるつきさんからはゲットのLINEは来るしで、、

くやしいやら情けないやらでしたが、

同じ場所と時間にもかかわらず、自分だけが釣れない。

そんな状況にぶつかり、考えることで、

結果的に自分を伸ばすことができる、ということを実体験しました。



この体験は大きかったです。

コラボは集中できないし、釣れなくなると思ってましたが、

釣れる人から学んで自分のスタイルを修正することさえできれば、

むしろコラボの方が釣れるし、しかも成長できると悟りました。



まさに、芹乃栄(せりすなわちさかう)

競り、即ち栄える、というわけですね!



【10月12日】



今年開拓したエリアで、再び、パパ3さんとの釣行。



同じ真鯛でも、

タイラバで釣れる時間帯とパターン、



ジギングで釣れる時間帯とパターン



ある意味別の魚とも言える真鯛を獲るワザを会得することができました。



真鯛が(だけは?)良く釣れる場所なんですが、かんじんのバディーに釣らせることができず、ガイドは失敗。





【10月31日】



そる男さんとの2回目のコラボ。



私が我が道を行ってしまい、ゼンゼン別行動になってしまいしたが、

合流後、これまた私には一向にアタリはないのに、そる男さんには釣れているって状況。

そこでヒントをもらい、



何とか少しだけは釣ることができた、そんな釣行でした。




【11月13日】


再びまるつきさんと2回目のコラボ。



この日、2015年のメモリアルフィッシュを釣ることができました。



アタリのない中、自分の釣りを信念を持って貫いたのが勝因。

これもコラボで磨いたマインドだと思います。

やっと?人の釣果を気にせず釣りができるようになってきました。



帰着後、無人のカヤックが強風で流されるという凶事がありましたが、

これもまるつきさんの気づき、助けのおかげで事なきを得ました。

ソロだったら、完全に危なかったです。

この場を借りて再び感謝します。

本当にありがとうございました!



【11月21日】



再び、鶴吉さんとのコラボ。



この日初めてお目見えする、ファルコン140 の進水式に共にさせてもらいました!

同じ高速FRP艇のファルコンの試乗に、テンションあがりっぱなし。



午前が超シブかったものの、

午後からは初場所の鶴吉さんのガイドも無事果たし、(全然気を遣ってなかったとの説あり)

結果的には久しぶりに満足のいく釣行でした。




【12月9日】

鶴吉さんのターポンを引き継がれた、さわやか青年Tさんと偶然にも遭遇。




昨年までジギングのジも知らなかったくせに先輩気分な私は、

Tさんにイッチョマエにレクチャーなどしつつ、

俺は一年目、こんなに釣れてなかった、という期待の新鋭の事実に気付く(汗




数だけは釣れた、2015年のコラボ納めでした。





さて、コラボで見る2015年、いかがだったでしょうか。



お世話になった皆さん、ここに登場していない方も含め、

本当にありがとうございました。

おくればせながらこの場をお借りして感謝の意を表します。



正直な話、皆さんがいなかったら・・・現在の私もありませんでしたし、、

ひとりぼっちが楽しいと思っていた、そんな自分が

揉まれて磨かれるうち、

昨年お会いした方のDNA を確実に宿しているのを、一番驚いているのは自分自身であります。



今年は気にせず臆せず、

自分の釣りを磨いていきたいと思います。



そして、昨年、ご一緒したくてもできなかった方、

また今年こそ、よろしくお願いいたします!



カヤックフィッシング最高!


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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(14)まとめ

