夢の実現KF 6th ~ 個人戦 ~

うじのぐっさん

2014年07月02日 21:00

以前、こんなん釣れるんやーと、脳内カヤックフィッシングして、うらやましがりながらぼんやり有名カヤッカーのブログ眺めてたころからの夢。



マダイ! ブリ!


毎回思うがびっくりするくらいウマいのは釣った魚。私が釣るようなショボい魚でもめちゃウマい。買った魚とは雲泥の差。そうだよ魚というのはもともとこれくらいうまいものなんだよ



なかでも特に美味くて、でかいやつ。 ≪マダイ。ブリ。≫

高いお金を出して船に乗ってもなかなか釣れないのに、人ひとり寝ころべる分くらいしかないちっさい船でこっそり、自分の力で漕いで、探して、釣り上げたときの喜びといったら、これ以上ないでしょう!・・・と想像・・・



ともあれカヤックはまさに個人戦。釣るのも私なら船頭も私。特に私の場合、まわりに誰も教えてくれる人がいません。

自分を日々鍛錬するしかありません。。



というわけで行ってきました。

現地に4時着。





今日もすでにゴムボの方がいます。

そして、初めてカヤックらしき人を発見!・・・と思ったら、船外機付きカヤック。亜種の方でした。

またまたお邪魔虫なわたし。

フムフム・・・手漕ぎとしても、ボートとしても行けるらしい。本人いわく、どっちつかずで買い替えたい、とのこと。この場所は初めてらしい(やっぱり

おしゃれでかっこいい方でした。準備で忙しい中スイマセンでした!



ゴムボやカヤックやっている人って、あんだけ手間暇かけて面倒なことを自分でやっているのだから、そもそも手先が器用で、マメな人たちの集まり。小物や装備など、実にきれいに機能的にそろえている。釣りの上手い人も概してそう。最初釣りをやり始めたとき、ミンナこんなに細かいことようやってるなーって思いました。



というか、ここでカヤックの人に会うことがまるでない・・・そして、「ここは初めて」という方ばかり。

おそらくポイント外してるのかも俺。

でも、他にどこから出艇したらいいかわからんし、しゃーない



今日は今まであんまり行ったことのない未知のポイントへ。

前回が相当シブかったので、サビキに活路を見出すべく、ポイントの道中でも積極的に浅場を探っていく。

しかしたまーにアタリはあるものの、乗らない。

魚が小さくて、もしくは竿が硬くて、はじかれるのかな??

ジギングサビキはアクションしてはいけない?それすら分からない・・・



そして目的の場所に結構時間がかかって、やっと到着。



当然魚探はないが、ここぞと思う場所を見つけて探るも、やはり反応なし

見た目からして、明らかに釣れそうな雰囲気なのに、マッタク反応がない。おかしい・・・



やがて、轟音と共に船がやってきた。きっと通過すると思いきや・・・ニアーな場所へ近づいてくる

さいしょ海上保安庁かと思ったけど、鯛釣り船か。



離れているが、ちょうど私のいるのと同じライン。きっと魚群探知機にはガンガン魚が映っているんだと確信。

私が小移動を繰り返していると・・・遊漁船から、「さすがにあいつ場所分かっとるわ!」という声が聞こえてきた。



私の探知機が本物の魚群探知機から追認された形。よし!



遊漁船には負けられん!と俄然力が入る。(遊漁船が何かも知らないくせに)

しかし・・・アタリがない。

遊漁船もアタリがなかったみたいで、やがてどっかに行ってしまった・・・シブいシブすぎる!

未練を残しつつ、退散。

そして、いつもの場所へ漕ぎ戻る。



すると、朝会ったゴムボの方に遭遇。

「釣れてますか~」の問いに、「ぜーんぜん!」

とてもきさくな方で、私もこの時点でボウズだったので、自動的にお坊さんたちによる座談会へ。



どうやら魚探には何も映ってないらしい。何も映ってないのになぜここに?と思うも、映ってなくても釣れることがある、とのこと。どうやらここはフラットな地形みたい。



私も船べりに腰掛けて足を海につけながら、しゃべりつつカブラを落とす。

なんか、こういうのも楽しい。きっと仲間がいるって釣れなくても楽しいんだろうな!

