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Posted by naturum at

2016年05月19日

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)KF 8th 連続 ~ 盲目 ~

ほとんど毎週釣りに行けるような、羨望のカヤックアングラー、

でもなく、

家族に細心の配慮をしつつ月に1度ほど潮風を吸う、

そんなほほえましいファミリーカヤックアングラー、


でももちろん無い。


けっこー海に行ってるが、釣りの腕は一向にイノベーションがない。

そんな中間種、うじのぐっさんの釣行記です。



初夏を思わせる日中に反して、

朝はまだまだ肌寒い。



そんな季節なのに、半袖半パン、そんな明らかにミスったウェアリングの私が

夜明けのご挨拶を交わしたのは、

いつも良くしていただいている、タクジグさん。

ほほえましいファミリー優先カヤッカーであるものの、

腕は本物・・・

本日のパートナーです。



さて、そんな朝から気分は高活性。

海も高活性と信じて、タクジグさんより一歩先に沖へと進みます。



が・・・・

あーしてもこーしても、全く食ってきません。

超嫌な予感。

オカシイ・・・



肌で感じる、この海の変化。

どうやら、何かがマッタク変わってしまっている!



タクジグさん、

こんな、ウンコ活性の海に連れてきてしまってごめんなさい!!



とザンゲのキモチでふと見ると、、タクジグさんの竿が海面に突き刺さってるじゃないですか!



どーやらPE0.8号のシーバスタックルに、どえらい大物が食ってきてしまったらしく、

ここからタクジグさんのしちてんばっとう が始まります。



30分以上かけても、全く上がってこず、魚に引っ張られ、

そのまま浅場へと消えるタクジグさん(焦



最初、正体は大鯛とばかり思ってましたが、

マッタクへたばる様子もないし、これは・・・ だな、と。



されば、そのお友達はきっとまだ近くにいるハズ。

・・・と、今日一番の集中力 だ!

と、おこぼれヒットの狙いまくり!



すると・・・やっぱり・・・

ガツーン!


僕にも来たよ!



ガチドラグをギャンギャンに鳴らすので、これは鰤!

タクジグさんと違い、PE2号、リーダー7号なので、

無慈悲にゴリ巻きで、一気に体力を奪う。


ちっとも走らせません!





ドーン!

前回よりデカイ!

タモに入らんので、ジグ持ってゴリ上げ。

やったーー!




さて、・・・・ここまでで午前7時

ただ、私たちの物語は、今日はここまで でありました。



ここから4時間・・・何してもかんしても・・・・・うんともすんとも。



こんなに反応があるのに

なぜ釣れないか?

潮か、ベイト過多か、腕か、

散々回らない頭をひねらせたものの、



魚と私が一本の糸でつながることは二度となく、



消えた魚探を前に



なぜ私はここで今釣りをしているんだろう。

私とはなんだろう

私はこれからどこへ行くのだろう



と、竿を握りながらもだんだん哲学的思索にふける始末で



同じ海に浮いていた数艘のカヤッカーたちも、同様に万策尽きた感じで漂っておりました。



というわけで、

ここからは紙面を割くようなできごともなく、

白紙のまま、



劇終。



沖上がりとなりました。



しかし、6時間ほど浮いて、魚信が片手ほどもないくらい、本当に渋い海でした。



でも、タクジグさんに僕の食わず嫌いスロジギのアクションを教えてもらったり、

久しぶりに色々話していただいたので、閉じていた目を開くような、

非常に良い時間を過ごすことができました。。



そして、カヤッカーさんとの新しい出会いもありつつ、で

またこれから楽しみです!



せっかくだから今日の超へそ曲がりな海でいっぱい考えたことは、

次回に必ず活かしますよ!


カヤックフィッシング最高!

出会いと、実りとを分けてくれた海に、感謝!

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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(18)ブリ

2016年05月02日

牡丹華(ぼたんはなさく)KF 7th 鰤、大鯛 ~ 研究 ~

ゴールデンウィーク。

おそらくは、この休暇の、最初で最後の海へ。



いつも、朝日が昇り切るのを合図に漕ぎ出だす紅の舟は、

ある感動に誘われ、

今日だけは、

早々に波間を縫ってゆくのだった。




そして、かすかな反応を見つけて、の一流し目。

ジグを丁寧に泳がせ、魚群をくぐらせて、答えを待つ。



経験上、この状況で食うことは、ほとんどない、

ただ魚の今日のご機嫌をうかがうための、

そんなありふれた一流し目。




が・・・思いのほか、いきなりジグはガッチリと何かに掴まれた。

んん?



