2016年05月30日
出艇の判断基準について ~ 天気図ベースのすゝめ ~
最近、また、慣れ親しんだ浜が出艇禁止になりつつある、という悲壮なニュースが飛び込んで来ました。
或る場所が昨年出艇禁止になって以来、
その場所に大量の流入がありましたので、禁止も時間の問題と思われましたが、
やはり、遂に腐海に没したわけです。
かくいう私も、、そんな褒められた人物ではありませんし、色々無知でやってしまったこともあります。。
元々平日ライダーというのもあり、こうした問題に疎く、
当然、こんな場所で警句を発するような身分にはない、と自らを恥じねばなりません。

※画像は今回の場所とは関係ありません。
ただ、
このままでは、カヤック、ゴムボートによる釣りは早晩絶滅してしまうであろうという危機感
だけはあります。
マナーの問題、人によって感覚は様々で、その是非については議論もありますが、
▲原因とそのもたらす結果
ドライに、その面からのみ捉えたいと思います。
騒音、駐車場の占拠、施設の汚損、定置網付近での釣り等の海上マナー違反、そして指摘した地元の方への逆切れ等の倫理的問題、
出艇禁止場所のキーワードは、いつも共通しています。
されば、
海を愛するものである以上、
以下のことは厳粛に守りたいと思います。
①民家に近い場所での高圧ポンプの自粛
②アイドリング、夜間の私語の自粛
③駐車場占拠の自粛
④地元の方に指摘されたら、真摯に謝罪&改善
ぜひご協力よろしくお願いいたします。
そして、釣果優先じゃないぜよ、愛する釣り場を守りたいぜよ、そんな釣りの腕前も、男気もあるあなた には、
⑤混雑時の他ポイントへの迂回励行
も、できればよろしくお願いいたします!
・・・いきなり苦い話題で申し訳ありませんでした。。
さて、
今年、カヤックフィッシングを始めて3年目、
今も教えていただくことばかりの身ではあるのですが、
せっかく万国で閲覧可能な仮想空間でブログをさせてもらっているので、
毎回しょうもない釣果報告ばかりではなく、
何か少しでも参考になる(可能性のある?)記事も書いていきたいと思っています。
という訳で、この記事も、そもそも参考になるレベルかすら分かりませんが・・・

これからカヤックフィッシングを始める方、そして始めて間もない方を対象に
◎出艇の判断基準に関する記事を書きたいと思います。
また、キャリアのある方は、
この程度の人は、この程度のことを考えているんだな~
くらいの冷めたノリで読み進めてもらえたらと思います。
さて、駆け出しの時期
最も悩む点、カヤックフィッシングにまつわる情報は巷間に溢れているにもかかわらず
そのニーズと流布している情報量がマッタク比例していないもの
それは・・・第一に出艇場所・・・はさておき、、
第二に、
出艇の判断基準
だと思います。
という訳で、今回は、出艇の判断基準について述べてみたいと思います。
さて、判断と言っても、
何を基準に出艇を決断し、また断念するのか?
非常に悩むポイントだと思います。

もちろん、出艇基準と言っても全てに当てはまるものではありません。
結局、最後は個人の判断にゆだねられることになります。
という訳で、
まず、まわりくどいようですが、、
出艇基準について述べる前に、
◎(自分の中で)出艇基準を明確にする必要性について
述べてみたいと思います。
自分自身がそうだったので反面教師にしていただきたいという意味で、
経験上述べさせていただくと、
結局、出艇の可否については、相手が自然ゆえケースバイケースと言えばその通りなのですが、
自分の中で明確な基準がなく場当たり的であると、
明確な危険のサインがあるにもかかわらず、
「せっかくの休みだから何とか浮きたい。」「釣り友と約束しているから。」「これからしばらく浮けないし。」「今釣れてるらしいから。」・・・などとという自分の中の感情、欲がまさってしまい、
結果的に危険に身を晒すことになってしまいかねません。
迷ったら、他の人に意見を聞く、という手段もありますが、
以前、私も同じように出艇を迷い、意見をもらいたいとカヤックの先輩にご相談した時、
師匠から愛のムチをいただいたことがあります。
後から思い返すと、深く納得するしかなかったのですが、
自分も出艇を迷う海況の中で、他の人の意見を聞く、
その一見自然ななりゆきのその行動も、
最終、結果の責任を負わないといけないのは自分自身である、ということからの逃避 であり、
ひいては、意見を聞く=その人に少しなりと責任を負わせてしまう
ことにもなってしまいます。
リスクの伴う我欲に他人の同意を求めてしまうのは、自分の甘さ、小ささの表れ。。
結局、
迷ったら出るな、ということなんだと思います。

いきなり前置きが長すぎますが・・・
つまり、そんな出来事を通じて感じたことは、
いずれにしても、自分の中で、
ブレない、はっきりした基準が必要だ、ということでした。
つまり、
自分の決めた基準に当てはまらないなら、
出れなくても悔やまない。他の人が結果的オーライで浮けてても羨ましがらない。
そして、その基準に神のように従う。
ある意味株式投資の成功法にも繋がりますが、
その場その場の状況で基準を変えてしまうのではなく、
明確な基準を持つことが、長く続ける秘訣ではないかと思いました。
というわけで、カヤックフィッシングを始めたばかりの皆さんが
自分の中で明確な基準を持つにあたって、少しでも参考になるかと思い、
以下、出艇基準について、私の考えを述べてみたいと思います。
やっと本題です(汗
すいません冗長きわまりない内容で。
ただ、出艇基準と言っても、
あくまで私の基準ですので、こんなんじゃ~甘い。事故る!もしくは根性なしだとか、自由にご意見をいただきたいと思います。
あくまで私の大きな独り言、
ご参考程度に考えていただけたらと思います。
① 天気図
まず、私の場合、最初に見るのは天気図です。
時系列で見ても、海快晴やGPVの予報が出る前に、まず最初に見ることができるのは、週間天気図です。
(厳密に言うと広域ならGPVは372時間前に発出されていますが)
有休が取れる方は、天気図を参考に取得されるのが良いでしょう!(笑)
という訳で、まず最初に見れるのは天気図というのもありますが、
実は、最後まで見るのも天気図 です。
というのも、出艇の障害になるのは、まず「風の強さ」です。

※(著作権法上の「部分引用」が許可されている範囲で)ウェザーニュースのHPから引用。ちなみにこの日は即死レベルの20メートル以上吹いていたことでしょう。
これはウィンドサーフィン時代からの癖なんですが、
シンプルに、
風の強さは単純に気圧差=等圧線の数!で決まる!
のが原則だからです。
もちろん地形等で地域差は出ますが、風のパワーの源は気圧差なので、
等圧線がけっこーあるのに、海快晴のピンポイントの予報は出れそう・・・
なんてシチュエーションは、絶対に疑ってかかった方が良い でしょう。
つまり、本来はもっと吹いている風のパワーが、
何らかの理由(地形等)で相殺あるいは減衰すると予報されているだけなんです!

