凡打連発の惨敗劇から一夜明け、
まさに高校生ばりにハードかつNOFEARなスケジューリングで
気が付いたら波打ち寄せるマウンドの上にいました
ともあれ二日連続で海に出るのは、昨年の5月にカヤックフィッシングを開始して以来、初めて。
たった一日で海がどれだけ表情を変えるのか・・・とひそかな探究心が頭をもたげる
昨日のことを思い起すと、悲観的な観測が払拭できないものの
純粋に一日で海の針がどのくらい振れるのか、その振れ幅にはとても興味のあること
今回のテーマは、
「集中」
とにかく暑くて集中どころではないですが、自然の小さなささやきに全身これ耳とし、全力傾注し、
釣りという形で表現したいと思います。
今回は昨日の場所から少しばかり離れた出艇場所であるものの
一応初場所です。
出てすぐのところで試しにシャクってみたら、
ジグより小さいチダイ。(マダイじゃないよね)
彼は一体何をしようとウキウキとジグに近づいてきたんでしょうか・・・
ロデオ?
サイズはともあれ、今日こそはジギング、行けるのか?とほのかに期待させるものの、
次に狙った潮目ではシャクレドモしゃくれども反応なく、
絶対何かが付いてそうな潮目なんだけどな~とひとりごつ
そしてタイラバでアコウ。
こいつは鉄板。必ず釣れます。
ここなら絶対ジグでも行けるはず、と
再びアコウ、しかしちっさいアコウ。
最近ぜんぜんマダイを釣っていないので、マダイ淋しさにタイラバで探っていきます
ただ・・・やはりアタリなし。
そして、なんか来た、と思ったら
ホウボウ。
リリース。
ホウボウって僕の中ではレンコダイ以上にマダイの引きに近い気が。
グーンと引っ張る前アタリとか、中層でそれなりに突っ込む所作とか、なかなかに期待させるだけにガッカリ感が深まる
レンコはマダイより突っ込みが浅いのと、チョコチョコと軽い暴れ方をするので分かりますが、
そういう意味では、その時々で色んな魚を偽装する、エソの方が名優か
引き続き、マダイを探します
初場所、ポイントを探しつつ
粘って粘っての、たった一度だけマダイ確定のアタリを得るも、、、
ファーストダッシュで針が延ばされ、機会喪失
針曲げるくらいの大鯛なら、群れてない ⇒ なので私はけしてマダイが寄ってる場所を見つけたんではない
うすうすそう思った通りに、その後は全く音沙汰なし
すると、カモメがやってきた
もうダメっぽいマダイは置いといて、さっきからちょっと気になっているのは、ベイトの群れの動き
こんなのがたまに直下を通過していきます
カモメの彼らは、ベイトの動きや習性を熟知していて、
フィッシュイーターに追い立てられて海面を割る、その最も確率の高い場所で、網を張ってる
それこそ僕と同じ、魚を探しながら常にポジション修正しているカモメたち
ここからは、何気なく釣りをしながらも、全身これ耳となって、、ベイトが追われている理由を探します
必ずどこかで捕食音があるはず
神経を集中すると、それこそ、自分のパドリングの音まで気になりだします
ほんの小さな、もじりや、魚が捕食する音に耳をすましつつ、、海面を滑って進む
というのも伏線がありまして、前日近い場所で浮いたときに、一度だけ幻のようなナブラを見たのですが、
遠くに見えた蜃気楼のようで
結局キツネにつままれたままだったので、今回こそはと
そして、
じっと耳をすませば・・・
お!見つけました!
やっぱり先に見つけるのは、目じゃなくて耳
音の来た方向を目視すると、だいぶ沖で小さなボイルが発生
でもあまりに規模が小さい・・・こりゃ気づかんわ・・・
コソッと・素早く・近づく。
すると案の定到着したときにはすでにナブラは沈下。
ガーン・・・
トップでの捕獲は絶望
でも、良く見ると、ナブラの
痕跡が
水面下に目をやると、残酷ですが、命を散らしたベイトの目玉!がキラキラと漂っています
前にも見たことあるけれど、、これは、、、
ジギングなら勝負できるかも
さて、ナブラは多々あれど、
↑シラスナブラ、これは何も痕跡がありません
しかも・・・頑張れば何とかなることもありますが、ほとんど釣れません。。
そして、
↑イワシナブラ。これは食い散らかした鱗がキラキラと漂っているのですぐわかる
イワシって名の通り鱗が触れただけで取れてしまうような弱い魚です
一番ド派手なナブラなんで見つけたら最高に熱いナブラ
そして、先月も同じ体験をしたので、やっと点と点が一本の線になったのですが、、
今回のナブラは・・・きっと
アジナブラ
そのあとには、食い散らかされたベイトの目ん玉が漂っているのです
ただ、私もナブラに遭った経験が少ないので、
エラそうに言っても間違っているかもしれません(ご指摘ください)
こんな純粋な発見があると嬉しい!
シャクリにも力がこもる!
すると
しゃくり終わりの小さなフォールに入る前の、ジグが横向いた瞬間、
ドン!
ギギー
やっぱまだいた!
久しぶりの青物の引き、熱い!
久しぶりに来た!総天然色の青物!
釣ったのは記憶の中でモノクロになるくらい昔な気がする・・・
よっしゃ!
渋い中での捕獲なので嬉しさも際立つ
続けて青物を狙いますが、、
群れの規模がちっさいのと、3次元で動き回ってるので、なかなか捕捉できません。
やっと捕捉して、、再びボイルのあったところを攻めるも
今度は同じパターンでは反応せず。。
そこで、思い切ってやり方を変えると、
ガツン!といきなり手応えが
うお!熱い!
ファーストランがなかなか激しい、さっきよりデカいな・・・と思ったら、あっけなく
ラインブレイク
がーん
はい。これも私の
弱気のせいです。
切れたのはPEでもリーダーでもなく、
せこく小物もさらってやろうと間にかましてた、ジグサビキの道糸、ポイント切り替え地点でのブレイクだから。
大ハマチならいざ知らず、やっぱワラサクラスだと持ちません!
ていうか、ジグ以外のサビキ部分に喰ってきたことが一度もないような
そんな約立たずのジグサビキなんか、もう捨ててやる!!
その後はナブラも二度と見ることはなく、
せこく根物を拾って、
マハタ。
良型のマハタはファーストダッシュがイカツイので好き
しかし当然、地合いではない
11時で沖上がりとなりました。
相変わらず今日も渋かったですが、久しぶりに青物の引きを味わったので、楽しかったと言える!
カヤックフィッシング最高!
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