ちょうどロッドから伝わる感覚は、

青物、それもおそらく、メジロくらいの魚信を知らせる。



面倒だから一気に巻き上げよう。

そう、この引きはきっと、今日おそらく最も出会うであろう、メジロなのだから。



だから、私のドラグはメジロ程度では壱㎜も出ないように、

一瞬で勝負が終わるようにしてあるのだ。



が、おおかたの思惑を裏切り、

固く締めたドラグがズルズルと滑り始める・・・・





この時期、各地でブリが挙がっており、3月のアントキよりはずっとチャンスがあるのでは?

と思ってましたが・・・黎明の鰤。

91cm、7.5kg

この時期にしては、まずまずのコンディションではないでしょうか。



開始早々、クーラーボックスは半開き。



が、まだ釣りは始まったばかり。



やがて、ナブラにつつまれる。

水面をうねる様子から、それはハマチなんぞではなく、大型のフィッシュイーターであることが伺われます。



さて、遅れましたが、今日のテーマは、「研究」



前回、情報をかえりみず、

気楽に浮けるところに行って、微妙な釣果だったため、

今回は素直に、自分的に最も熱いと思われる場所で出ることとなりました。



今日の狙いも、もちろん、ノッコミ真鯛。

私は、釣りの技術的なものもそうですが、魚の習性、

魚はどこを通っていて、どこに集まるのか、

どのような時に口を使い、また使わないのか、

はたして魚にはこの世界はどう見えているのか。

とても興味があります。



そんな「なぜ」 に、今日が答えを与える日となることを願って。



表層はシラスナブラと思われますが、底でも何とか掛けることができました。

やはり、最近の捕食パターンは・・・成程



思った通りの所作で釣れると、爽快です!



わりとハイペースで釣れます。

しかし、予報と違って、風が次第に強まってゆきます。



反応はわりとありですが、パターンを外すと全く答えを得られない、

セレクティブな状況。



そして、朴訥に今日のパターンをトレースしていると、

謎の引きの魚がヒット。

エソか?と思ったら、



遂に出た!

今年初の真鯛!

60少しないくらい。


引きが真鯛らしくないと思ったら、スレでした。

ここまでの道のりが長かったので、感無量です。

真鯛よ続け!




・・・メジロ。。



続けて、良い潮目が出ているので怪しい魚群 を狙う。

そもそも我々の使用しているような魚探に真鯛が映ることはほとんどなく、

魚探に頼ると釣れないのが真鯛でもあるんですが、

群れている時はごくまれに映ることがあります。



おそらく、直下には結構な数の真鯛が寄っていると思われます。

すると、やはり・・・フォールでズドン!



巻き上げと同時に、ラインがジジジッ と力強く引き出されます。

鰤か?と思うも走りは意外にショート。

が、魚の抵抗が強く、がなかなか底から剥がれません。



これは、きっと奴です。

無理やり引きはがしにかかります。



竿を全く叩かず、

そして中層を過ぎるとスタミナが一気に切れていく、この感じは・・・・



久しぶりの大鯛。

長らくご無沙汰のためスケール感をあやまり、90超えていると思いましたが、

85cm、8.5kg

腹パンパンの立派なオスの真鯛でした。



時間は7時過ぎ。

もうクーラーボックスに入る場所は・・・



風がいよいよ強くなってきたため、一旦浜バックすべく、黙々とパドリング。



こうするしかないッス

潮と風が同調しており、出艇場所も荒れ気味で、

ずいぶん流されていたためかなり苦労しましたが、

8時、無事着岸。



久しぶりの満足のいく釣果に、

帰ってもいいかなと思いましたが、やっぱりまだ釣りたいっす。

もう獲物は要らんけど、釣りの勉強はまだまだできます。


魚を詰められるだけ発泡スチロールに詰め替えて、

少し荷を軽くして、再出艇。



しかし、真鯛は朝の一瞬の地合いのみだったようで、

こっから釣れるのはほぼ同じサイズのメジロばかり。



しかも、以前ほどはハッキリと魚信を得られなくなってきました。

たまーにポツリと上がる感じです。



そして、今日偶然お会いしたNさんと合流し、情報交換。

良型の真鯛が釣れているとのこと。

ただ、青物は釣れてない??・・・・なんですと!



