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Posted by naturum at

2015年08月16日

寒蝉鳴(ひぐらしなく)KF 18th ランガンし畢んぬ ~ 縁 ~

お盆も終わりに近づき、おそらく最後のチャンスということで、

隙を見計らって浮いて参りました。



さて、今回のテーマは「縁(えにし)」

死者とのえにしを偲ぶお盆だからという訳ではありませんが

今日ははじめましてのパパ3さんとの釣行です。



最近、こんなチンケなブログなのに声かけてくださる方も増えてきましたが、

こうして奇しくもタイミングが合い、コラボに至ったのも、一つの縁



釣りに関してはおそらく私よりずっと先輩ですが、(人生も)

カヤックフィッシングは全くの初めてということで、、



それなら安全かつ楽しく、そして必ず釣ってもらいたいと

水先案内人の私も、否応なくチカラコブる状態。



しかし、、最近の私の釣行をご覧になっている方は分かるかと思いますが、、

非常に厳しい戦いが予想される、昨今の逆境であります



私の一年前もそうでしたが、デビュー戦は将来を左右する、keyとなる戦い

死の海の剛腕さく裂により

カヤックフィッシングにほのかな期待と希望を持たれている、

パパ3さんの選手生命をイキナリ絶ってしまうかもしれないと思えば

気が気でなし



パパ3さんは、仕事終わりにそのまま車を跳ばして来られるということで、到着は7時頃になるとか。

到着時には浜へ一旦帰り、再び水先案内するつもりで、



正直、釣れるんかい?ってな心配も有なので、、

偵察がてら私だけ単独で5時に出艇。




さて、今日はどんな海なんでしょうか?

浅場から斥候を送り込んでいきます





が・・・・・・・異常なし

天下泰平なまま疑似餌が帰ってきて、1時間が経過



やな予感が現実に

雰囲気はそこまで悪くないのですが、ちっさいアコウが引っ掛かった以外は、開始から全く魚信なし。。



あかん、これ、前と全然変わってないし・・・

ご一新されている期待もあったのですが

早くも結論が出てしまいました



もわーんと釈然としない泰平な状況の中、かすかに匂うポイントでジグを躍らせていると、

中層でゴチンとジグが止まる

引きは弱いが、、走る走る

なんだなんだ



ハマチに満たない?ツバス

なんだ
ツバスか~

前回と同じ、はぐれ青物パターン。後が続きません

先ほど見かけたプチボイルの正体はこれ?



その後も色々探ってみるも、、出艇から2時間、全く好転する気配なく、

嫌な予感がしすぎるので、ついに思い切って出直しを図ることを決意



ちょうど到着して準備されていたパパ3さんへLINE

せっかく来てもらったパパ3さんには申し訳ないのですが、カヤックを片づけた後、

車2台連なって、ここよりはマシと思われる出艇ポイントへと急ぎます



9時、今日2度目の出艇

カヤックでランガンするのは、カヤック始めてからこれで2回目

吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、この決断が奏功することを願いつつ




しばし探ってみたところでは、結局ここも一緒かい!ってな感触だったのですが



脇の私は今日の物語の文脈を読めてなかったのでしょう

出艇早々に、主役のパパ3さんに朗報が



驚!

あまりにいきなりの、真鯛すか!

貴殿、、持ってますか!



そもそもこの季節にベイトも入ってない状況でマダイを狙うのは博打的要素もありますし、

決して今日の状況自体も良くないのに、カヤックの初魚がマダイとは・・・さすが!