ちなみにこの日の試練も、天気図はイマイチだけどピンポイントの良況を見て出艇したことが原因です。
ちなみにこの日はこんな天気図でした。

等圧線は入っていません。
なので、一見して風は出ないように感じます。
ただ、低気圧の性質上、
列島に低気圧が鎮座しているときは、凪の予報でも何が起こるか分からない、
「天候の急変の恐れがある」ということは、思い切り肝に銘じておいた方が良いでしょう。
ちなみに他の方のブログを見させてもらっていると、このような天気図の日にも
凪予報だからと、出艇されている人も、相当数いるようです。
低気圧が近い状況では、風向の急変は危険の合図。
そして、急変する前は風が回っていく過程の中で、ベタ凪になることも ありますから、油断してしまいます。
つかの間の凪を狙って出るのは、超危険です。
思っていた時間より早く天気が展開することがあるからです。
注意しましょう!
こんな日は出れても途中で帰らないといけなくなったり、下手したら流されることにもなりかねません。
特に、陸風(いわゆるオフショアの風)が強く吹き付けると、
二度と出艇場所に戻れなくなる とも覚悟しないといけません。
前日、前々日になって海快晴やGPVしか見なくなっても、天気図は必ず確認するようにしましょう。
という訳で、出艇できる理想条件の天気図とは、こんな感じ。

※(著作権法上の「部分引用」の範囲で)ウェザーニュースのHPから引用しました。
出艇ポイントを覆い尽くすように高気圧が掛かっており、
なおかつ高気圧自身にも等圧線が少ない(気圧差が少ない)状況です。
こういう日は、たとえ崩れても、大崩れしません。
② GPV
さて、時系列として、天気図の次は、GPVを見ます。
http://weather-gpv.info/
広域では264時間の予報が公開されています。
週間天気図でも分からない近未来を予想するのにも良いかもしれません。
とは言え、予報は当日までにかなり変わってしまいますので、あくまで、休みとの兼ね合いに使うくらいですかね。
③ 海快晴
次は、海快晴を見ます。
現在では海快晴でもGPVと同じ予測モデルの風速も表示されるようになりましたね。
双方見比べて判断できるので、非常にありがたいアップデートです。

私の場合、出艇を可とする風速はおおむね3メートル台まで。
ただ、海にいる時間に4メートル台が少し含まれているくらいで、ほとんどが3メートル台なら、用心して出艇します。
そして、浮いている時間帯に4メートル台がチラホラ占めているようなら
出艇を根本から諦めるようにしています。
2つの風速予報のどちらかがダメでどちらかが良い、という場合は悪い方を信じるようにしています。
ところで、何かと誤解を生じがちな「風速」
私はウインドサーフィンをやっていたので、風には敏感になるのですが、
ウインドサーフィンをやっていた時は、
2~3メートルは微風、4~7は中風(なんか違う意味みたいですが)、7以上を強風
と捉えていました。
4メートルの風というのは微中風であり、実際に感じてみても大した風ではありません。
でもこれが落とし穴なのです。
4メートルというのはあくまで予報で、しかもその時間帯の平均値の予報。
瞬間のブローではその倍吹くことも考えないといけません。
不思議なことに、私の経験では、
4メートルを超える予報の日に出ると、
結構な確率で釣り難くなるほどの風に見舞われます。
その時実際に吹いている風は7メートルを超えます。

だいたい、7メートルを超えてきたというのをビジュアルで最もはっきりわかるのは、
白波 です。
こうなると、釣りどころではありません。
カヤックフィッシング3年目、
予報と実際にはかなり開きがある、と考えざるをえないようになりました。
【波、ウネリについて】
出艇の障害となるもの、
風の次は、「波、ウネリ」です。
波の高さはカヤックを不安定にさせ、直接危険を及ぼしますが、
ウネリは低くても安全面だけでは判断できません。
というのも、なんといってもウネリは「酔う」ことがあるからです。
船は大丈夫でも、肝心の人間がうねりで酔ってしまい、
判断力が鈍ったことが原因で遭難することもあります。
実際にあった例では、おう吐した際に沈してしまい、そのまま再乗艇できなかったケースがありました。
秋田であったカヤックの事故も、何らかの理由で再乗艇できなかったことによる可能性があります。
春先までは、海水温は低く、数時間海水に浸かっていただけで低体温症を発症する可能性もあります。
通常の健康状態ではありえないようなことが起こる可能性があります。
気を付けましょう。
私は、波の予報はおおむね1メートル以下(およそ0.7メートルを目安とします)でないと浮かない ようにしています。
特にゴムボートは一般的に波に強いとされているので、もっとうねりがあっても出る方はいるようですが、
何が起こるか分かりませんし、快適に釣りができない状況では楽しくないのではないでしょうか!。
結局、私の出艇基準は天気図。
海快晴やGPVとにらめっこをやめ、
割り切って天気図が良くない日は浮かないと決めてから、釣りの途中で中断、ということは皆無になりました。
というわけで、
天気図ベース、おススメです!
ただ、真冬だけは高気圧に覆われていてもとんでもない強風が吹きます ので、
天気図ベースは通用しません。
注意です!
そもそも真冬に出れるのはいろんな条件がそろってこそ。
1ヵ月に1回あるかなしかと思った方がよいでしょう。
また、真夏は高気圧に覆われていても、昼過ぎからサーマル(海風)が吹いてくることがあります。

サーマルは天気図と関係なく吹き、時に、10メートル以上になり、ウインドサーフィン天国になることがあります。
注意しましょう!
という訳で、結局最初から最後まで天気図について熱く語る結果になりましたが、
あくまで、天気図はスタート地点 という位置づけには変わりありません!
また、重ねて・・・
これは、あくまで私の基準ですので、こんなんじゃ~甘い。事故る!もしくは知ったかぶるな!だとか、自由にご意見もいただきたいと思います!
エラそうなことを言った以上、批判もあまんじて受けたいと思います。。
私の考え方も、間違ってることや、これまで過去に色々やっちまってることも、ぜひ皆さんからもドンドン突っ込んでいただいて、
ますます改善していきたいと思っております。
この記事が、少しでもカヤックフィッシングを楽しむ皆さんの、安心安全につながることを信じて。
カヤックフィッシング最高!