朝の状況から、きっと他の人は、ヘタな自分より釣れていると思っていましたが、

途中出会ったプレジャー、カヤック、ゴムボート、皆渋いとのことで、(おひとりだけ鰤釣ってる人に会いましたが)

自分が通ったルートがミラクルだったということなのか。。



白いデスペラードの方ともお会いしました。カッコイイデス


・・・確かに今の状況、私にも手が打てません。

あとは潮を待つという考え方もできたのですが・・・



ここで、思い込みを捨て、

思い切って攻め方を変えてみると、すぐに答えが。



朝方のヒットパターンでは全く魚信を得られなかったのに、

狙えばいくらでも釣れる状況に。



できれば、真鯛でスキマを埋めたかったのですが、

結局、再出艇後は、メジロを4本ほど追加したのみで、沖上りとなりました。



一日違えば、魚の口を使うパターンが全く変わってしまうということは

これまで嫌というほど経験済みでしたが、

日が落ちるまでの間に、ヒットパターンが変わってしまうというのは初めてで、

この体験は、私の研究の一ページに色濃く記されたのでした。



やはり釣りは奥深く、面白い・・・

これからも研究あるのみ。



カヤックフィッシング最高!

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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(18)ブリ

2016年03月22日

雀始巣(すずめはじめてすくう)KF 3rd 寒鰤 ~ 個性 ~

さて、あれから1っ週間。

いきなり元のペースに戻ってる、という話もありますが、、



今日は満月de大潮。

大自然のおりなす、スペクタクルな展開を期待して、

長い冬眠期間を経て改善した細君の心証にあやかり、

今日も海へとやってまいりました。




今日のテーマは「個性」

カヤックフィッシングも今年で3年目。レベルは低けれど、これまでだいたい一通りのことを経験した、ような気がする?

そんな私は、、


この趣味における自分の個性とはなんだろう、って感じるようになりました。

理屈抜きで楽しい!の上に乗っかってる、そんなオマケ的存在ではありますが、

自分の個性、強みというのをKFでも発見し、

さらに深く楽しんでいきたいなと考えております。


そんな思いを祈りに代えて、海へと。



おや?

予報に反して、意外にも結構風があります。

今回はGPVではなく、海快晴に軍配。

やっぱ基本は天気図であると知る





ただ、凪ではないとはいえ、許容範囲内。

慎重に沖へと進みます。





が・・・

予定的には爆釣で9時アガリだったハズなのに、

??なんか様子がおかしくないすか?





打てども打てども反応なく、

事前情報では、ノッコミ真鯛やら、メジロやらが釣れているとのお話でしたのに

絵にかいたような見込み違いで、



焦りと疲労ばかりの海の中を漕ぐ



(中略・・・)





そして、5時間後。

ノーフィッシュということで。。



それどころか、もっと私の心が折れたのは、

なんと、ここまでノーバイト・・・



ノーバイト、ノーばいとで11時ですよーー!

どうなんですか!これ!





それにしても、近年まれに見る渋さです

沖には も回っているという熱い話 もあったのに・・・





よく考えたら、一年目の同じ時期、大潮でヤラレタ経験がよみがえる。

もちろん、大潮だからって釣れるわけではないのは承知しているのですが、、



そもそも潮の織りなす変化にとぼしく、潮目もマッタクない。

ただただ大河のように一気に流れる潮なのであります



風と同方向に上潮も走ってますが、それ以上なのは底潮の力強さ。

バカッ速くて、底もとれんし、ジグがちゃんと動いてるのかすらアヤシイ。





どうやら、感覚的に魚はいるようなんですが、全く口を使ってきません。

ついに、カヤックフィッシング始めて以来の、

完全試合

が現実味を帯びる。





ていうか、この時点ではわたくし

心がポッキリと折れ、あまんじてボーズを受け入れてました。

そう、刑場に引かれていく罪人のように。



・・・これ、無効試合にしてくんないかな?(泪)