私なんかまともに釣れるまで半年以上かかったのに・・・



ともあれ、、私としては水先案内人の使命も無事果たせ、安心しました♪

一転ガイドの私はというと・・・



やっと釣れたと思ったらビッグな切り裂きグーフー

ネクタイも運勢も完全に何もかも持ってかれてる感有・・・



しかもここで天候急変

釣りやすかったのは最初の小一時間くらいで、風がどんどん上がってきました。



白波がずらりと広がり、風も一向治まる気配なく

釣りにならないばかりか、浮いているのも危険な状態になったので、昼をまたずに早上がりとしました。





その後、パパ3さんと別れ、帰宅途上。

こんな時間がある時こそ出艇ポイントのカードを増やすべく、

懲りない男は気になるポイントで本日3度目の出艇。



しかし場所を変えて風がいくらかマシにはなったものの、あまり収まっておらず、

ひーこら言いながらぎ、ひたすらぎ、

流す時間よりぐ時間の方が長くなっても懲りずにぎ、

いつも通りメシも食わずにぎまくったんだけれども



状況はどこも変わらないようで、

なんとか40upのマシなアコウ一匹だけ掛けて、、調査は終了。



今日は(今日も?)何しても裏目。

こんな時は素直に諦めたほうが良いんでしょうが、、

諦めたら馬鹿の切れ味も鈍ってしまうので・・・ポツダム宣言をシブシブ受諾



日本の一番長い日、畢(おわ)んぬ。



さて、今日は自分的には散々な状況でしたが、精いっぱいやってみたよ

でも同行者が無事良い獲物を釣ってくれたことで、その笑顔が見れたので、、



結果的に・・・・カヤックフィッシング最高!だったよ



楽しめたかは微妙ですが、、同行してくださったパパ3さん、ありがとうございました!

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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(16)撃沈海況判断ミス

2014年10月22日

絶対オカシイし、勘違いしたらアカンKF 20th 巨マダイ再び ~ 天国と地獄 ~

先週、マグレとはいえ自分としてはこれまでにない釣果を挙げ、燃え尽きた感のある私・・・

今までのウップンをはらし、今まで怒涛のごとく浮いていた反動もあり、しばらくはカヤックやらなくてもいいかな、、なんて思っておりました。

しかし、休みのたんびに風!風!風!(byタクジグさん)だったお天気が一転、週末久々に良況となり、楽しそうに浮いておられるカヤッカーの皆さんのブログを見ていると・・・フツフツ・・・と。

そして、いつの間にか・・・海快晴と天気図とをためつすがめつしている私がいる。

しかも!今週末も海況よさそうやん・・・ええなあ・・・(でも今週末も行けないし)

ハァー(ため息)


そして、それから 13DAYS LATER...

振替休日を取得し、、やっぱり、来ちゃいました。。

体調回復のため、仕方なく。本当に仕方なくですよ・・・(某R先輩風抗弁)




今回のテーマは「天国と地獄」

なんやそれ?って感じですが、前回身に余る天国を味わったので、絶対オカシイし、今度はきっと地獄やろ、という推定です。

らしさ、ですよやっぱり。

そうでなくては、、ひとりぼっちの海原de..らしくありませんから!


でもその地獄から這い出してこそ、その先に、ふたたび天国がある・・・

つまり、小手先ではなく、本当の意味でのレベルアップがしたい・・・


まあ、地獄と言っても、楽しい地獄なんですけど(笑


今回の狙いはずばり、青物です。

初KFの記念すべきハマチ一本
以来、青物はとんとご無沙汰な私。

ジグをしゃくってしゃくってえ、、ズドン!!じゃいいーーん(妄想)

ああ、、青物に会いたい。。



今日は南西の風3~4メートルといった予報。

高気圧が張り出して微風・・・そんな理想的な日なんかではモチロンなく、前線がど真ん中でかかっているので風が弱いが、雨が降る・・・そして寒い・・というフツーならけして選ばないB級日程。

海上にいる間はミッチリ雨が降る予報やけど、ウインドサーフィン時代から寒さには耐性があるハズ(吹雪でも海に飛び込んでた)なので、風さえないなら釣りは成立するだろう、と。

ただ、前々回に予想外の爆風で大自然にキツイ灸をすえられた反省にたち、うねりの周期や周辺の予報などなどじゅうぶん総合的に情報を判断して、なんとか浮けそう、ということでやってきました。