2015年12月30日

麋角解(さわしかつのおつる)KF 33rd 釣り納め ~ 極 ~

前回、満足に浮けなかったワダカマリを晴らすべく

大晦日を背中に感じる30日、某所で浮いてまいりました。



おそらく、今日が今年の浮き納め。

GPV、海快晴ともに、4メートル台から次第に3メートル台に落ちていく予報ですが、

前日までのウネリの影響と、広域の情報を踏まえると、

やや微妙。



いやな予感がするので、慎重に行きます。




国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国だった、ではないですが、

やはり、長いテトラ帯を越えると

予報以上の風におののく。



そして、この季節には珍しい が出迎えてくれました。


今回のテーマは「極」

最初と最後が大事とは言いますが、

今年を締めくくる釣りで、何かを掴みたい、そんな思いの釣行です。



ターゲットは、ヒラマサ

そして、月並みではありますが、正月用の鯛 なんかも



ヒラマサに関しては全く何の経験も情報もないので、道場破り的な出たとこ勝負。

真鯛は、これまでつちかった経験を踏まえ

初場所ではあるものの、居そうな場所を徹底的に探っていきます。



さて、おだやかな釣り日和をとの願いは、現実の前に遠のきました。

風そのものはだんだん落ちていく予報ではありますが、浅場から慎重にやります。



が、風が潮とも同調しているようで、

着底するまでにラインが、はるかかなたに行ってしまう・・・。

こんなんで釣れんのか?



着底するまではひたすらパドリングで、なんとかラインの角度をジギングできるまで補正しつつ

なんとかジギング開始。





が、一流しでできる回数が少なすぎで、どうにも探りようもない。

ウネリもあるし、釣り難過ぎる

これはアカンわ・・・釣りたい欲が海況判断に勝ってしまった。。

反省・・・



いずれにしても早期撤退せんことを決意しつつ、

何とか一匹釣れるまではと

そのまま流されるがままに50メートルラインへ。



そして、幸運にも真鯛が居ついてるっぽい潮目を発見。

初場所ですが、地形といい、これはいけるのでは?な予感



ただ、これまでジグには全く反応がないため、

いさぎよくタイラバへ交換。



すると、一発でヒット!

が、全く動きません。

あ、これは根ガカリ だな、と。



波風もすごいし、着底も取りづらく、こういう時は良く根掛かりします。

そして、漕ぎ疲れて頭もボケてたので、

せっかくだし、地球を魚だと思って、

勝手に外れるまではバーチャルリアリティを楽しもう、と天を仰いでバカなことを考える。



竿がめちゃ曲がってるけど、地面釣ってるし当たり前。

が、なぜか巻けるよ。

が、また止まる。

が、また巻ける。

ん?

ひょっとして魚なのか?



すると、スルスルとドラグが滑っていった・・・。

でも、なんて動きの鈍い魚だ。

走りもショートなのでメガ根魚か、エイか?と思いつつ

この際何でもいいやと巻くが、めちゃくちゃ重い。



おそらく、ウネリと風のせいで、魚の色んな挙動がかき消されて伝わってこないため、

引きで魚種も判別できないし、何が何だか分からず



魚の方はかなりの抵抗を見せ、

途中で全く巻けなくなったりしながらも、

何とか上がってきた。



すると・・・・







ドーン!

あれ?タイやん。

しかも、でかっ!

久しぶりの大鯛、77cm。

・・・正月用にしてはでかすぎる・・・



良く考えたら、何の脈絡もなくフォールで一発で食ってくるところとか、

鯛らしい首振りや三段引きがないところとか、大鯛の挙動そのものでした。



でも、私の持論では、

食べ頃の鯛を数釣るのは経験と技術だけれども

大鯛は運 です



なので、頭では全く喜べません!(笑)



が、心はやっぱり嬉しいです!

だって、とっても漕ぐのがしんどかったんで、

解放感がハンパない!



大鯛はたいがいデカキモなのに、メスだからか、めちゃ姿が美しく

正月の鯛に相応しいのも、嬉しかった~



その後は、超久しぶりのビッグなウッカリカサゴが釣れたりしましたが



さてさて風もマッタク治まる気配もなく、

あまりに波風が怖くなってきたので、すぐに浜バックしました。



波風のせいで、早々にオカへ追い返されて

スッキリはしない釣行でしたが、

大きすぎるけれども正月用の鯛も一応釣れたので

感謝します!



そして、今年最後の・・・



カヤックフィッシング最高!

海よ、

今年も、目の覚める驚きと、想定外の喜びに満ちた冒険を、ありがとう


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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(14)大鯛

2015年12月24日

乃東生(なつかれくさしょうず)KF 32nd かそけきプレゼント~ 今を掴む ~

貧果でしたので、端的に



さる24日、低気圧が列島に掛かり、

当然無理かと思っていましたが、

意外にもGPV、海快晴共に浮けそうな予報。

半信半疑ながら海へ。



さいわい風はほとんどありません。

とは言え、低気圧系の凪なので、急な天候の変化の可能性があり、油断禁物。



さて、今回のテーマは「今を掴む」

本日はクリスマスイヴ ということで、

普段お世話になっている方から、以前真鯛のリクエストをいただいていたのを思い出し、

クリスマスプレゼントの確保がミッションなり。



真鯛・・・

9月以来、勝率は11/13

彼が釣れない日はほとんどなかったのですが、

撃ち漏らさずに確実にとなると・・・一抹の不安が。




という訳で、今日は久しぶりに自分的真鯛の鉄板ポイントから。

そして、ここはジギングではなくタイラバ有利のケース。



あまりサイズは出ないものの、確実に真鯛を獲れるパターンを確立した?