しかし、ただ一つ私を支える希望 は、

きっとこの潮の中、魚もこれほどまでに口を使ってこないってことは、

潮が緩んだら、ちっとは食い気が出てくるのでは?という、希望。



そう、焼け野原からスタートした日本人が、淡いけれど確信に満ちた希望を持ったみたいに。





そして、お決まりの残業時間 へ突入。

そして、12時過ぎにやっと・・・



長い沈黙を破って、ガッシーダブルス。

なんとかボーズ脱出。

根魚一匹釣れてこんなに嬉しかった のは久しぶりです。。



さて、目を転じると心なしか潮も緩んできたようで、

やっと潮目も見えるようになり、、



良型のアコウ。



が、ここからは再び沈黙 へ。





こんな心細いとき、人が求めるのは、、人の温かさだったり。



今日初めてお会いしたイエローのマリブX13座乗のカヤッカーさん



て言うか、こんなに人恋しかったのは久しぶり。

まさに、遭難した山で初めて会った人同士が、容易に意気投合するように(と私は思い込み)、

傷をなめあう二人。

このポイント、私は一年ぶりだったので、かなり色々教えていただきました。





さて、あとはなんとか恰好がつくように、ノッコミ真鯛あたりを、

贅沢は言わないので一枚でもいいから釣らせて、と思い、さらに残業 へ。





やっと出始めた潮目で、コウナゴらしきものを見つけたので、

粘ります。



ところで、体力勝負で一日中漕いでいるキャラ 感のある私。

最近再認識したのですが、



釣りは今魚がいる場所を探すだけではなく、

魚の寄る要素のある場所で、じっくり時を待つ のもまた、釣り。



せっかちな私こそ、ぜひこれをやりたい。

時間帯さえ合えば、何かが起こると信じて。



ていうか、今日はコウナゴの反応はあってもガン無視され過ぎて、

もう信じれない心を無理に叩き起こして、

私は、ジグを懲りずに何度も何度も翻すのであった。









すると・・・諦めずにシャクっているジグに

何かがかすめる水流の動きを感じた、その直後、



ドン!



マジか!?





最初は、パターンから真鯛と信じて疑わなかったのですが、やたら走る。

ひょっとしてメジロ?



が・・・途中からエゲツナイ引きに変化。

ドラグが唸りを上げる!



これ、ひょっとして かも?

と思いながら、格闘5分。



あっけなく・・・

猛ダッシュで、リーダーがプッツリ。



がーん

やっぱりそんなに甘くないよね~

でも・・・こんなに魚に無視された一日なのに、リーダーだけは傷付いてたって、納得いかないねえ・・・(怒



が、これであきらめてはイカン!

まだ群れは直下にいる。

と、ジグにリーダー直結して、猛然と次弾を投下。。



すると、直ぐに再び乗った!

オッシャー!



が、さっきのと比べると少しパワーダウン。

サイズダウンなのか・・・?

メジロでもいいや~と思いながらやり取りしていると、

今まで釣られていることに気づいていなかったのか、猛烈に引き始めた。

唸るドラグ。

今度も間違いなく、鰤ッス!(訂正)


ラインがキリキリと弦のような音を立てて、

もー腕パンパン。



竿、大丈夫なのか?と不安がよぎるほどの突っ込み幾度も経て、



そして、、やっとリーダーが見えても、何度も何度もドラグを唸らせて潜る潜る。

こっからが意外に長かった。

そして、ついに御用。



でけー!ふてぇー!

11月のブリ(もどき)じゃなくて、これは本物の鰤や!

感無量・・・



久しぶりに涙の出た、渾身の一本に、燃える闘魂アントン的 ドヤ顔。



マリブX13のカヤッカーさん、不躾な申し出に快く応じてくださり、

この場をお借りしまして、感謝の意を伝えさせていただきます!

ありがとうございました!



そして、

ダイワのライトトランクからはみ出した大きな尾びれを背負って、

沖上がりとなりました。



88cm、7.5kg



我慢して我慢して、最後の最後の大逆転。

まさに、スポコン漫画のような展開。

マグレにしても、できすぎで、、神の存在を間近に感じました。。



まさに寒鰤。脂の乗り方がハンパなく、臭みも皆無。

味はトロに近く、

普段魚をそんなに好きではない細君の箸も進んでおりました。






今日得たもの。

最後まで、諦めない心。



カヤックフィッシング最高!


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バスデイ ナゴメタル オオナゴ

今回のヒットジグ。ヒラジグラと共に私の一年の大半の魚を連れてきてくれる、孝行な兄弟のうち、弟分である。

  


Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(16)ブリ

2015年11月13日

地始凍(ちはじめてこおる)KF 28th 寒ブリ? ~ 種 ~

本日も凪だというので虫が知らせ、気が付いたらここにいました。



今回のテーマは「種」

暦ははや、立冬。

収穫の秋も過ぎ、ひとときの恵みを享受した後は、来年のさらなる収穫のため種を備える、

というのが昔からの百姓のならい



シーズンも残りわずか。

来年につながる小さな「種」を見つけるのが今回の目標です。



今回は、いつも良くしていただいている、まるつきさんと。

マイクロジギングなるニッチを開拓されている、技巧派まつるきさんとは2回目のコラボです。

今回も、自分より上級者の方から、鋭意吸収させてもらいたいと思います!