今日は大潮だった前回と比べて、やはり潮があまり効いていない・・・やな予感。でも今日も初日やけど一応大潮やし。

沖へと進むと、、

40メートルラインを過ぎたあたりから、風が強まります。

ビュオオオオおおおおお

あれ?どうう考えても3~4メートルの風とちゃうと思うんやけど・・・

予報では風は収まっていくハズなので、まあまあいずれ、今だけやろ・・・と思いながら潮目を探していきます。


それにしても今日は潮も効いていないし、浅場にもベイト反応はほとんどない。

やっぱり柳の下のドジョウ系ラッキーはないな・・・とブツブツと言いながら沖へ向かう。




そしていよいよ強くなる風。推定5メートル。

ラインが・・・川か!というくらい流される。。無論タイラバは底とれず成立しない。。


ただ、あきらめないネチコサが信条の私。

前回ジギングロッドが序盤で玉砕したこともあり、青物一本勝負のジギング縛りはのぞむところ。

しかし、次第にパドリングが修行状態に。


すると、70メートルラインに出たところで、にわかに強烈なベイト反応が!

魚探がまっかっか!!水深が2メートル?魚探がバグってる!

ステータス異常です。

ドラクエで言うと、いわゆる「らん」あるいは「マヌ」の状態に。


濃いベイトにドサクサでジグを放り込んだら、、やっぱり、ズン、と来た。

ただ、重いだけで引かないしザブトン引っ張ってるみたい。

上がってきたのは・・・




また、あなたですか!

強制退去命令。




その後もドンドン上がる風。

パドリング修行を通り越し、高負荷の筋トレ状態に。

たった数回流すために、10分漕ぎ続けとか、効率悪すぎる。。


しかし、魚探反応は良好。ベイトの下に単体魚の反応も映り出した。

この展開、なかなかあきらめきれない。。

けど、ゼンゼンまともに釣りがデキン。。


絶対オカシイ・・・予報では3~4メートルの風ちゃうんか。。

ところが現実は風速7メートル以上。ブローは10メートルくらいかも。

いよいよ危なくなってきた。

ついに、、8時の時点で、あえなく帰還を決意。

前々回に引き続き・・・総員退艦命令





ところが、一旦帰ると決めても、向かってくる突風とうねりで超鈍足艦となり、時速1~2キロくらいしかスピードが出ない。いつまでも同じ景色でルームランナー状態

しかも前回平均時速6キロでも30分かかったポイントなので、このままだと2時間の強制マッスルトレーニング確定。

短時間の無酸素系ターボパドリングならドンドン進めるものの、長時間はムリ。だからといって長距離用の有酸素パドリングでは時間がかかりすぎる。


色々考えて・・・やっぱアカン・・・出艇場所まで徒歩で帰ったほうが早いんちゃう?と・・・近くの浜へ緊急避難。

そしてライジャケ姿で漁村を単身ランニングして出艇場所の駐車場へ。

車でとんぼ返りして、カヤックをピックアップ。

はずかしながら、無事内地に復員完了!


~~~


この時点で10時。

前回はガッツリ釣って早上り!!とか言ってたけど、既定路線通り、ガッツリ吹かれて早上り!!ですわ。。

そそくさと片づけも済ませ、服も着替えて、傷心をかかえながら家路に就く。


しかしこれほど完膚なきまでヤラれるとは思ってなかったな・・・やっぱり「天国と地獄」だな、ようできてるわテーマ・・・と哀れな自賛。


だんだん風が落ちていく海を横目で見ながら、帰路のドライブ中、ふと。

あ。そや。元々今日行きたかった、yassunさんに教えていただいたポイントやったら、大丈夫ちゃうかな・・・。

あそこなら南西の風に強いハズ。

あっという間に、ハンドルを切ってUターン・・・

~~~

そして、、11時再出艇。

アングラーの執念あさましきかな、クタクタのハズなのに執念の第2章スタート

早朝は暗くて出艇ポイントがいまいち分からず、ご新規さんなのでトラブルになってもいけないので、あえてパスしていましたが、無事出艇することができました。yassunさん、ありがとうございます♪


幸い、予想通り海況は良し!張り出した岬で南西の風がみごとに緩和されており、3メートルくらいの中風です。

これがホントの3メートルの風、ですよね。。

タイムリミットは13時。2時間限定の勝負ではありますが、、これならいける!


週末の情報で、このポイントは浅場の30メートルラインがいいらしい、とのことなので、重点的に攻める予定。

というか、それ以上沖へ出ると、爆風ふきすさぶのでどのみち選択肢がない・・・


沖を見ると、ちょうどいい感じで30メートルラインに潮目ができている。

チャンス!