と私が信じている場所から攻めていきます。



勝負の時間はおよそ9時くらいまで。

下げ潮で食ってくる真鯛をかっさらいに行きます。



しばらく流すも・・・??

あれから数カ月。

アタリは減少傾向。

ただ、ちゃんと真鯛はまだいる感じ・・・(この感は当たる)



少しづつ場所を変えながらやります。



自分の場合、タイラバで真鯛を狙う場合は、魚探は全く見ません。

あくまで潮の動きのキレている場所を、

マクロとミクロの両方で見て、探っていきます。



何度かフックアウトの後、ドン!

ちょっとマシなサイズかも・・・

タイラバならではの、スリル、久しぶりに楽しィ~

まあバレたらバレたときで!






やっと釣れました。

真鯛40UPくらい。

食べて最もおいしいサイズ?

ただ、このパターンではこれ以上のサイズは出ないのがここの特徴。



その後も30~チャリコサイズの真鯛のフックアウトが幾度か

このポイント、数は狙えるハズなんですが・・・





今日はなぜかフォールでのアタリが多く、しかもすぐにスレて当たってこなくなり

小刻みに移動して、できるかぎりフレッシュな場所で真っ先に当たってくる魚を掛ける?感じの馬場状況です。

活性が相当低いようです



姿を見るまでは真鯛の小型と勘違いしてしまう彼。

小さいのでリリース。



ただ・・・このまま粘っても真鯛はたいして釣れない予感。

時間だけが過ぎて、ポツリポツリと思われる。



で、ここからは好きな釣りをします。




ジギングで良型のホウボウ。

太い

そして、今さら気づいたけど、

ホウボウってもろにクリスマスカラー

実は縁起物



さて、目的のものはゲットできたのですが、

その後さらに沖を目指すも、

今回の副産物扱いだった青物は全くお留守 な感じ。



やっぱりここの青物は日ムラがありすぎ、つぶしも効きません・・・

ハズレだと他に探りようもないし。





そして、10時ごろから、風がドンドコ上がってきたので、

非常に残念ですが、

実釣2時間。



沖上がりとなりました。

やはり、低気圧性の凪は油断なりません



最後の最後で、超貧果

このままでは終われません・・・



カヤックフィッシング最高!

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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(4)マダイ

2015年12月09日

閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)KF 31st ~ 次元を上げる ~



凪の気配に誘われて

海へとやってきました。



今日のテーマは 「次元を上げる」

明け方やや風が強いとのことで、

大事をとって、のんびり出艇でしたが、意外にも風はほとんどありません。

こういう予報の外し方は、良いものです



こんな日は、豊かな海に出てたった一つでいいので、その幸運を探したい、

そんな委ねる気持ちになりそうですが、



今日も幸運探しではなく、自身のレベルアップ が目的。

どんな状況でも対応できるような、

再現性のある技術 を身に着けて、次元を上げたいと思います。





さて、今日のターゲットは、

メジロ、シーバス



タイミングが良ければ にも会えるかも、との期待を抱いて

沖へと進む。



しかし、

ベイト反応も50メートル過ぎるまでほとんどありません。



たまに良い反応を見つけるも、

自分の思ったパターンでは全く食って来ず、

9時までじゃれつく感触を一度得たのみ。



この時点ではまだ、

相方であり、常に耳を傾けるべき海が、これまでとは全く変わっていることに

気付けていませんでした。



あれ?