と・・・ん?

何時間もカスリもしなかったのに、こういう時に限って竿を叩くアタリ。ウソー。。

来た、と言って途中でバレたら恥ずかしいし、アタリについては特に話さず、、もくもくとリールを巻く。



リリースサイズではないレンコが来た。

ボウズ一抜け。申し訳ない。



そして、そこへおもむろに髪の毛がフサフサのもう一人のゴムボの方がやってきた。

アオハタ、ガシラ等たくさん釣っておられた。やっぱりどんな状況でも釣れる人は釣れるんだーと納得。



しばらく同じ場所で3人で並んでやっていたが、風が上がってきたのでアンカーのない私は流される一方で、他に私はふと思って行きたいところがあったので、撤退。

団体戦から個人戦へ。



すると、道中にやはり前回と同じ状況が再現。

風に乗って、どんどこどんどこ流れてきたのだ。



起死回生のチャンス。ちょうどカヤックがバンバン流される状況なので、今回は斜めの釣りに強いインチクを選択。ていうか、このインチク、重過ぎ。しかも今まで仕事をしたことがないインチク。けど何もかかってなくても重くて竿がしなるから、気分だけはバーチャルでノリノリになれるという。


≪パイレーツⅡ ムービングベイト 150g≫


勘を信じて何度か落としていると、予想通り・・・ガツン!



一気にジャーーーとドラグが鳴る。うわ、確実にデカい。竿を叩きながら、時折ものすごい引きを見せる。どんどん持っていく。間違いなく人生一番の引き。(前回の訂正)

ふと前回の痛恨リーダーブレイクが頭をよぎり、あくまで慎重に、うまく相手の都合に合わせて受け流しながら、巻けるときに巻いていく。あれからリーダーも替えたし、万全なはず。

たのむしバレるなよーー



それにしても引きが強い。しかし思ったほど続かない。だんだん抵抗が弱くなってきた。どんどん巻ける。

そろそろギョタイが見える頃・・・

プカーッと尾を引きながら回りながら浮いてきたのは、、、なんや、赤くて・・・デカい!竜宮の使いか?なんや?いや、尾に見えたのは、水泡で・・・






マダイや、正真正銘の、マダイや===しかも、でけーーー

嬉しすぎて、あたり一面に響くくらいの、、おたけび連発!



ついにやりました======

ていうか、こんなんいるんやーー海すげー!

本当にキレイで、見とれるほど美しい。



あまりにも嬉しくて、もうちょっとやったら他の同僚のマダイも掛かるかも、とふと欲張り心が働いたけど、時間も遅いので、早々と帰還モードへ。



喜び勇んで浜に戻って、計測。見た感じ、60くらいはあるやろーと







なんと、71cmありました。大きいけど、とても魚体がきれいなメスでした。

初めてマダイを釣ったのだけでもうれしいのに、別世界の大鯛が海の底から訪ねてきてくれた。

できすぎです。



何があるか、最後まで分かりません。。



やはりカヤックは個人戦。

でも最後の最後まで激渋だっただけに・・・次回がまたまた心配に。

今の自分の実力ではもう打開する方法が思いつかない・・・



マグレは続きません・・・でも今は手放しで喜ぼう。そして、夢の実現に感謝!



ダイワ(Daiwa) パイレーツ II MB(ムービングベイト)

インチクで釣れるマダイはでかい。今回もそのことを証明。カヤックが流される状況だと最高。頼れるやつです。


ダイワ(Daiwa) ライトトランク3 GU2000R

保冷力抜群。しかも、スタイリッシュ。私のは3000の方なのでタンデムにちょうどギリ収まるサイズ。普通カヤックなら2000かも。今回、マダイで入魂。これをいつか満杯にしてみたい!


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