パドリングで必死でラインキープしながら、ベイトがあまり入っていないみたいで青物の気配がないので、なりふり構わず打率の高いタイラバのバットで打ち込んでいきます。

すると、トトン、と竿先が引き込まれる。幸先よくヒット!




少し小さいが・・・弱気&時間ないので、しかも美味しいし、など総合的理由によりキープ。

これでボウズはとりあえず脱出

地合いが来たかも!ということで、アコウを〆る前に、すかさず爆雷攻撃を続行。


すると・・・ヒュンヒュンと小気味よくドラグを鳴らし、竿を叩く魚がヒット。予想通りの連発。

青物?とアワい期待を持って上げてくると・・・




巨エソ・・・しかもスプラッタ系。

やっぱり奴らは色んな引きを模倣します。大半は重いだけで引かないですが、今日もまんまとダマされました。

エソごときにドラグ鳴らされるなんて、、悔しイ。。

ドラグと心を締め直します。


短時間勝負なので、気を取り直し、猛パドリング&あらゆる方向から爆雷投下。



マハタ。小さいので送還。



アオハタ。やはり小さいので送還。

水深が浅いせいか、皆元気に帰国していきます。


ここで地合いは終了。そのうち潮目が消えてしまいました・・・。


それでも残り少ないかすかな潮目を重点爆撃してきます。

こういう魚っ気が一旦消えたくらいの方が好機だったりする(と信じる)


徒労とも思える、回収&投下。

タイラバはまさに我慢の釣り。

毎回同じように見えても、小さな感触の変化を頼りに、落としていく。

時計は12時30分。リミットは13時。あと少しだけ時間がある。

そして、無限回廊と思われた反復に、突如終わりが・・・。


いつも通りクラッチを切ると、降下の途中・・・突然スプールが急回転

フォールとは違う異常なスピードでラインが出ていきます。いくら鈍感な私でも、絶対オカシイ!と気づく。


すかさず合わせを入れ、巻き取ろうとすると、強烈な抵抗が。そして、さっき締めたハズのドラグが、、軽々と回され、ギュィィーーンと一気に数十メートルラインが引き出された。

間違いなくデカい!こんな30メートルの浅場で?一体何がかかった?

先週の大鯛よりも強烈な引き。青物か?


リールを巻こうとしても、空回りして全然巻き取れない。。

そして、ドラグは鳴り続ける・・・

普通なら動揺してしまうところ、なぜか気分は最高に。スゲースゲーと思わず笑い声が出て、これからの大物とのやりとりを楽しもうという気分。


というのも、単なる感触ですが、タイラバ特有の巻き上げ時の追い食いでかかった訳ではなく、フォールでひったくられたせい?か、どうやらフッキングがいいみたいで、バレる気がしない。

絶対魚の顔を見てやろう、と決心。


相変わらずリーリングしても空回りだが、次第に10センチづつくらい巻き取れる。

まだまだ巻ける量よりラインを出していく量の方が多いが、途中から一定のペースで巻き取れるようになった。

あと、30メートル、20メートル、となっても相変わらずのやる気でドラグを鳴らしてラインを出していくので、きっと青物だと確信。


リーダー入って、上がってきたのは・・・




あれ?また、マダイやーー!!

しかも破格にどでけえーー!!

タモに不安を感じるほどの強烈な重さ。

先週のマダイより大きいかも。それより何より、体高がハンパない。丸々としてる。




爆風で強制送還食らった後の再出艇、、しかも耐え忍んだ末の執念が引き寄せた結果、、

思わず天を衝く、渾身のガッツポーズ!



今度は本当に、どう曲げてもクーラーに入りません。(汗

なのでこの通り。




帰り。

突堤のアングラーたちに、奇異の目で迎えられる、はみ出した巨大な尻尾。。


今日のベイトは、これでした。




写真には映ってませんが、ゼイゴがあったので、大きさから中アジかな?と思います。とてもベイトとは思えない骨の太さ。いいもん食ってます。



計測したところ、86cm、8.7kgの圧巻の巨体でした。

〆る前ならもっと重かったかも。

先週のマダイより4センチしか体長は違わないのに、2.5kgも体重が違うのにビックリ。丸々としてます。



今日のマダイは、母が捌いてくれ、娘が盛り付けてくれました。(妻は?どこに?・・・妻と私は・・食べました。。)


ベイトが違うせいか、先週のマダイたちより明らかに脂が乗ってる。

一般に60センチ以上のマダイの味には疑義があるところみたいですが、それらを完全に払拭し、、、

めちゃ旨かったです!