こりゃーだめだ、となって・・・

思い切って、チェンジ。

ザウルス(SAURUS) ヒラジグラCW

私がいつも一番最初に反応を見るジグです。これで反応がなければ、という感じで釣りを組み立てていきます。もうあまり使う人も少なくなったオールディーズジグですが、癖がなく、アクション次第で色んな魚種が狙えます。そして、なんといっても安い(笑)





すると、あっけなくレスポンスが。






やはり、このままで上手くいくはず、という自分の思い込みを切り替えるには

少しの時間と、

少しだけ心を開ける勇気が必要でした。



が、サイズはツバス~大ハマチまで。



サイズの割に首をかしげるくらい良く引く。

ので、楽しい!



活性は高いものの、特定のアクションにしか反応してこない感じ。

食ってくるタイミングもほぼ同じ。


おそらく、ジグのサイズは関係ないようですが、

きっちり角のあるジャークをしないと食わない。


ジャークのピークからのフォールの刹那にバイトが集中。



そして、今日の嬉しい出会い。



釣り友の鶴吉三平さんのターポンを引き継がれた、Tさんです。



以前偶然出会い、その時は別のカヤックに乗っておられましたが、

沖に出て大物を狙いたい、ということでターポンに乗り換え。



するとその元オーナーが私の釣り友、鶴吉さんだったという

さわやかな青年です。



私なんかより全然上手な方だと思うのですが、

今日の様子、お互いの話を総合するに、



どうやらジャークのパターンもそうだけど、

アクションそのものにかなりスピードがないと食わないようです。



つまり、体力勝負的な様相。



魚探を見る限り大きな群れでは入っていないものの、広範囲に点在しているようで

狙えばいくらでも釣れる感じ。

電動リールでジギングされているゴムボートの方に、よくやるねぇ~、と言われつつ、



ハマチばかりでも面白くないなと思っていたところ、



やっとメジロらしき魚がヒット。

さっきとは引きが違います。



と思ったら、あと20メートルまで巻き上げたところの反転ダッシュで、

なんと・・・ラインブレイク。


サワラだったのか?と思ったら、どうやら結束ポイントでリーダーが抜けてしまっています。



昨晩、ノットの途中、少しミスったのは分かってたのですが、

2年前にジギングを始めて以来、一度たりともスッポ抜けた経験がなかったので



時間もないし、まあいけるやろという、えーかげんな態度、

ナメてました。

反省。



そして、

やっぱドラグも強すぎた。



すると、お近くで浮かれていた、はじめましてのザワさん

さすが、見事なマダイを上げておられます。



私が昨年カヤックフィッシングを始めるに当たり、かなり影響を受けたグレートな方のひとり。

という訳で、その姿に思い切り影響を受けてしまい、

ここからは、いつものマダイジギングに転向。







・・・釣れません。

スローで、とのことでしたが、

これまで実績のあるライトジギングで狙うも、

ベイトが変わってしまったのか、

得意のパターンが全く通用せず、ノーフィッシュ。



マダイだけは少し期待していたのですが、やっぱりまだまだ足りないな~とガッカリ。




さて、気を取り直し、

ベイトが変わっていることを強く意識して、

このハマチ寡占状態の海で、他の魚種を狙うこととします。



今までとは少し違う反応を見つけて、

10メートルほどシャクリ上げたところ、

ドン!



さきほど緩めたものの、

ドラグ、滑ります!



メジロか?と思うも・・・・おや?







やたっ!シーバス やっ!

これまでずっと狙っていたシーバス、

やっと釣れました。

良く引いた割にサイズはないですが、体高がハンパない。

太い!

ヒラスズキかと思った!





続けて狙うと、

ドン!





次は、シーバスらしいシーバス。

マグレじゃなかった・



が、シーバスはこれまで。

あとはまたまたハマチしか出ない流れにリバース。



サイズは出ませんが、初のツ抜け。



バレても、次のジャークで食い直してくる熱の入りようで、相当数は居る。



ただ、やはり最後までハマチしか釣れず、沖上りとなりました。







冒険、サプライズ、釣り味、そして最高の食材・・・

釣りに求めるものは多々あれど、



こと、引きを楽しむ、という点にかけては

十分すぎるほど楽しめた一日でした。



カヤックフィッシング最高!