さて、今回の狙いは、メジロ、そして、シーバス

前回惨敗に終わった青物ですが、本日はひたすらジギング勝負で臨みたいと思います。

早朝念のため海快晴を再度確認すると、午後からの予報が悪化しているのが若干気になりますが・・・


まるつきさんより一足先に出艇。

まずは今日の海のご機嫌伺いで、

幸先よくヒット。

魚種不明の引き。なんだなんだ・・・

平目かと思いきや、



初マゴチ!

これは嬉しい!

この辺でもタイラバで釣れることがあるとは聞いてましたが、ジギングでも釣れるってことは今日は活性が高いのかも?

が、、その後は魚探反応とは裏腹に、フグのみで、ひたすら沈黙。



もじりもあり、活性は高そうで、

魚の意識が上層にあるのかなと思い、トップを投げてみるも、、全く反応なし。


様子をうかがうためにLINEしてみると、まるつきさんはすでに、大ハマチ(メジロ?)をゲット、とのこと。

マゴチのみの私は焦るものの、そもそも腕が違うし、、マイペースに行かねば、と自分を落ち着かせる。

必ずチャンスが来るはず。

ともかく、自分の釣りを貫かねば。



しかし、、こんなに魚探反応が華やかな日もなかなかないのですが、

自分の腕ではゼンゼン食わせられません。


こちらはというと、ハマチと思しきアタリが一回、メジロクラスと思われるアタリが一回あったのみ。

が、この2回のアタリで魚が反応してくるパターンは掴めた!(と信じる)




という訳で、反応はあるのだから、より可能性の高い場所を、と小移動を繰り返しながら探っていると、

底に気になる反応がある場所で、何かやたら重い魚がヒット。

が、ゼンゼン引きません・・・



ガシラか、にしては重すぎるな~と思いながら適当に巻いていると、

なんだか真っ黒な、引きに相反してめっちゃデカい魚が浮いてきました。

そして魚と目が合う。

スギか?


WHO ARE YOU? (タモを持つ私と、見つめ合う魚)

まさに「生物同士のガンの飛ばし合い」(by若さん)



・・・あ、ていうかこれシーバス や。

しかもでかっ!



やっと正体がわかったその瞬間、

彼は大きく口を開けると、

踵を返して、そそくさと海に帰って行かれました。



ガーン。

シーバスを狙いに来たはずなのに、(久しぶりのせいか)

頭の中にシーバスという概念がゴッソリ抜け落ちていた!

とんでもないミス!大ミス!

シーバスと分かってたら、タモリングで何とか取り込めたかもしれないのに!(それくらいの見つめ合いの時間はあった)



その後、まるつきさんと合流し、情報交換。

気を取り直して、次を狙います。



怪しげな潮目で流していると、やっぱり、のパターンで待望のヒット。

ガツン!と来る感触と共に、魚と人間が一瞬で繋がる、その瞬間が最高に痺れます。



やっと狙ってたメジロが来ました。

やってたことが正しいのは分かった!

が、次がなかなか続かず。



忘れたころにハマチ。

45くらいですが、コロコロでコンディションは良さそう。

おそらく、このサイズのはかなりの数が入っていることが周囲の状況から感じ取れます。

ただ、依然として反応は鈍く、厳しい状況。



しかし、今まで見たことないくらい大量の遊漁船、プレジャーが集結してます(平日なのに)が、

どこも竿を曲げてる様子はないので、釣れないのは私だけではないと信じたいっ!