にほんブログ村
或る場所が昨年出艇禁止になって以来、
その場所に大量の流入がありましたので、禁止も時間の問題と思われましたが、
やはり、遂に腐海に没したわけです。
かくいう私も、、そんな褒められた人物ではありませんし、色々無知でやってしまったこともあります。。
元々平日ライダーというのもあり、こうした問題に疎く、
当然、こんな場所で警句を発するような身分にはない、と自らを恥じねばなりません。

※画像は今回の場所とは関係ありません。
ただ、
このままでは、カヤック、ゴムボートによる釣りは早晩絶滅してしまうであろうという危機感
だけはあります。
マナーの問題、人によって感覚は様々で、その是非については議論もありますが、
▲原因とそのもたらす結果
ドライに、その面からのみ捉えたいと思います。
騒音、駐車場の占拠、施設の汚損、定置網付近での釣り等の海上マナー違反、そして指摘した地元の方への逆切れ等の倫理的問題、
出艇禁止場所のキーワードは、いつも共通しています。
されば、
海を愛するものである以上、
以下のことは厳粛に守りたいと思います。
①民家に近い場所での高圧ポンプの自粛
②アイドリング、夜間の私語の自粛
③駐車場占拠の自粛
④地元の方に指摘されたら、真摯に謝罪&改善
ぜひご協力よろしくお願いいたします。
そして、釣果優先じゃないぜよ、愛する釣り場を守りたいぜよ、そんな釣りの腕前も、男気もあるあなた には、
⑤混雑時の他ポイントへの迂回励行
も、できればよろしくお願いいたします!
・・・いきなり苦い話題で申し訳ありませんでした。。
さて、
今年、カヤックフィッシングを始めて3年目、
今も教えていただくことばかりの身ではあるのですが、
せっかく万国で閲覧可能な仮想空間でブログをさせてもらっているので、
毎回しょうもない釣果報告ばかりではなく、
何か少しでも参考になる(可能性のある?)記事も書いていきたいと思っています。
という訳で、この記事も、そもそも参考になるレベルかすら分かりませんが・・・
これからカヤックフィッシングを始める方、そして始めて間もない方を対象に
◎出艇の判断基準に関する記事を書きたいと思います。
また、キャリアのある方は、
この程度の人は、この程度のことを考えているんだな~
くらいの冷めたノリで読み進めてもらえたらと思います。
さて、駆け出しの時期
最も悩む点、カヤックフィッシングにまつわる情報は巷間に溢れているにもかかわらず
そのニーズと流布している情報量がマッタク比例していないもの
それは・・・第一に出艇場所・・・はさておき、、
第二に、
出艇の判断基準
だと思います。
という訳で、今回は、出艇の判断基準について述べてみたいと思います。
さて、判断と言っても、
何を基準に出艇を決断し、また断念するのか?
非常に悩むポイントだと思います。
もちろん、出艇基準と言っても全てに当てはまるものではありません。
結局、最後は個人の判断にゆだねられることになります。
という訳で、
まず、まわりくどいようですが、、
出艇基準について述べる前に、
◎(自分の中で)出艇基準を明確にする必要性について
述べてみたいと思います。
自分自身がそうだったので反面教師にしていただきたいという意味で、
経験上述べさせていただくと、
結局、出艇の可否については、相手が自然ゆえケースバイケースと言えばその通りなのですが、
自分の中で明確な基準がなく場当たり的であると、
明確な危険のサインがあるにもかかわらず、
「せっかくの休みだから何とか浮きたい。」「釣り友と約束しているから。」「これからしばらく浮けないし。」「今釣れてるらしいから。」・・・などとという自分の中の感情、欲がまさってしまい、
結果的に危険に身を晒すことになってしまいかねません。
迷ったら、他の人に意見を聞く、という手段もありますが、
以前、私も同じように出艇を迷い、意見をもらいたいとカヤックの先輩にご相談した時、
師匠から愛のムチをいただいたことがあります。
後から思い返すと、深く納得するしかなかったのですが、
自分も出艇を迷う海況の中で、他の人の意見を聞く、
その一見自然ななりゆきのその行動も、
最終、結果の責任を負わないといけないのは自分自身である、ということからの逃避 であり、
ひいては、意見を聞く=その人に少しなりと責任を負わせてしまう
ことにもなってしまいます。
リスクの伴う我欲に他人の同意を求めてしまうのは、自分の甘さ、小ささの表れ。。
結局、
迷ったら出るな、ということなんだと思います。
いきなり前置きが長すぎますが・・・
つまり、そんな出来事を通じて感じたことは、
いずれにしても、自分の中で、
ブレない、はっきりした基準が必要だ、ということでした。
つまり、
自分の決めた基準に当てはまらないなら、
出れなくても悔やまない。他の人が結果的オーライで浮けてても羨ましがらない。
そして、その基準に神のように従う。
ある意味株式投資の成功法にも繋がりますが、
その場その場の状況で基準を変えてしまうのではなく、
明確な基準を持つことが、長く続ける秘訣ではないかと思いました。
というわけで、カヤックフィッシングを始めたばかりの皆さんが
自分の中で明確な基準を持つにあたって、少しでも参考になるかと思い、
以下、出艇基準について、私の考えを述べてみたいと思います。
やっと本題です(汗
すいません冗長きわまりない内容で。
ただ、出艇基準と言っても、
あくまで私の基準ですので、こんなんじゃ~甘い。事故る!もしくは根性なしだとか、自由にご意見をいただきたいと思います。
あくまで私の大きな独り言、
ご参考程度に考えていただけたらと思います。
① 天気図
まず、私の場合、最初に見るのは天気図です。
時系列で見ても、海快晴やGPVの予報が出る前に、まず最初に見ることができるのは、週間天気図です。
(厳密に言うと広域ならGPVは372時間前に発出されていますが)
有休が取れる方は、天気図を参考に取得されるのが良いでしょう!(笑)
という訳で、まず最初に見れるのは天気図というのもありますが、
実は、最後まで見るのも天気図 です。
というのも、出艇の障害になるのは、まず「風の強さ」です。