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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(14)スズキ

2015年11月22日

虹蔵不見(にじかくれてみえず)KF 30th ~ 帰去来 ~

先週、長女と二人でうみのこに乗ってきました。



うみのこ。

滋賀県民にとってはとっても馴染のある船のようですが、

琵琶湖のほど近くとはいえ、京都府民の私は

今回、その存在を初めて知りました


うみのこ、といっても湖(みづうみ)のうみのこ、なのです。



琵琶湖を舞台に体験学習を行う学習船、うみのこ。

滋賀県では、小学5年生になると必ずこの船で一泊二日の体験学習を行うんだとか。

県が船を所有しているって、驚き



出港

船齢30年を超えるとは思えない、綺麗な船



淡水での使用ということもありますが、大事に使われてきたことが伺えます



一部、昭和を感じさせる趣もありつつ



琵琶湖とは、滋賀県民・・・否、おうみびとたちの魂の海だと実感

小学生の時にこの船で過ごしたことも、魂の深いところに落ちていきそうです


南湖も終わりにさしかかると、



岸辺はバサー天国。

ボートの密度がヤバい(笑)


そう考えると、我々のKFはまだまだかなりマイナー

以前は喰えない魚に熱を上げる心理がマッタク分かりませんでしたが、今は分かる気がする



そして、学習船よ、なぜ魚探?


船は北湖へ。



白石のたたずまいは、古色に満ちて、

神々しさはさながら、みずうみにそそり立つ祭壇のよう



沖島。

ウインドサーフィン時代に上陸経験あるものの

小学校もあり、こんなに大きな島だったとは・・・


ただ、消防車などはなく、火事が起きると湖から消防艇で放水するらしい。スゲー



カヤック発見。

どこから出艇したんでしょうか・・・岸からはかなりの距離のはず。。


島人には当然ながらマイカー以上にマイボートが多いらしい。

必殺の琵琶湖ショートカットで他府県へも意外に短時間で行けてしまう?

考えようによっては最高の立地かと。



琵琶湖のプランクトンを観察。

私も顕微鏡を覗いたのは何十年ぶり



久しぶりに娘と二人きりで楽しく過ごすことができました!!



そして連休、そのまま家族で妻の実家へ帰省。

もちろん、やっぱりついでに、当然ながら、

あの場所で浮いてきましたよ!



さて、今回のテーマは、「帰去来」


夏にコテンパンにやられて以来、再びこの海に帰って来ました。

夏から、この海はどう変化しているのでしょうか?



春まではとっても豊かな海だと思っていましたが、

この夏を境にどうやらダークサイドに堕ちて しまったらしく、



去りゆくものを追ってはいけないのかもしれませんが、、

情けは人のためならず

これはまさに、

ニッポンを取り戻す

尊厳、もとい、フォースと信頼回復のための、

前はそんなことなかったよね!きみ!的な、

いわば根源的な戦い です。




が・・・

漕ぎ出でてみれば、潮の色も悪く、生命感に乏しく、

釣れる雰囲気がまるでありません。


できる子だと思ってたのに、

やっぱり変わってないし。



夜明けはタイラバで真鯛狙い

ただ、アコウしか、釣れん!



やっぱりアコウ。サイズもイマイチ。



ちょっとマシなアコウ。



そしてチャリコ。

可哀そうだけど、現在私自身がめっぽう弱気なのと、

土鍋サイズなので、鯛飯要員としてキープ。

しかし、一向にサイズアップの気配なし。



ガッシー。

君はサイズは良くないものの、素揚げにしたいのでキープ。



さて、このままやってもらちが明かず

タイラバは諦めて、沖でジギングに切り替え。



ところで、元来、実績ポイントを打っていくのは、その日の海の声に耳をそばだてるのが信条である私のスタイルではなく、

普段は魚探のGPSマークも全く活用していないのですが、

今回はマサが釣りたい一念 で、過去に見つけた根のありそうなポイントへ。



根の上に到着すると、ここにはなぜかやたらベイト反応があります。

ジギングで・・・



も、、やっぱりアコウ。



何か出てます・・・

これからはマサ対策で腰の帯と共にドラグも締めこむ。

万が一大政が掛かりでもしたら 根に走られたら一発で終了だし、仕方なし。



でもやっぱりアコウしか釣れません・・・



と思ったら、着底からのしゃくり上げで、

ドン!

なかなかのサイズの魚がヒット。

マサか!マサなのか!



