男子家ヲ出ズレバ七人ノ敵アリ、といいますが、
そもそも家を出る前に
父が
こっそり海に行こうとすると、
二つの
反対勢力がいます。
一人は妻。古参の勢力です
そして最近もう一人その戦列に加わったのが
長女。
釣り好きに育てたつもりが、今度は逆に
「私を釣りに連れてくまでは、パパは一人で釣りに行ったら絶対ダメ」と、
思わぬ形で造反されてしまいました
と言うわけで、最近は完全に母港にひきこもり予備役扱いとなっていたプロ2タンデムを引っ張り出して、
親子カヤックフィッシングに行ってきました。
今回のテーマは
「一体」」
まさに釣り人と船頭との一体感といいますか、
親子一体を目指したいと思います!
さて、当たり前ですが、安全第一の親子カヤックフィッシングはとても気を遣います。
なので今までも行きたくなかったわけではモチロンなくて、なかなか行ける予報がなかったというか!(言い訳)
実質、高気圧に覆われるこの季節しかなかなか行けません。
そして、予報が鉄板の凪でないと!
しかもウネリは厳禁です。結構うちの娘は船酔いに強い方ですが、第一危ないし、やっぱり子供なんで、ながくいると酔います。
そして次に大事なのが釣果。
子どもは釣れるのが当たり前と思ってる危険な存在
こればっかりはどうにもなりませんが、「釣れない時間もあるけど我慢できる?」と聞いたら
「釣れるところに連れて行ってくれたらいいやん」
とツレナイ答えが
しかし海に出てみると・・・
まさに温風至(あつかぜいたる)のとおり、
夏の海まっしぐらな
夏枯れついに来たか!
さっそく、ポカーン。。
早朝のゴールデンタイムも、まったくアタリすらありません。
娘タイラバ
父ジギング
のコンビで流しますが、
浅場で父に謎のフックアウト一回のみ。
完全なべた凪なので、様子を見つつ沖を目指します。
しかし、水深を刻んでも、時が刻まれるのみ
父のジギングが無反応なのはまだしも、タイラバもダメってそんなことないんでないかい?
と言うわけで、娘のタイラバを借りてちょっと探ってみたら、
夏らしい一匹
でもこやつが釣れるときは地合いでも何でもありません
ただ、ベイトが判明
コウナゴ・・・
厳しい戦いが予想されます
その後も長い
沈黙・・・
娘はタイラバを巻くのに疲れてしまい、就寝
その間父が、ねんがらねんじゅうジギングで狙える、とってもやる気があるけど、かわいいやつ
レンコダイ。
さて、ジグを引いてくると、、なんだかジグにぷら~ん、とクラゲの触手?みたいなゼリー状のがぶら下がってます
きたないのはキライなので、いつもの調子で素手でクリーニングしようとしたら、
バチン!
と静電気みたいな
激痛が
死してなお毒を持つ、おそるべき
クラゲの触手
ノーマルクラゲのなきがらだと思って油断して
ドレインタッチされてしまいました・・・
こんな時も、いつも釣れるんだ
四六時中ハイピッチ一辺倒なので疲れそうなもんですが、最近慣れました!
あきらめずジグを躍らせてると、ジグを止めてくるのは、
やっぱりレンコなんだ
しかも反応してくるのはコウナゴ系のジグだけ
でもコウナゴ系のドヨドヨアクションではなく、キビキビアクションさせないと食ってこない、謎
小さいので逃がそうとするも、帰れなさそうなのでキープ
さて、楽しそうにしている娘ですが、
ここまで、
娘が全く釣れてないので、父
焦る
釣りの腕はともかく、釣れる場所に連れて行く船頭能力には少し自信があったのですが・・・ガックシ
浅場へ戻っていきます
すると、まったくチリすら映ってなかった魚探に
これはアコウが釣れるしかない、という雰囲気の場所を発見。
緊急停止。
私だけの思い込みかもしれませんが、アコウって特有の反応があるんすよね・・・
やはり!
娘の竿が曲がる!
遂に来たか?
正体はやっぱりアコウでした♪
やっと娘にも釣れて、一安心。
続けて、もうひとつ
結局、沖は超シブイ海で、最後のチャンス、たったこれだけでしたが、神様が娘になんとか釣らせてくれました!
これで終わりと思いきや
浜へと戻る途中、
水深10メートルそこそこのドシャローで怪しげな反応を発見
これは、雰囲気からして、
子どもの味方の、アレちゃうの・・・
ジグサビキを投入すると、思った通り、アジです。
15~17㎝くらいのコアジですが、瀬に着いてる居付のアジとかではなく、
かなり大きな群が入っているようで、
入れ食いモードに
延々釣れ続きます
娘、大喜び
まさにファミリーフィッシングモードに。
やっぱりこういうのがいいですね!
いくらでも釣れる感じでしたが、40匹ほど釣って、昼に差し掛かったので、沖上がりとしました。
最後の最後で、娘のために憎い演出するな~神様は!
カヤックフィッシング最高!
久しぶりに娘と釣りができ、しかもちゃんとどっちも楽しめる環境をくださったことに感謝!
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