※(著作権法上の「部分引用」が許可されている範囲で)ウェザーニュースのHPから引用。ちなみにこの日は即死レベルの20メートル以上吹いていたことでしょう。
これはウィンドサーフィン時代からの癖なんですが、
シンプルに、
風の強さは単純に気圧差=等圧線の数!で決まる!
のが原則だからです。
もちろん地形等で地域差は出ますが、風のパワーの源は気圧差なので、
等圧線がけっこーあるのに、海快晴のピンポイントの予報は出れそう・・・
なんてシチュエーションは、絶対に疑ってかかった方が良い でしょう。
つまり、本来はもっと吹いている風のパワーが、
何らかの理由(地形等)で相殺あるいは減衰すると予報されているだけなんです!
ちなみにこの日の試練も、天気図はイマイチだけどピンポイントの良況を見て出艇したことが原因です。
ちなみにこの日はこんな天気図でした。
等圧線は入っていません。
なので、一見して風は出ないように感じます。
ただ、低気圧の性質上、
列島に低気圧が鎮座しているときは、凪の予報でも何が起こるか分からない、
「天候の急変の恐れがある」ということは、思い切り肝に銘じておいた方が良いでしょう。
ちなみに他の方のブログを見させてもらっていると、このような天気図の日にも
凪予報だからと、出艇されている人も、相当数いるようです。
低気圧が近い状況では、風向の急変は危険の合図。
そして、急変する前は風が回っていく過程の中で、ベタ凪になることも ありますから、油断してしまいます。
つかの間の凪を狙って出るのは、超危険です。
思っていた時間より早く天気が展開することがあるからです。
注意しましょう!
こんな日は出れても途中で帰らないといけなくなったり、下手したら流されることにもなりかねません。
特に、陸風(いわゆるオフショアの風)が強く吹き付けると、
二度と出艇場所に戻れなくなる とも覚悟しないといけません。
前日、前々日になって海快晴やGPVしか見なくなっても、天気図は必ず確認するようにしましょう。
という訳で、出艇できる理想条件の天気図とは、こんな感じ。
※(著作権法上の「部分引用」の範囲で)ウェザーニュースのHPから引用しました。
出艇ポイントを覆い尽くすように高気圧が掛かっており、
なおかつ高気圧自身にも等圧線が少ない(気圧差が少ない)状況です。
こういう日は、たとえ崩れても、大崩れしません。
② GPV
さて、時系列として、天気図の次は、GPVを見ます。
http://weather-gpv.info/
広域では264時間の予報が公開されています。
週間天気図でも分からない近未来を予想するのにも良いかもしれません。
とは言え、予報は当日までにかなり変わってしまいますので、あくまで、休みとの兼ね合いに使うくらいですかね。
③ 海快晴
次は、海快晴を見ます。
現在では海快晴でもGPVと同じ予測モデルの風速も表示されるようになりましたね。
双方見比べて判断できるので、非常にありがたいアップデートです。
私の場合、出艇を可とする風速はおおむね3メートル台まで。
ただ、海にいる時間に4メートル台が少し含まれているくらいで、ほとんどが3メートル台なら、用心して出艇します。
そして、浮いている時間帯に4メートル台がチラホラ占めているようなら
出艇を根本から諦めるようにしています。
2つの風速予報のどちらかがダメでどちらかが良い、という場合は悪い方を信じるようにしています。
ところで、何かと誤解を生じがちな「風速」
私はウインドサーフィンをやっていたので、風には敏感になるのですが、
ウインドサーフィンをやっていた時は、
2~3メートルは微風、4~7は中風(なんか違う意味みたいですが)、7以上を強風
と捉えていました。
4メートルの風というのは微中風であり、実際に感じてみても大した風ではありません。
でもこれが落とし穴なのです。
4メートルというのはあくまで予報で、しかもその時間帯の平均値の予報。
瞬間のブローではその倍吹くことも考えないといけません。
不思議なことに、私の経験では、
4メートルを超える予報の日に出ると、
結構な確率で釣り難くなるほどの風に見舞われます。
その時実際に吹いている風は7メートルを超えます。
だいたい、7メートルを超えてきたというのをビジュアルで最もはっきりわかるのは、
白波 です。
こうなると、釣りどころではありません。
カヤックフィッシング3年目、
予報と実際にはかなり開きがある、と考えざるをえないようになりました。
【波、ウネリについて】
出艇の障害となるもの、
風の次は、「波、ウネリ」です。
波の高さはカヤックを不安定にさせ、直接危険を及ぼしますが、
ウネリは低くても安全面だけでは判断できません。
というのも、なんといってもウネリは「酔う」ことがあるからです。
船は大丈夫でも、肝心の人間がうねりで酔ってしまい、
判断力が鈍ったことが原因で遭難することもあります。
実際にあった例では、おう吐した際に沈してしまい、そのまま再乗艇できなかったケースがありました。
秋田であったカヤックの事故も、何らかの理由で再乗艇できなかったことによる可能性があります。
春先までは、海水温は低く、数時間海水に浸かっていただけで低体温症を発症する可能性もあります。
通常の健康状態ではありえないようなことが起こる可能性があります。
気を付けましょう。
私は、波の予報はおおむね1メートル以下(およそ0.7メートルを目安とします)でないと浮かない ようにしています。
特にゴムボートは一般的に波に強いとされているので、もっとうねりがあっても出る方はいるようですが、
何が起こるか分かりませんし、快適に釣りができない状況では楽しくないのではないでしょうか!。
結局、私の出艇基準は天気図。
海快晴やGPVとにらめっこをやめ、
割り切って天気図が良くない日は浮かないと決めてから、釣りの途中で中断、ということは皆無になりました。
というわけで、
天気図ベース、おススメです!
ただ、真冬だけは高気圧に覆われていてもとんでもない強風が吹きます ので、
天気図ベースは通用しません。
注意です!
そもそも真冬に出れるのはいろんな条件がそろってこそ。
1ヵ月に1回あるかなしかと思った方がよいでしょう。
また、真夏は高気圧に覆われていても、昼過ぎからサーマル(海風)が吹いてくることがあります。

サーマルは天気図と関係なく吹き、時に、10メートル以上になり、ウインドサーフィン天国になることがあります。
注意しましょう!
という訳で、結局最初から最後まで天気図について熱く語る結果になりましたが、
あくまで、天気図はスタート地点 という位置づけには変わりありません!
また、重ねて・・・
これは、あくまで私の基準ですので、こんなんじゃ~甘い。事故る!もしくは知ったかぶるな!だとか、自由にご意見もいただきたいと思います!
エラそうなことを言った以上、批判もあまんじて受けたいと思います。。
私の考え方も、間違ってることや、これまで過去に色々やっちまってることも、ぜひ皆さんからもドンドン突っ込んでいただいて、
ますます改善していきたいと思っております。
この記事が、少しでもカヤックフィッシングを楽しむ皆さんの、安心安全につながることを信じて。
カヤックフィッシング最高!