マナーとして、遊漁船とはしっかり距離をとっていますが、

さすが彼らがこぞって同じ場所に占位しているだけあって、

これで釣れなきゃどうかしてるぜ 的な

すさまじい魚探反応 があります。


が・・・全く食わず。


その一方、昼にさしかかり、だんだん風が上がってきました。

予報通りであれば、もう勝負できる時間もあまりありません。



魚探反応はスゴイけど、またあなた達も食わないのね、と思いつつ

あきらめずに、魚群を見つけるたび、今日のヒットパターンをトレース。



すると、50メートルラインにて

着底後、一気に巻き上げると、

ズーーン

と何か不吉な重いアタリ。



すると突然、

メジロでもピリッと一瞬しか鳴らなかったドラグが、

ズギャギャギャギャギャギャー

なんじゃこりゃー


これまで青物と言っても最大70弱の小物しか釣ったことも、掛けたこともない私

ロッドが海面に突き刺さったままの猛烈なダッシュに、マジでラインがコゲるかも・・・と非現実なことがまことしやかに頭をよぎるほど、焦る私。


ファーストダッシュで相当ラインを出されたようだし、

これだけラインを出されたら切られるかも、と思うも、無論周囲に根はなく、一安心。

ここからは一進一退の攻防へ。


どうやらフッキングは大丈夫そうなので、相手が休む隙を見てはひたすらゴリ巻きのパワー勝負。

次第に均衡が崩れ、巻き取れるようになるも

何度も何度もエゲツナイ突っ込みで引き離しにかかる姿に、ヒラマサか?と思うも、

ついに抵抗むなしく、魚が上がってきた。



そして、リーダー入って、最後のダッシュの後、

カヤックを回る魚と人間との、恒例、見つめ合い。



でかっ!あ、これ、ブリ ちゃうの?



太い!太すぎる!

遂に行ったかも・・・


ブリかどうかは分かりませんが、

これまでの記録大幅更新は間違いなく、

感無量というしかない ッス



理想的なフッキングで、そりゃーバレるはずもなかりけり・・・

ふと我に返り、なぜ今まで反応がなかったのに、突然食ってきたのか。。と考える。


感慨にひたるのもそこそこに、

地合いが来たかも、ということで、引き続き狙っていくと、

今まで信じたパターンが答えを出し始めた。



でも次はブリでもなくメジロでもなく、ハマチ。



どんどん上がる風が気になりつつも、



やっぱりハマチ。

ほとんど一投一匹状態となるものの、



またまたハマチ。

ただ、何でも反応してくるほど活性は高くない

が、パターンは完全に掴んだぜ!



が、この沖出しの風は・・・

魚の活性は上がっていく一方だったので、もっとやりたかったのですが、

風が上がり切り、時折入ってくるブローはフットサルキャップが飛ばされそうなくらいの強さなので



遂に総員退艦

沖上りとなりました。



最後、

地形のせいか、出艇場所近辺が強烈なオフショアウィンドを吐き出しており、

カヤッカー達が帰着に難渋。まさにルームランナー状態。

近頃まれにみるバッドコンディションに遭遇。



しかしデスペラードは向かい風にやたら強く、(むしろ安定し)

およそ10メートルに達するブローが吹き込む中でも、時速3~4kmを維持。

先行艇にぐいぐい追いすがり、さすがの高性能で、

私を助けてくれたのであった。



限りなく鰤に近いメジロ。

微妙ですが・・・何とか80cmはありました。

でも、まあ、、ギリだし、

大メジロということで!



並べてみると、下のノーマルメジロがかなり小さく見えます。

シーバスが一本も獲れなかったのは悔いが残りますが、

ファーストヒットのマゴチ以外は全部鰤族の方々という青物祭な結果になりました。



とはいえカヤックフィッシング2年目に、

やっと念願の鰤(モドキ)が獲れた!

って出来事は感謝しかありません!





・・などとまるつさんと談笑しつつ浮かれていたら、、

折からの強風で、随分浜から離れた場所に置いていたハズのデスペラードが、

なんと、波に運ばれて流されてるではありませんか!



不肖わたくし、まるつきさんに教えてもらってやっと驚天動地な現況に気づき、

ダッシュでターポンをお借りして、無事デスペラードを救出



強烈なオフショアの向かい風の中の帰還だったので、

デスペラードをリーシュコードで繋いでの不自由なパドリングはかなりの筋トレでした



強風が主のいないカヤックを10メートル以上も運搬してしまうなんて想像がつきませんでしたが、

軽量のFRP艇、しかもポリマー系ワックスでいつもメンテしているので、めっぽう滑りやすいのも一因で、想定すべきでした。



私も、こういうセキュリティ感覚の薄さが、やはりまだまだ初心者だなと痛感。

鰤だ鰤だと舞い上がっているのを、天からのキツイお灸がすえられたようで。

反省。。


やはりベテランほど危機管理は優れておられるもの

私ももう一度基本を見直し、さらに精進して、



次こそ90オーバーのホンモノの鰤が獲れるよう

頑張ります!



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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(18)ブリやっちまった
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うじのぐっさん
うじのぐっさん
元ウインドサーファー
カヤック&釣り歴3年。
2015年からデスペラードに乗り換え、新たな境地へ。
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