そう言えば、期せずして2週連続の自己記録更新・・・

絶対何かオカシイし、自分のコトだけは、絶対勘違いしたらアカン。でも、なぜ?


海は不思議です(結論)


地獄を味わった先に天国があるということでしょうか・・・門を叩けば開かれる?あきらめずやれば成功する、、?

でもまだまだ不思議です。

うー

これからも、釣りから色々人生ついても学びたいと思います!


ともあれ、カヤックフィッシング最高!!×2

ジャッカル(JACKALL) ビンビン玉 限定クリスタルカーリー
ジャッカル(JACKALL) ビンビン玉 限定クリスタルカーリー

やっぱりこれ。どんなマダイも海の底から連れてきます。高いけど元がとれます(笑

YGKよつあみ ガリス ウルトラジグマンWX8 200m
YGKよつあみ ガリス ウルトラジグマンWX8 200m

前回の高切れで今回から8本編に変えました。少ない力で快適にシャクれる!別次元です・・・もっと早く替えたらよかった(笑

クレハ(KUREHA) シーガー 船ハリス 100m
クレハ(KUREHA) シーガー 船ハリス 100m

ESOを掛けたらガサガサ。サゴシが通過したらバッサリ。最も更新頻度が高いのがリーダー。リーダー専用品より滅法安いです。おすすめ。  


Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(18)海況判断ミス

2014年10月02日

リベンジKF 薄氷 18th ~ 愛 ~

台風来襲が予想される今週末。

そのスキマで、何とか浮けそうな予報が出たので、やってきました。



とはいえ、元々一週間前に天気図を見て、ばっちりな日に休みをとったつもりだったものの、その後の半週間ばかりで天気図が変わってしまった・・・。

そして、当日も到底浮けない予報が日本海にずらりとひしめく中、なので、、



まさに薄氷を踏むようなカヤックフィッシングです。



今回のテーマはズバリ「

最近、あまりのハイペース浮遊ぶりに、カヤックにどっぷりハマってるね、と色んな人に言われます。

ハマっている、、その通り・・・いや、ハマってるというとまるでジャンキーのようですが、、

私はカヤックにハマって愛してます! (訂正)



愛するからこそ、まずは安心・安全が第一、と思うのですが、、

やっぱり愛は盲目。

何とか浮けないかな!という情熱は、予報を悲観的にではなく、好意的に解釈してしまうきらいが。



今回、海快晴、GPVを見て、近隣ポイントの爆風情報とはウラハラに、なぜかこの出艇場所だけはともに微風の予報。

朝方は2~3メートル、昼までに4メートルの予報。



行けるやん(喜)



しかし、フト思い返す。なぜここだけが?他は朝から6~8メートルの爆風なのに?

不思議だ・・・そして不気味だ・・・

いずれにしても昼までにだんだん海況は悪くなっていく予報のため、短期決戦を挑むことを前提に釣行を決定。




さて、今回の出艇場所は、くしくも前回出家しそうになった、いいイメージが全然ない場所。

リベンジすることを誓っていましたが、最近の情報では、「青物の反応はあるけど、食ってこない」との話も。



しかし、ここでも私の足りない脳のなかの「愛」は好意的(都合の良い)解釈を下します。

たとえマグレでも青物釣れたら嬉しいやん・・・(アホ)



予報には半信半疑で現地にやってきたものの、意外にも?予報通り海は凪いでいます。




6時、希望を胸に漕ぎ出します。

風も微風なので、お土産狙いで小一時間ほどシャローで、ジギングロッドによる似非ギングを試みます。

・・・しーん。



私のテクがないせいかもですが、この時間でも無反応だと多分ずっとダメやな・・・と、諦めて沖へ。





さて、前回から搭載の魚探。

浅瀬からバシバシとベイト反応を投影します。こないだのホームとは全然違う。この海域、いい感じです!