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2015年08月02日
土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)KF 16th 漕いで枯れて ~思いやり ~
まさに夜気すら大地の熱を拭い去ることのできない季節になりました。
そんな夏まっただ中、久しぶりに帰省がてら浮いてきました。
噂によると、某所は珍しくもかなり厳しい状況。
釣れないと分かっていても、浮いてみるまで信じられず、
気づいたら海の上にいた
それがバカヤローの性というものです
しかも久しぶりなのでワクワクしすぎて3時着で準備
ここでさっそく反省が・・・
この季節ならでは、うかつにもキャンプで車中泊?と思われる車に横付けしてしまいました。
私のドアを開けるボムッと音で起してしまったようです。。よく見ればわかったはずなのに、、すいません!
いや~ホンマ気をつけんといかんな~と思いながらすぐに車を移動させ、
フライング気味で準備開始したので、夜明けまでと思って車で待っていると、、
ゴゴゴゴゴゴゴゴ、と独逸ダイムラーB社の車両がジャリをきしませながら駐車場に。
こんなところにえらくエエ車、トイレか?と思ったら、
その違和感に満ちた車は意外にもキャンパーさんの真横に停まり、ボートを出して準備し始めました。
しかも車の音楽もエンジンも、それにライト!までもつけっぱなしで。
いくらなんでもぱなし過ぎる・・・
あまりにまぶしすぎて、準備のボーターには必殺仕事人ばりに後光まで差してる状態
竿が仕込み刀か十手に見えましたよ!
そりゃ~便利でしょうけど、到底考えもつかなかったあまりに傍若無人な手法に、唖然、口あんぐり
そして、やっぱり
寝てる真ん前の浜で伝家の宝刀、高圧ポンプ。
ビュイーーーン・・ダダダダダダ
しかも上手くいかないのか、何度も繰り返し機銃掃射のような音を響かせながら充填
カヤッカーやゴムボーター等の玄人しかいない場所ならまだしも、ピュアな素人さんの寝てる真横でそんなことしたら、、アカンっしょ
そして、まさかと思いましたが、ついに最終奥義まで炸裂!
なんと、寝てる人の真横で、ボートのエンジンの試運転。
ストトトトト・・・バイーン
・・・・
このような記事は、書いてるも私も嫌、皆さんもきっと楽しくないですよね。。
私は平日カヤッカーだったのでこんな場面に遭うのは初めてだったのですが、
ブロガーのボーターさん達は本当に気を付けておられるのに、
まさに異次元とも言える、突き抜けた感のあるマナーの悪さでした
同じバカヤローでも、こういうバカヤローにはなりたくないもの
マナーに関しては色々人それぞれ考えの違いがあるのも実際のところですが、
それ以上に思いやりの欠如ってハートにグサッときますよね・・・
マナー違反というより、もっと根源的な人のありようを考えさせられる出来事だったので、衝撃を受けました
もちろん注意もしようと思ったのですが、
これは自分の勝手な思いなのでツッコんでくださいなのですが、
やっぱり、せっかく自分が釣りを楽しみに来たのに、自分が嫌な気分になったら釣りどころではなくなってしまうと思い、
結局は注意しませんでした。
自分の楽しみを優先した私はかなりセコイし、批判も受けたいと思いますが、
それが正直なその時の気持ちでした。
昔、チラシを窓から大量に捨ててたヤンキーの車にチラシを集めて突っ込んでやったこともあるので、
相手が怖かったりとか、リスクを意識したりとか、そういうのではないんですが、、
皆さん、どう思われますか?
こんな時、私はどうすれば良かったんでしょうか・・・
私には分かりません。。

そんな気持ちを引きずりながら、早々に沖へ。
近場から探っていきます。
そして、ほどなくして全身で感じる、
やっぱり魚が・・・
動いてません。。
的な、脱落感
金魚の水槽のような生暖かい海水の中で、魂も抜けそうになります
ジギングは一度だけビシッとジグを止めてくる魚がいた他は、ほんと全くダメで、
釣れるのはわがデスペラードと同色のサンゴやら

マイクロベラやら

たま~にタイラバに反応のあるのも、

良い型のアコウも、けして地合いを知らせるサインなどではなく、(それは感覚でなんとなくわかる)
ずっと沈黙は続きます。。
色々探ってはみるものの
魚の食いが立ってる時の緊張感、夢のある場所っていうんでしょうか、
どこを回ってみても、そんな場所が見つけられないのです。

全体的にはぼよーんとした雰囲気の日も、
ごくごく狭いところ、ほんの刹那の時間帯に限ってであれば、そんな緊迫感に満ちたポイントを
探し回ればピンで見つけることができることが多いし、
それがカヤックフィッシングの醍醐味な感じがするのですが、
今日は何をどうしても、全くダメな感じ。

このエリア、いつも浮いてる場所とは違って
けしてかれることのない泉のように思ってましたが、ここもダメなときはダメなんですね・・・
シロイカなんかも狙ってみようかと思ってましたが、
海のあまりのもっちゃり感に
イカもゆでられてる
ってなもんで
ゼンゼンそんな次元には至れず

10時またずに沖上りとなりました。
結局自分に打開するだけの腕がないだけだと思いますが、本~当に厳しい海でした。
でも、久しぶりに浮けて、ハッピーでした!
泣けるけど・・・カヤックフィッシング最高!

