蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)KF 9th  ~ 無心 ~

うじのぐっさん

2015年05月26日 21:00

あれから2週間が経ち、

やっとこの場所に帰ってくることができました。




しかし、、あれほど待ち焦がれたこの日に至るまでの間に、

再びまた一つのポイントが閉鎖になった、というニュースが飛び交っています。

この件について、それぞれブロガーの方が自身の立場から発信されています。



そんな折、自分がブログをやってることって一体…と考えました。

というのも、出艇場所問題は、ブログ、その他の情報発信のあり方とも切り離せない問題でもあります。



現況として、ブログをやっていない方からすれば、ブロガーは出艇場所を秘匿しつつ、いたずらに釣果ばかりをさらしているとしか思えない訳ですから、(おそらく)

ズルイ!すこい!なんやねん

と思っておられる方もきっとおられるかと思います。

私も、かつて驚愕&羨ましさ&畏敬が95パーでしたが、5パーくらいはそう思っていました。



しかし、歴史を紐解けば、関西もかつては場所もオープンにしているブログが多数派だったようです。

関東の方なんかは、今でもそうなのかな…と


ただ、不特定多数に発信するネットの功罪、

釣果に魚ではなく人が釣られて殺到し、玉石混交。

多くは良い方なのですが、石の部分、つまり釣果優先でマナーを守らない方もおられ、閉鎖が相次ぐ。



当然ではありますが、ブログをやっていない方々からすれば、

たとえブロガー自身はマナーの模範者であっても、

因果関係から見れば、結局閉鎖になったのは不特定多数への発信したブロガーのせい、ということになります。

これもまたしかり。

それ以来、ブログで出艇場所は伏せるのが暗黙のルールとなったようです。



じゃあ何でブロガーは今でも不特定多数に対して記事を書くの、単なる自慢かい!ということにもなりますが、モチベーションは人それぞれ。

そんななか、ふと、自慢できることも、啓発できるようなことも全くない私が書くのは、、なぜだろう、と。



沈思黙考・・・


やはり一個人としては、

この趣味を通じて、沢山の方と知り合い、切磋琢磨しつつ、成長したい、



というひそやかな願いの形かな、と。

そんなことは一人でやってくれ、という話かもしれませんが、、こうして色々な方と知り合えたのも、まぎれもなくブログをやっているおかげだと思います!


すなわち、わがブログは奮闘録なのですから

釣れなくても

記事は休まず載せていきたいと思っているのです!



ははん~今日のボーズの伏線かよ!と思ったあなた!

ちょっと当たってるけど邪推ですよ!(笑)





そして最近、

個人ではなく、見られる側の人間、ブロガーとして、

見えてきたのは、



この最高の遊びを、めちゃ楽しいよ!とただススメるだけではなく、

カヤックフィッシングを、豊かな自然と、そして人々の営みとも共存する、持続可能なものとしたい


ということなんだと思います。

なので、論を尽くすよりも、そのあたりもぜんぶひっくるめて共有できる、

なんでもいいから一回一緒に浮きませんか?てな不埒なお誘い大歓迎です!



先人のグレートな方にはそのあたりをすでに実体的に取り組んでいる方もおられますが、

私は、キン肉星出身でもしょせんミート君ですので、威勢はいいけど力はない、という。

現状です





そんな中、新規ポイント開拓に行ってまいりました。



さて、今日のテーマは「無心」

心をあける、というんでしょうか?

思い込みがあると、色んな情報が素直に心に入って来ませんよね~

私もカヤックフィッシングを始めてしばらくたったためか

なんかそういう雑多なものが心に入ってきているような気がしているところであります。




とらわれのない心というのも

時と共に積もるものもある中では、特にオッサンには、、とても難しいことです。

そう、このよごれた赤潮のように・・・



釣りもしかり。

海は毎日どころか、刻々と変わるもの。

釣果情報なんかも、さらっと頭の片隅くらいにしとかないと、思わぬ大きな失敗につながってしまいます。



海に出た途端、目の前に広がる読み切れないビッグデータを

人間の知恵と経験で釣りに昇華していくのが、カヤックフィッシングの醍醐味である



そのことを再確認すべし!

さて、今日はどんな海なんでしょうか?




出た途端、豪雨のようなどよめきとともに、噂通りシラスナブラが湧いています。

この辺は前情報通り。

ただ、そんなに大規模ではないっすね~



ハマチがそんなに好きではない私は、少し釣れたらもうイイかなという気持ちなので、

無視して本命の真鯛を狙います。



しかし…

派手な魚探反応のオンパレードにも関わらず、

真鯛はおろか、他の魚からのコンタクトもなし。



…海が全面的にシラスナイズされてしまっているようです。

てか、ヘタなだけのような…



仕方なく、、後ろ髪を引かれデススター並に難攻不落との噂もあるシラスナブラ要塞に挑みます。




しかし…魚探に映るデススターボールにジグを放り込んでも、、

飛ばないミノーを引いてみても、釣れません。。



デススター内にはめちゃめちゃハマチがいることは分かってるのに、無力感が漂う。

手を変えジグを変え、でやっとヒット。




私のつたない技で撃墜されるのは、数百分の1という現実。

日本軍の高射砲並の打率であり、

これ以上こだわっても、しょせんハマチ。B29ではなくP51くらいしか落とせないため、あえなく撤退。



少しづつ沖へ進むと、海面に見た目の変化はないものの、壮大な魚群が次々に通り過ぎていきます。




どうせ沈んでるハマチやろ、と思い、ハイピッチで攻めていると

明らかにハマチとは違う魚がヒット。

めちゃ引く。

ひょっとしたら大鯛?と思うも、横にも走るのでNO



ただ、おそらく青物だし、多分ワラサあたりだし、そんなにデカくないし、と竿から体に伝わるものにだんだんと頭が結論を出していくが…



重い…なかなか上がってこない。

それにしても良く引くわ―





正体は…メタボなワラサ 67cm

砲弾のような太いワラサだけど、やっぱりこのサイズにしてはよう引いたな~という印象。

GWに釣ったワラサとは全く別物のパワーでした。倍は引いた!

スレでもなかったし、なぜだ!

わからん!



次はタイラバで真鯛を狙うが…

水深45m。ファーストダッシュで針を延ばされ、バラシ

こんな浅いとこにももう入ってきてるんや~





この日、真鯛のアタリは、このたった一回のみ。

こんなにアタリが少ないと、食いも浅そうやし、バレ率の高いタイラバ真鯛はマグレしか無理

昨年の秋はアタリ一回でも大鯛獲れてたけど、、マグレはそうは続かないからマグレというのである…




より反応の良いジギング中心で狙うも、釣れてくるのは根魚やレンコばかり。




真鯛に関しては鉄板かと思い、必ず釣れると思ってたんですが、

自信ではなく盲信だったようです。

ほんまにあかんよ、俺…




結局、最後まで真鯛の居場所、というか、今日の状況にマッチした釣り方が見つけられませんでした。

けど、自分をバージョンアップせんといかんと強く思えたので、

結果的には良かったと思います。




そしてイルカさんの登場により、魚のアタリも全停止。




無論それであきらめたわけではありませんが、潮も止まり、本気で全停止してしまったので、、

あかるい明日のために、早上がりとしました。




またまた貧果ですが、自分はこんなもんやー

はっちゃけようとすれど、はっちゃけませんの現状です…



また、次、頑張ります!


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