微風なのでスムーズに70メートルラインまで出たところで、いい感じの潮目を発見。

ベイト反応も上々。

ところがこのラインあたりから、風が強まります。

ビュオオオオオ

予報の倍以上は吹いてる・・・(推定4~5メートル)



釣りができないまでは行きませんが、ラインが流され、流しなおしつ、フネも流され漕ぎ戻りつで、思ったところにしっかりターゲッティングできず、なかなか大変。



ただ、打ってみたいポイントには事欠かないので、色々手を変え品を変えで楽しいのですが、、

使用済みジグ、漁具が増えるばかりで、私の腕ではヤッパリ食ってきません。



そうこうするうち、地底にうごめく強い反応を発見。

私のニワカ魚探知識によれば、これは、おそらく根魚だな、という反応。

マダイだったら嬉しいけど(多分違う)



ベイトが入っているので、あくまで頑固一徹ジギング勝負で行こうと心に決め、足の遅い根魚に合わせてスローリトリーブ&長めのステイの合わせ技で。

するとステイしたところで、ガツン。

ヘタな私がここぞと狙ったパターンで答えが出るのは、とっても珍しいことなので、久々にシビレました。





久しぶり?の地底人ガッシーラ(notウッカリ)

魚探予想とも合致。いいのかわるいのか・・・



続けて、流され戻りつしながらも、良い反応を探していきます。

すると、今までにない最高?の魚探反応が。

今までもベイトはわりと頻繁に映っていたものの、今度はベイトを青物?が上へ上へと追い上げている食物連鎖バリバリの反応を初めて発見。

これは、私でも釣れるんでは!?、という状況です。



ベイトと思しきスリム系のジグを落としていくと、魚探反応どおりの水深で、ズドン!

よっしゃ!

が・・・・即バレ。

おかしい・・・ジギングでバレるなんてあんまり経験ないのに・・・



管理不足でジグのフロントフックがサビサビだったので、即効で交換して、流していきますが、今度は簡単に食ってくれません。



そうこうするうち、いよいよ強くなってきた波と風。(推定6~7メートル)




しばらくはいなしていましたが・・・やがて白波が。(推定8メートル)




それでも粘っていましたが・・・白波がブレイクしてる。。




それでも粘っていましたが・・・カヤックが波であおられる。。




ぐるんぐるん・・・おそらく風速は10メートルくらいにはなってそう。

まさに、もう釣りどころではありません。。

ついに帰還を決意。



決意したは良いが、すでに波が高くなりすぎており、カヤックの方向を誤って横波を受けようものなら一発で沈してしまいそうな波に。

しかもここは水深60メートル・・・

かすかな絶望と、後悔とがジワジワと押し寄せる・・・



元々最後は風に乗って帰ってこれることを想定して、南東方向の沖に出ていたのですが、、

反面、帰りは背後からまともに波を受けながら進む形になるので、ここまで波が高くなってしまうと、一歩間違うとバウがうねりの腹に突き刺さって転覆してしまうピンチに。



少しでも操作方向を間違うと即撃沈なので、、

ファイト一発!!大声を出してみずから気合を入れ、集中力を高める!



波の推進力を利用しつつ、それでいて波に巻かれて沈しないような、波の腹を縫うような微妙なラインどりの操船。

命がかかっているので、緊張感が最高に・・・。

ウインドサーフィン時代に身に着けたうねりをかわすボード操作が、思いがけず役に立つ。



岸近くになると次第に大きくなるブレイクに、、遭難も覚悟する状況でしたが、、

なんとか命からがら帰着しました。





白波全開。


9時半に無事・復員。



【本日の戦果】

カサゴ28cm×1

【本日の未帰還機】

ナゴメタル 80g アカキン

【潮】

小潮


実釣2時間半・・・

釣果はともかく、無事帰ってこれただけでも良かった。



なぜこのポイントだけ予報が良いのか、、もっと疑ってみるべきでした。。

カヤックを愛するがこそ、好意的(楽観的)な判断ではなく、もっと冷静な(悲観的な)判断が必要だった。

と・・・反省。。



次回から今回のような予報では絶対出ないことを誓いつつ、、

そして、言い知れぬ不気味な雰囲気にも動物的勘を働かせつつ



これからも、安心・安全に、カヤック愛を継続できるように頑張ります!