一瞬根ガカリか?と思うも、引く引く。

マサだったら嬉しいのですが、トルクはあるものの、走りはショート。

これは、マサじゃね~奴に違いない。



結構良いサイズな感じですが、、

マサ対策のせいでピリッともドラグも鳴らずじまい、

引きも楽しめぬまま、あっけなく御用。



真鯛、ちょうど60cm

マサじゃないけど、とりあえず、やたー!



引き続き、マサを狙います。

が、ベイト反応に引き寄せられてか、

餌釣りの釣り人たちが周囲にどんどん集結してきました。



どうやら・・・



ベイトはこれ。

うーん。

アジを追う魚に食わせるのは、どこで、、なにを、どうしたらいいんだろう・・・



ふと考える。

が、自分には考える材料も土壌も、知識もないのである。




これっきりアタリは出なくなり、

いよいよ餌釣り船が肉薄してきて緊張の海になってきたので、仕方なく退散。



一転東へ針路をとり、60メートルライン上で、あてもなく根を探します。



そして何とか見つけた根にて、

粘る。ひたすら粘る。



しっかりベイトも付いている。

雰囲気はある。



が、どーしてもこーしても食ってこない・・・



何度も流しなおすも、、



お手上げです。。




再び移動!

この季節なので青物くらいはいるハズと思うも、全く気配なし。

どっこもダメ。

全くダメ。



そして、さまよった挙句、これは明らかに青物いるでしょ、って場所を何とか見つけ、

活性低いのに無理やり反応させて、

何とか掛けるも、



謎のバラシ×4



食ってきたパターンもそうだし、引きからしてもおそらくハマチだけど、

こんなにバレるのはちょっとおかしいし、ひょっとしたらメガアジだったのかも。

ならば非常に悔しい・・・



さて、本日、

真鯛までの展開はやや期待させたものの、、

やっぱり結局は死の海のまま だったようで、

最後は完全に心が折れて、



ここで、

劇終



虹蔵不見(にじかくれてみえず)

沖上がりとなりました。



狙っていたマサは気配すら感じられず、惨敗 でした。

やっぱり甘くありません・・・



しかし・・・新たな目標ができました。

また、頑張ります!



カヤックフィッシング最高!

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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(12)マダイ

2015年11月21日

金盞香(きんせんかかおる)KF 29th ~ 時 ~

憧れだったファルコンを前に

思わず目頭が熱くなり

プチ試乗会レポートのはずが勢い余ってアポクリファと化してしまいましたが、

続いてその後の釣行報告、正伝に参りたいと思います。


さて、今回のテーマは「時」

シーズンも残りわずか。

時間が残り少ない中、やっとコラボできた鶴吉さんと、有意義に時を刻みたいと思います。



目から鱗が落ちっぱなしだったファルコン試乗会もそこそこに、

そわそわと海の様子も気になった私は

デスペラードを駆り、鶴吉さんより一足先に沖へ。



やはり水先案内人の本分は同行者に釣らせてこそ、果たされるもの。



思わず力が入ってしまいますが、

こういう時こそ思い込みを捨て、からっぽな心で、今の海の声に耳を傾けようと。



が・・・斥候はすぐに先週とは全く違う状況に気づく。

潮の色も悪く、ベイト反応も皆無。



「メジロは固いっしょ」と言っていた自分の言葉が光を失い、もはやただの記録、過去のものとなりつつあります。



そして、リールは沈黙と共に時間だけを巻き取ってゆき、、

8時過ぎまで、アタリはたった一回のみ。



釣れたあかつきには後から鶴吉さんを召喚するつもりの、出稼ぎ気分で沖へ出たものの、

身銭を使い果たし

首を傾げながらそのまま沖から戻れなくなってしまった私は、

前半ボーズのまま、だいぶ遅れての鶴吉さんと合流。



浅場からやってきた鶴吉さんもフグしか釣れてない、とのこと。

ヤバい、私は貴殿をとんでもないところに連れてきてしまったかもしれない・・・


内心焦りつつ、「午後に近づくにつれて好転するハズ」 と鶴吉さんに淡い展望を述べながら並んで流します。



すると、確かに、かすかに、潮の流れが変わってきました。

鶴吉さんに、「もうしばらくしたらアタリが出ると思いますよ~」 の、野生の勘&無根拠 強気コール。



その30分後・・・



何とかやっと、食い気が出た一匹目を掛けることができました。

ただのハマチだけど・・・

一応青物いまっせ~!


