寒蝉鳴(ひぐらしなく)KF 14th 夏政 ~ 自分との戦い ~

うじのぐっさん

2016年08月14日 21:00

夏の最後の思い出づくり



もう一度カヤックで海へとの父の思いは、



ひらりと波止へと舞い戻る



姿を見せるのは童の味方のアレではなく、チャリコ(マダイ)



そして、再びチャリコ(チダイ)

こんなはずは、と

なぜかチャリコの魚影が濃い波止場にて。



夕方に差し掛かり、

やっとアジの姿がチラホラ。


沖で薄かった魚影が、こちらなら濃いと思ったのは、

父も娘も、同じく誤算でした。


上手くいくことも、いかないこともありますが、

自然からありのまま学んで、


今のよい時期に、

純粋な心のうちに、良いものをこころに入れてあげたいですね。



時はさかのぼり、父ひとり海へ。

黄色いカヤックは、娘にフラれたしるし。

午後の娘との約束のために

勝負のときはわずか。



が、夏の夜明け、思いのほか沖出しの風は強く、

ろくろく満足に釣りができません。

しかし、こんなデカいホウボウ、見たことないや



当たりも数えるほど。

しかしこのガシラもデカいな


季節がら仕方ないのかもしれませんが、

途中出会ったカヤッカーさんも釣れておらず、本当に厳しい日にあたってしまったようです。


が、掛かる根魚の規格(アベレージ)は、

この場所が釣り荒れていない、大切な場所であることを知らせてくれます。



そうこうするうち、朝の荒れも

やっと予報通りに、おさまって来ました。


さて、今回の狙いは、夏政

わずかな可能性に懸けて、ヒラマサの付いていそうな浅場を経めぐります。

しかし、この場所の経験は私には少なく、見当もつきません。



反応のない時間帯、めげそうになるも、

こんな時に、神様は何度もドラマをくれたなと

思い、海を全身に感じて、櫓を漕ぐ。



すると、

もしや、という反応を見つけて

おりゃっ、と誘うと、

ガツン!



あらん限りのジグの速度をガッチリ止めた、

そのトルクのある引きのベクトルは、

ひたすら下へ、下へ。



待望のヒラマサです!

この魚に魅了される理由が分かる、

しばしではありますがサイズを超えた、ファイトでした。


小さいジグに頼らず、狙った通りのイメージで釣れたので、

満足も何倍増し。



少しだけですが、自分の成長を感じました。


が、その後、再現性はなく、

やはり、まだまだですね。



かなりとぼしい釣果ですが、

この60足らずのマサの味にうならされたのはその翌日



ベストシーズンの鰤とみまごう脂の乗りっぷり。



言葉を失い、箸が進むばかり。



そうだ、これからはヒラマサとカンパチだけを狙おう。

カヤックフィッシング最高!


にほんブログ村


あなたにおススメの記事
関連記事