デュエル(DUEL) アイルフラッシュ CS
デュエル(DUEL) アイルフラッシュ CS

イカナゴ?がベイトになっているせいか、ナゴメタルやアイルフラッシュ等のスリム系に反応が集中してました。これからの青物の季節に大活躍?

ダイワ(Daiwa) ディーフロン 船ハリス真鯛+10 210m
ダイワ(Daiwa) ディーフロン 船ハリス真鯛+10 210m

リーダー専用は高価。結局船ハリスをリーダーに流用、が質実剛健のボンビー路線?  


Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(8)撃沈海況判断ミス

2014年08月06日

全風向 鬼のいぬ間の耐久KF 10th ~ できるまで、できるだけ ~

海況があまりよろしくない今日この頃。



ウインドサーフィン辞めてから海とはしばらく離れていましたが、

私ももう、あのすがすがしい海風を受けないと、腐海の毒から身を守ることができない体質になってしまったのかもしれません。



今日も出られるかどうか、当日の朝まで「海快晴」等等を見て、逡巡する。

青鬼11号と赤鬼12号の合間を縫って、もし洗濯に出られるとしたら、今日しかない。

勢力の強い11号様が近づいたらもうしばらく浮かべまい・・・



やがて風予報は好転し、オンショアのポイントなら、何とかなりそうな雰囲気に。



今日のテーマは「できるまで、できるだけ」

ともかく荒れやすさが予想される天候

安全第一で、ヤバくなったらすぐ帰れる備えをしながら、前日の風が残っている早朝を避けて、少し遅れて出発です。






6時、洗濯開始

曇天だが、風はそれほどでもない。


ただ、湾を出たところで風裏を抜け、南西の風が本領発揮。

びゅうううううう

ウインド時代の勘ではだいたい7メートルくらいか。ていうか、プレーニングできるやん。





いわゆる、サイドオフ状態。なので風に見合うほど波は出ない。ただオンショアではないため、ちょっと危険だが、同方向にもストッパーのように半島がせり出しており、最悪外洋に出てしまう心配はない。

この後はだんだん風が収まる予報のハズだが・・・



湾の入り口付近で、ちょうど良い潮目を発見したので、このあたりを攻めることに。

近場の方がもちろん安心というのもあるが、、(ていうかどうやら沖の方が風が弱そうなんだけど)



というのも 風裏 ⇒ 風表 の切り替えポイントほど、岸壁の反射で風にブースターがかかっており、より強く吹く。

ビル風みたいなイメージですかね。

ウインド時代もこういうポイントでよく沈したな・・・

ブロー、と呼ぶ単発の風がポンポンと入ってくるので、ブローホールで不意を突かれてしまう。

ていうか、オフなのに白波立ってるやん(汗





でもこの場所をしつこく攻めるのには理由が。

これまで魚探なしでまがりなりにやってきた感覚では、このポイントの雰囲気は超A級。絶対なんしか釣れる雰囲気だからです!

ひょとしたらマダイとかもいけるんちゃうのかな・・・という雰囲気



出艇後いきなりチャンスですが、風が強いのですぐ流され、いいポイントに流せるのも1ターンあたりリミット3~5回程度。連続爆撃不可。しかもすぐラインが斜めになるし、底もとりづらい。



しかもすぐに漕ぎ戻らないとポイントを外れてしまう。夜間爆撃並みの精度が要求される

パワーにものいわせてガンガン漕ぐが、、パラシュートアンカー、欲しい・・・



すると、さっそくアタリが。

ガツーンと竿が引き込まれる。よっしゃ来た。

と思ったら、ジグがなかった。。








その後、何度も同じポイントを攻めるが、ものすごい勢いで流されるため、次第に苦行状態に。

やがて、だんだんと風がおさまってきたと思ったら、A級潮目も消えてしまいました





潮目も消えたところで、微風になってきたので、さらにポイントを探索するため、沖へ。

南西の風に乗って、ポイントをスクリーニングする作戦。



しかし完全に潮どまりのようで、アタリすらない。

そして、私の体感センサーも「釣れそうですアラート」がマッタク鳴らない状態

釣れるはずない雰囲気に、落胆。




そして、次第に天気がめっぽうよくなり、太陽が、カンカン照りに

あまりにもジリジリ暑いので、、得意の?ウインドサーフィン時代によくやっていた、わざと沈して再乗艇するという荒業も飛び出す羽目に。。(注:ホントは危ないので絶対やってはいけないですw)