ところが、すでに海上に鶴吉さんの姿はなく、

魚探の電池が切れた、とのことで、浜バック中の模様。



ひとりぼっちの私は、さっきから気になる右海面へと進みます。


そして、やっと活性の高そうな反応を見つけて、



お久しぶりのサゴシ。

あんまし嬉しくないけど、60はあるので、一応キープ。



そして、、再びサゴシ。

めちゃ嫌な予感・・・

実はかなりのケチンボー系カヤッカーの私。

高価なジグを失うくらいならいっそのこと釣れなくてもいい、ってくらいなので。。

これからはアタリの出方は度外視して、切れてない!重視のアクションで行きますよ!


と宣言したものの、、否応なく消耗戦スタートかと思いきや・・・


んん?

今度はえらく竿を絞り込む魚がヒット。

これはサゴシにあらず・・・



真鯛46cm

これは嬉しい!思わず出た、オッシャー!の一声

はてさて、これは意外にもベイト付の面々に多様性があるのかと思いきや・・・



再びサゴシ。

でもまだまだ、切れてない!



と胸をなでおろしたら、次のターンでフォール中にジグが止まったかと思うと、スカッ。

嗚呼ナゴメタル90g、海中にて敵銃弾を浴び、あえなく散華す・・・。
(合掌)

さて、どうやらサワラサイズも出なさそうだし

このまま粘っても勝者なき消耗戦になり、ヘタしたら諭吉さんまでも飛んでいくので、サゴッシー沖海戦から早々に転進。



やはりサワラが出ないと、被弾も割に合わないっす(ケチだから)



と、再び沖に出てくる諭吉さん鶴吉さんを待ちます。



昼も近づき、ファルコン初陣の鶴吉さんに何とか良い目を見させてあげたい! と気持ちが焦りますが、

やがてベイトが去るとともに、遊漁船も去っていく始末。



もちろんズームで撮ってますから、こんなに顔が見えるほど近づいたりしてません!

いくら燃える闘魂でも趣味人が仕事人の遊漁船には近づいてはなりませぬゆえ



ともあれ、辺りが静かになったので、

サゴシの防空識別圏から離れた場所で、二人で並んで流していると、

なにやら良さげなベイト反応を発見。



なんかいてますよね~ と期待に満ち、会話も弾む。



この時刻と潮、そしてベイト・・・

これは高確率で真鯛が付いているはず、と思って探りを入れると、

案の定、

ガツーン!とヒット。



これは良い魚!

ドラグを鳴らしながら、下へ下へと走ります。



本当に付いてました。

真鯛55cm

やっぱり狙って釣れると嬉しさも違います!



そして、隣の鶴吉さんにもヒット!

竿の曲がり方からして、かなり良いサイズ。

きっと真鯛っすよ!と騒いでたら、、なんと、正体はメジロ



遂に狙いの釣り物が出て、地合いが来たようです。



と思っていたら、私の真下にも魚群が絶賛通過中。

おやおやおや!

得意のセコ技、ブツケ巻き発動!



すると、思った通りの水深まで走らせたところで、

ゴン!



よー走ります。



メジロ63cm

やっと私にもメジロが来ました!



その後、鶴吉さんはもう一本メジロを追加。

さすが、完全にパターンを掴んだようです。



つかの間の地合い、引き続き狙っていくと、

ドン!




先ほどと同じパターンで真鯛追加。



もう少しやりたかったのですが、

鶴吉さんには申し訳ないものの、私の子どもの迎えがあり、、二人とも沖上りとしました。



前半はかなり焦りましたが、釣れ出すとパタパタと釣れて、何とか形になりました。

しかしジギングはなんとも難しく、だからこそ楽しいですね!


最近フルでジギングをやることが多くなって、、

釣れた、ではなく、釣ってやった、という感触をしっかりと手にすることができるようになりました。


カヤックフィッシング最高!



鶴吉さん、どうもありがとうございました!

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バスデイ ナゴメタル オオナゴ

今年、このジグで何枚マダイを釣ったことでしょう・・・コウナゴベイト時には絶大な力を発揮し、魚種を問わず掛ける力は最高!

  


Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(8)マダイ
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うじのぐっさん
うじのぐっさん
元ウインドサーファー
カヤック&釣り歴3年。
2015年からデスペラードに乗り換え、新たな境地へ。
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