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そんな夏まっただ中、久しぶりに帰省がてら浮いてきました。
噂によると、某所は珍しくもかなり厳しい状況。
釣れないと分かっていても、浮いてみるまで信じられず、
気づいたら海の上にいた
それがバカヤローの性というものです
しかも久しぶりなのでワクワクしすぎて3時着で準備
ここでさっそく反省が・・・
この季節ならでは、うかつにもキャンプで車中泊?と思われる車に横付けしてしまいました。
私のドアを開けるボムッと音で起してしまったようです。。よく見ればわかったはずなのに、、すいません!
いや~ホンマ気をつけんといかんな~と思いながらすぐに車を移動させ、
フライング気味で準備開始したので、夜明けまでと思って車で待っていると、、
ゴゴゴゴゴゴゴゴ、と独逸ダイムラーB社の車両がジャリをきしませながら駐車場に。
こんなところにえらくエエ車、トイレか?と思ったら、
その違和感に満ちた車は意外にもキャンパーさんの真横に停まり、ボートを出して準備し始めました。
しかも車の音楽もエンジンも、それにライト!までもつけっぱなしで。
いくらなんでもぱなし過ぎる・・・
あまりにまぶしすぎて、準備のボーターには必殺仕事人ばりに後光まで差してる状態
竿が仕込み刀か十手に見えましたよ!
そりゃ~便利でしょうけど、到底考えもつかなかったあまりに傍若無人な手法に、唖然、口あんぐり
そして、やっぱり
寝てる真ん前の浜で伝家の宝刀、高圧ポンプ。
ビュイーーーン・・ダダダダダダ
しかも上手くいかないのか、何度も繰り返し機銃掃射のような音を響かせながら充填
カヤッカーやゴムボーター等の玄人しかいない場所ならまだしも、ピュアな素人さんの寝てる真横でそんなことしたら、、アカンっしょ
そして、まさかと思いましたが、ついに最終奥義まで炸裂!
なんと、寝てる人の真横で、ボートのエンジンの試運転。
ストトトトト・・・バイーン
・・・・
このような記事は、書いてるも私も嫌、皆さんもきっと楽しくないですよね。。
私は平日カヤッカーだったのでこんな場面に遭うのは初めてだったのですが、
ブロガーのボーターさん達は本当に気を付けておられるのに、
まさに異次元とも言える、突き抜けた感のあるマナーの悪さでした
同じバカヤローでも、こういうバカヤローにはなりたくないもの
マナーに関しては色々人それぞれ考えの違いがあるのも実際のところですが、
それ以上に思いやりの欠如ってハートにグサッときますよね・・・
マナー違反というより、もっと根源的な人のありようを考えさせられる出来事だったので、衝撃を受けました
もちろん注意もしようと思ったのですが、
これは自分の勝手な思いなのでツッコんでくださいなのですが、
やっぱり、せっかく自分が釣りを楽しみに来たのに、自分が嫌な気分になったら釣りどころではなくなってしまうと思い、
結局は注意しませんでした。
自分の楽しみを優先した私はかなりセコイし、批判も受けたいと思いますが、
それが正直なその時の気持ちでした。
昔、チラシを窓から大量に捨ててたヤンキーの車にチラシを集めて突っ込んでやったこともあるので、
相手が怖かったりとか、リスクを意識したりとか、そういうのではないんですが、、
皆さん、どう思われますか?
こんな時、私はどうすれば良かったんでしょうか・・・
私には分かりません。。
そんな気持ちを引きずりながら、早々に沖へ。
近場から探っていきます。
そして、ほどなくして全身で感じる、
やっぱり魚が・・・
動いてません。。
的な、脱落感
金魚の水槽のような生暖かい海水の中で、魂も抜けそうになります
ジギングは一度だけビシッとジグを止めてくる魚がいた他は、ほんと全くダメで、
釣れるのはわがデスペラードと同色のサンゴやら
マイクロベラやら
たま~にタイラバに反応のあるのも、
良い型のアコウも、けして地合いを知らせるサインなどではなく、(それは感覚でなんとなくわかる)
ずっと沈黙は続きます。。
色々探ってはみるものの
魚の食いが立ってる時の緊張感、夢のある場所っていうんでしょうか、
どこを回ってみても、そんな場所が見つけられないのです。
全体的にはぼよーんとした雰囲気の日も、
ごくごく狭いところ、ほんの刹那の時間帯に限ってであれば、そんな緊迫感に満ちたポイントを
探し回ればピンで見つけることができることが多いし、
それがカヤックフィッシングの醍醐味な感じがするのですが、
今日は何をどうしても、全くダメな感じ。
このエリア、いつも浮いてる場所とは違って
けしてかれることのない泉のように思ってましたが、ここもダメなときはダメなんですね・・・
シロイカなんかも狙ってみようかと思ってましたが、
海のあまりのもっちゃり感に
イカもゆでられてる
ってなもんで
ゼンゼンそんな次元には至れず
10時またずに沖上りとなりました。
結局自分に打開するだけの腕がないだけだと思いますが、本~当に厳しい海でした。
でも、久しぶりに浮けて、ハッピーでした!
泣けるけど・・・カヤックフィッシング最高!

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2015年05月26日
蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)KF 9th ~ 無心 ~
あれから2週間が経ち、
やっとこの場所に帰ってくることができました。

しかし、、あれほど待ち焦がれたこの日に至るまでの間に、
再びまた一つのポイントが閉鎖になった、というニュースが飛び交っています。
この件について、それぞれブロガーの方が自身の立場から発信されています。
そんな折、自分がブログをやってることって一体…と考えました。
というのも、出艇場所問題は、ブログ、その他の情報発信のあり方とも切り離せない問題でもあります。
現況として、ブログをやっていない方からすれば、ブロガーは出艇場所を秘匿しつつ、いたずらに釣果ばかりをさらしているとしか思えない訳ですから、(おそらく)
ズルイ!すこい!なんやねん
と思っておられる方もきっとおられるかと思います。
私も、かつて驚愕&羨ましさ&畏敬が95パーでしたが、5パーくらいはそう思っていました。
しかし、歴史を紐解けば、関西もかつては場所もオープンにしているブログが多数派だったようです。
関東の方なんかは、今でもそうなのかな…と
ただ、不特定多数に発信するネットの功罪、
釣果に魚ではなく人が釣られて殺到し、玉石混交。
多くは良い方なのですが、石の部分、つまり釣果優先でマナーを守らない方もおられ、閉鎖が相次ぐ。

当然ではありますが、ブログをやっていない方々からすれば、
たとえブロガー自身はマナーの模範者であっても、
因果関係から見れば、結局閉鎖になったのは不特定多数への発信したブロガーのせい、ということになります。
これもまたしかり。
それ以来、ブログで出艇場所は伏せるのが暗黙のルールとなったようです。
じゃあ何でブロガーは今でも不特定多数に対して記事を書くの、単なる自慢かい!ということにもなりますが、モチベーションは人それぞれ。
そんななか、ふと、自慢できることも、啓発できるようなことも全くない私が書くのは、、なぜだろう、と。