そして、なんか西の方が曇ってきたと思ったら、土砂降りの雨がやってきて、去って行った・・・

おまけに汗も塩も全部流していった・・・

めっちゃ気持ちよかった・・・




そして今度は風がさらに西にふれていく。

しかし釣れない雰囲気は変わらず、潮も動いている様子がない、ない。

何時間もアタリすらなし



そしてだんだんと強くなってきた西風に乗って、しぶしぶと浅場へと戻っていくことに。

西風がさらに強くなってきたので、インチクで攻めるも、根ガカリで虎の子のパイレーツが玉砕

ていうか、ここ、砂地のハズやろ~ なんか船でも沈んでんのかー





そして諦めずにボウズ回避のため、岩場付近をジグサビキで当たっていくも、やっぱり全然ダメ。

コツンとすら来ない



この時点で午後3時。

ついに初ボウズ確定か!

ついにこの日が来てしまったか・・・



風が弱くなったと思ったら、今度は北西の風が吹いてきた。

里心が起こるも、ここであきらめるわけにはいかない、と、往生際悪く、再び沖へとパドリングしていく。


すると、ベイトが跳ねているじゃないですか!




↑こういうやつ。チリメン雑魚?


どうやら夕方に近づき、ベイトが湾内に入ってきているようです。

潮も、少しだけ動き始めた・・・。



ジグを落とし、スローリトリーブ。少しだけストップを混ぜつつやると、7時間ぶりのアタリが。

ガツガツと竿を叩く、鯛系のアタリだが、プレデターも稀に同様の引きを模倣することがあるため、油断はできません。

今日初めての魚、祈るような気持ちでリーリング。








良型のレンコダイでした。

よかった、エソでなくて。。中層付近で当たってきたので、ベイトに引っ張られて浮いていたようです。



その後、帰りがてら、ベイトが跳ねているのを見つけるたびに探っていくと・・・。

再び地球に狩りに来ている、奴らが登場。








悪そうな紋様。。

すぐにリリースしてジグを落とすと、底を切った時点で、重い。

あれ?何かもうかかっている。地合いか・・・・よっしゃー








まさかのプレデター入れ食い。



ていうか、あなたは、さっきの帰ってもらった彼と同一人物?



プレデターはアホなせいか、リリースしたあとジグを落とすと、同じやつがもう一度リターンしてかかってくることがあるみたいです。こないだは群れに当たったのかと思っていましたが、どうやら違うみたい。



あんなにひどい目に遭って、一瞬で忘れて再び地球に襲ってくるなんて、能天気な野蛮さ。

さすがプレデター



ともあれ全天候、全風向の中、無事に帰れました。

しかし、おさかなさんの方が渋かった。

というか私の腕がないせいですが、、それにしても10時間近く浮いていて、バイトが4回とか、ないっしょ?



でもあきらめずに、釣れるまで釣る精神でなんとかグッドサイズレンコ氏だけ捕獲しました。

「できるまで、できるだけ」

ヘタなのは相変わらずですが、やれるだけやって、この結果。





色々無理の多かった今回の釣行ですが、ここにも無理が。






逆風を力入れて漕ぎすぎたせいか、安物汎用パドルのアルミシャフトが楕円にへしゃげてる・・・写真でわかります?

30後半の私ですが、こないだ握力テストで70kgを計測。きっとこの馬鹿力のせいです。



かっこいいグラスのパドルが欲しいですが、、

それは他の釣り具と同様、もっとうまくなってから。  


Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(6)海況判断ミス
< 2025年05月 >
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うじのぐっさん
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元ウインドサーファー
カヤック&釣り歴3年。
2015年からデスペラードに乗り換え、新たな境地へ。
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