沈思黙考・・・
やはり一個人としては、
この趣味を通じて、沢山の方と知り合い、切磋琢磨しつつ、成長したい、
というひそやかな願いの形かな、と。
そんなことは一人でやってくれ、という話かもしれませんが、、こうして色々な方と知り合えたのも、まぎれもなくブログをやっているおかげだと思います!
すなわち、わがブログは奮闘録なのですから
釣れなくても
記事は休まず載せていきたいと思っているのです!
ははん~今日のボーズの伏線かよ!と思ったあなた!
ちょっと当たってるけど邪推ですよ!(笑)
そして最近、
個人ではなく、見られる側の人間、ブロガーとして、
見えてきたのは、
この最高の遊びを、めちゃ楽しいよ!とただススメるだけではなく、
カヤックフィッシングを、豊かな自然と、そして人々の営みとも共存する、持続可能なものとしたい
ということなんだと思います。
なので、論を尽くすよりも、そのあたりもぜんぶひっくるめて共有できる、
なんでもいいから一回一緒に浮きませんか?てな不埒なお誘いは大歓迎です!
先人のグレートな方にはそのあたりをすでに実体的に取り組んでいる方もおられますが、
私は、キン肉星出身でもしょせんミート君ですので、威勢はいいけど力はない、という。
現状です

そんな中、新規ポイント開拓に行ってまいりました。
さて、今日のテーマは「無心」
心をあける、というんでしょうか?
思い込みがあると、色んな情報が素直に心に入って来ませんよね~
私もカヤックフィッシングを始めてしばらくたったためか
なんかそういう雑多なものが心に入ってきているような気がしているところであります。

とらわれのない心というのも
時と共に積もるものもある中では、特にオッサンには、、とても難しいことです。
そう、このよごれた赤潮のように・・・
釣りもしかり。
海は毎日どころか、刻々と変わるもの。
釣果情報なんかも、さらっと頭の片隅くらいにしとかないと、思わぬ大きな失敗につながってしまいます。
海に出た途端、目の前に広がる読み切れないビッグデータを
人間の知恵と経験で釣りに昇華していくのが、カヤックフィッシングの醍醐味である
そのことを再確認すべし!
さて、今日はどんな海なんでしょうか?

出た途端、豪雨のようなどよめきとともに、噂通りシラスナブラが湧いています。
この辺は前情報通り。
ただ、そんなに大規模ではないっすね~
ハマチがそんなに好きではない私は、少し釣れたらもうイイかなという気持ちなので、
無視して本命の真鯛を狙います。
しかし…
派手な魚探反応のオンパレードにも関わらず、
真鯛はおろか、他の魚からのコンタクトもなし。
…海が全面的にシラスナイズされてしまっているようです。
てか、ヘタなだけのような…
仕方なく、、後ろ髪を引かれデススター並に難攻不落との噂もあるシラスナブラ要塞に挑みます。
しかし…魚探に映るデススターボールにジグを放り込んでも、、
飛ばないミノーを引いてみても、釣れません。。
デススター内にはめちゃめちゃハマチがいることは分かってるのに、無力感が漂う。
手を変えジグを変え、でやっとヒット。

私のつたない技で撃墜されるのは、数百分の1という現実。
日本軍の高射砲並の打率であり、
これ以上こだわっても、しょせんハマチ。B29ではなくP51くらいしか落とせないため、あえなく撤退。
少しづつ沖へ進むと、海面に見た目の変化はないものの、壮大な魚群が次々に通り過ぎていきます。

どうせ沈んでるハマチやろ、と思い、ハイピッチで攻めていると
明らかにハマチとは違う魚がヒット。
めちゃ引く。
ひょっとしたら大鯛?と思うも、横にも走るのでNO
ただ、おそらく青物だし、多分ワラサあたりだし、そんなにデカくないし、と竿から体に伝わるものにだんだんと頭が結論を出していくが…
重い…なかなか上がってこない。
それにしても良く引くわ―

正体は…メタボなワラサ 67cm
砲弾のような太いワラサだけど、やっぱりこのサイズにしてはよう引いたな~という印象。
GWに釣ったワラサとは全く別物のパワーでした。倍は引いた!
スレでもなかったし、なぜだ!
わからん!
次はタイラバで真鯛を狙うが…
水深45m。ファーストダッシュで針を延ばされ、バラシ
こんな浅いとこにももう入ってきてるんや~

この日、真鯛のアタリは、このたった一回のみ。
こんなにアタリが少ないと、食いも浅そうやし、バレ率の高いタイラバ真鯛はマグレしか無理
昨年の秋はアタリ一回でも大鯛獲れてたけど、、マグレはそうは続かないからマグレというのである…

より反応の良いジギング中心で狙うも、釣れてくるのは根魚やレンコばかり。

真鯛に関しては鉄板かと思い、必ず釣れると思ってたんですが、
自信ではなく盲信だったようです。
ほんまにあかんよ、俺…

結局、最後まで真鯛の居場所、というか、今日の状況にマッチした釣り方が見つけられませんでした。
けど、自分をバージョンアップせんといかんと強く思えたので、
結果的には良かったと思います。

そしてイルカさんの登場により、魚のアタリも全停止。

無論それであきらめたわけではありませんが、潮も止まり、本気で全停止してしまったので、、
あかるい明日のために、早上がりとしました。

またまた貧果ですが、自分はこんなもんやー
はっちゃけようとすれど、はっちゃけませんの現状です…
また、次、頑張ります!

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やっとこの場所に帰ってくることができました。
しかし、、あれほど待ち焦がれたこの日に至るまでの間に、
再びまた一つのポイントが閉鎖になった、というニュースが飛び交っています。
この件について、それぞれブロガーの方が自身の立場から発信されています。
そんな折、自分がブログをやってることって一体…と考えました。
というのも、出艇場所問題は、ブログ、その他の情報発信のあり方とも切り離せない問題でもあります。
現況として、ブログをやっていない方からすれば、ブロガーは出艇場所を秘匿しつつ、いたずらに釣果ばかりをさらしているとしか思えない訳ですから、(おそらく)
ズルイ!すこい!なんやねん
と思っておられる方もきっとおられるかと思います。
私も、かつて驚愕&羨ましさ&畏敬が95パーでしたが、5パーくらいはそう思っていました。
しかし、歴史を紐解けば、関西もかつては場所もオープンにしているブログが多数派だったようです。
関東の方なんかは、今でもそうなのかな…と
ただ、不特定多数に発信するネットの功罪、
釣果に魚ではなく人が釣られて殺到し、玉石混交。
多くは良い方なのですが、石の部分、つまり釣果優先でマナーを守らない方もおられ、閉鎖が相次ぐ。

当然ではありますが、ブログをやっていない方々からすれば、
たとえブロガー自身はマナーの模範者であっても、
因果関係から見れば、結局閉鎖になったのは不特定多数への発信したブロガーのせい、ということになります。
これもまたしかり。
それ以来、ブログで出艇場所は伏せるのが暗黙のルールとなったようです。
じゃあ何でブロガーは今でも不特定多数に対して記事を書くの、単なる自慢かい!ということにもなりますが、モチベーションは人それぞれ。
そんななか、ふと、自慢できることも、啓発できるようなことも全くない私が書くのは、、なぜだろう、と。
沈思黙考・・・
やはり一個人としては、
この趣味を通じて、沢山の方と知り合い、切磋琢磨しつつ、成長したい、
というひそやかな願いの形かな、と。
そんなことは一人でやってくれ、という話かもしれませんが、、こうして色々な方と知り合えたのも、まぎれもなくブログをやっているおかげだと思います!
すなわち、わがブログは奮闘録なのですから
釣れなくても
記事は休まず載せていきたいと思っているのです!
ははん~今日のボーズの伏線かよ!と思ったあなた!
ちょっと当たってるけど邪推ですよ!(笑)
そして最近、
個人ではなく、見られる側の人間、ブロガーとして、
見えてきたのは、
この最高の遊びを、めちゃ楽しいよ!とただススメるだけではなく、
カヤックフィッシングを、豊かな自然と、そして人々の営みとも共存する、持続可能なものとしたい
ということなんだと思います。
なので、論を尽くすよりも、そのあたりもぜんぶひっくるめて共有できる、
なんでもいいから一回一緒に浮きませんか?てな不埒なお誘いは大歓迎です!
先人のグレートな方にはそのあたりをすでに実体的に取り組んでいる方もおられますが、
私は、キン肉星出身でもしょせんミート君ですので、威勢はいいけど力はない、という。
現状です
そんな中、新規ポイント開拓に行ってまいりました。
さて、今日のテーマは「無心」
心をあける、というんでしょうか?
思い込みがあると、色んな情報が素直に心に入って来ませんよね~
私もカヤックフィッシングを始めてしばらくたったためか
なんかそういう雑多なものが心に入ってきているような気がしているところであります。
とらわれのない心というのも
時と共に積もるものもある中では、特にオッサンには、、とても難しいことです。
そう、このよごれた赤潮のように・・・
釣りもしかり。
海は毎日どころか、刻々と変わるもの。
釣果情報なんかも、さらっと頭の片隅くらいにしとかないと、思わぬ大きな失敗につながってしまいます。
海に出た途端、目の前に広がる読み切れないビッグデータを
人間の知恵と経験で釣りに昇華していくのが、カヤックフィッシングの醍醐味である
そのことを再確認すべし!
さて、今日はどんな海なんでしょうか?
出た途端、豪雨のようなどよめきとともに、噂通りシラスナブラが湧いています。
この辺は前情報通り。
ただ、そんなに大規模ではないっすね~
ハマチがそんなに好きではない私は、少し釣れたらもうイイかなという気持ちなので、
無視して本命の真鯛を狙います。
しかし…
派手な魚探反応のオンパレードにも関わらず、
真鯛はおろか、他の魚からのコンタクトもなし。
…海が全面的にシラスナイズされてしまっているようです。
てか、ヘタなだけのような…
仕方なく、、後ろ髪を引かれデススター並に難攻不落との噂もあるシラスナブラ要塞に挑みます。
しかし…魚探に映るデススターボールにジグを放り込んでも、、
飛ばないミノーを引いてみても、釣れません。。
デススター内にはめちゃめちゃハマチがいることは分かってるのに、無力感が漂う。
手を変えジグを変え、でやっとヒット。
私のつたない技で撃墜されるのは、数百分の1という現実。
日本軍の高射砲並の打率であり、
これ以上こだわっても、しょせんハマチ。B29ではなくP51くらいしか落とせないため、あえなく撤退。
少しづつ沖へ進むと、海面に見た目の変化はないものの、壮大な魚群が次々に通り過ぎていきます。
どうせ沈んでるハマチやろ、と思い、ハイピッチで攻めていると
明らかにハマチとは違う魚がヒット。
めちゃ引く。
ひょっとしたら大鯛?と思うも、横にも走るのでNO
ただ、おそらく青物だし、多分ワラサあたりだし、そんなにデカくないし、と竿から体に伝わるものにだんだんと頭が結論を出していくが…
重い…なかなか上がってこない。
それにしても良く引くわ―
正体は…メタボなワラサ 67cm
砲弾のような太いワラサだけど、やっぱりこのサイズにしてはよう引いたな~という印象。
GWに釣ったワラサとは全く別物のパワーでした。倍は引いた!
スレでもなかったし、なぜだ!
わからん!
次はタイラバで真鯛を狙うが…
水深45m。ファーストダッシュで針を延ばされ、バラシ
こんな浅いとこにももう入ってきてるんや~
この日、真鯛のアタリは、このたった一回のみ。
こんなにアタリが少ないと、食いも浅そうやし、バレ率の高いタイラバ真鯛はマグレしか無理
昨年の秋はアタリ一回でも大鯛獲れてたけど、、マグレはそうは続かないからマグレというのである…
より反応の良いジギング中心で狙うも、釣れてくるのは根魚やレンコばかり。
真鯛に関しては鉄板かと思い、必ず釣れると思ってたんですが、
自信ではなく盲信だったようです。
ほんまにあかんよ、俺…
結局、最後まで真鯛の居場所、というか、今日の状況にマッチした釣り方が見つけられませんでした。
けど、自分をバージョンアップせんといかんと強く思えたので、
結果的には良かったと思います。
そしてイルカさんの登場により、魚のアタリも全停止。
無論それであきらめたわけではありませんが、潮も止まり、本気で全停止してしまったので、、
あかるい明日のために、早上がりとしました。
またまた貧果ですが、自分はこんなもんやー
はっちゃけようとすれど、はっちゃけませんの現状です…
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