2014年11月19日
‘HUNT FOR MADAI’ 真鯛奇襲作戦KF 23rd ~ 悟り ~
今年もあと少し。
カヤックフィッシングできる月日も、あと指折り数えるほどになってきましたが、
ここにきて厳しい海況の連続・・・浮けない日々が続いていました。
そこに・・・ブロガーで仲よくさせていただいているタクジグさんからウキウキお誘いのメールが。
なんでも娘さんがお誕生日とかで、プレゼントにぜひマダイを狙いたいとか。
平日ライダーとしても仲よくさせていただきたいなと思っていたところなので、ぜひ!と意気投合
聞くところによればタクジグさん、昨年もつりらーさんと「バースデーマダイ捕獲作戦」を実施されており、見事マダイをゲットされたとか。
ずうううぅぅんん、、ぷぷ・プレッシャーが・・・
うじのぐっさんよ、お前に、

やれんのか!?
そして・・・
カタカタカタカタカタ・・・・(MYバトルスカウターの音)
つりらーさん>>>>略>>>>>亀仙人>>>>>>略>>>>>>亀仙人のカメ>>うじのぐっさん
任務遂行のための、、
戦闘力が・・・なさすぎる。
いや、何とか娘さんにマダイを手渡したい、という一念(執念?)で行きましょう!
最近なぜか釣行のたびに神様がついているきがするし・・・
二人でタイラバを巻き倒したら、なんとかなるのでは(心の声)
浮く日程は決まったものの、その後一週間は天気図をためつすがめつ、、

※画像はあくまでイメージです。
ただ、当日は等圧線がバーコード状態。。絶対無理やん。。
それでもタクジグさん、「前日ですら天気は変わるので、私は直前まで天気予報は見ません」と
キッパリ。(強気)
しかしその後、タクジグさんの娘への思いが通じたのか、だんだんと高気圧が張り出し・・・天気図が変わり・・・何とか浮けそうな予報に。すげー
ただ、予報は風速3メートル前後。
うーん。。若干の不安はありますが、とりあえず行ってみて海を見てから決めましょう、ということでやってきました。

さむっ
もう冬ですね。だんだん気温も下がってきました。
現地に到着してみると、、意外にも風はほとんどない。
コンビニで初顔合わせ。
タクジグさんと、いけるんちゃいます?と顔を見合わせます。

もう明るくなった7時頃、おもむろに出艇。
狙うは真珠湾の太平洋艦隊ならぬ、紅葉マダイ。
連合艦隊が単冠湾を出て、嵐の北太平洋を越えていきます。
今日のテーマは、、「悟り」
今までひとりぼっちの海原de..よろしく、ひとり浮きが常だった私。
初めてのコラボで、わがガラパゴス島にディープインパクトを与え、自分を色~んな角度から見つめ直し、進化したいと思います。
とはいえ私なんかより数倍釣りがうまい、格上の方とのコラボです。
まさに田舎忍者が、家康に通いなれた伊賀越えの道を指南するよーな気持ちで、タクジグさんをポイントへと案内します。
わくわく、そわそわする気持ちでテトラ帯を越えると、あれ?
風が結構ありマス。やっぱり甘くはありません。
この状態では、沖に出るのは到底NG。
ただ、浅くても魚はいると信じて、タクジグさんと浅場を流していくこととします。
ただ・・・水深30メートルたらずで45gのタイラバ、、底をとれません。。
しかもラインがすぐに斜めになるので、流し直し頻度激増。
タイラバでのマダイ狙いは厳しい戦いになりそうです。
自分一人なら、なえてるところですが、やっぱり僚艦があると心強い。。
しかし、こういった局面でも足漕ぎは強いです。
というのも、タクジグさんのホビーエボリューションがポイントにガッチリととどまっている間に、、
かたやタンデム一人乗り(しかもパラアンカーなし)の私はどんどん流されます。
おーい。
おーい。
オーイ・・・
漕ぎ戻りスタート。
オラオラオラオラオラ
消耗。
そして、そうこうするうち、はやばやタクジグさんにヒット!
ピチピチ美味しそうなツバスです。
私もニアーな位置でおこぼれを狙いますが、、おおっとヒット&即バレ。
がーん。
その後は無反応。一瞬の群れだったようです。
ただ、タクジグさんに何かしら釣ってもらえたことで、心の負担が10%くらい軽減・・・
この後は各自思い思いの場所で流していきます。
タクジグさんは浅場にとどまり、私はだんだんと流されるまま、絶対国防圏を超えて40メートルラインまで進出。
しかし、今日は中潮なのにもかかわらず、潮が効いていないのか波風のせいか、潮目がほとんど分からない。
そんなとぼしいアタリを拾う厳しい釣りの中、、まさかの即バレ連発。
不思議と根魚すら釣れません。
やはりラインが斜めなのと、うねりと波と風で艇が暴れ、ふっとテンションが抜けた瞬間にまんまとバレている?
ような気がします。。
つまりは根ガカリ外す要領と一緒?
しかも食いが浅いのか、かかりも甘そうで、最初の首振りで外される感じで。
いくらヘタでも、こんなにバレを連発するのも珍しい。
やっぱりこの状況でタイラバは厳しいのか・・・とはいえマダイが釣れないと話にならないし・・・(等ぶつぶつ)
その間、タクジグさんは浅場で良型のヒラメをゲットされた、との電報が。
さすが、地の利を活かすだけの地元の田舎忍者とは、腕が違います。
同じ場所でやっていると、いやがおうにも突きつけられる「腕の差」
焦って自分のペースを貫けないようではダメですが、こういう純粋な気づきも「悟り」のひとつかもしれません。。
ファーストインパクト・・・
その後も色々模索しつつ、
何とかマダイらしきアタリ(多分チャリコ)を乗せるも、リーダーまで入ったところでお決まりの最後のギュン、瞬発系のツッコミで痛恨のバラシ。
波風で魚の顔すら見えなかったのは残念。。
やっぱり何かいつもと違います。
そもそも今日の私は・・・ほとんどがパドリングタイム。
そして釣りの時間がどんどん圧迫されて。る。
沖からタクジグさんを見ていると、タクジグさんがじっと釣り糸を垂れている時間に、私は修行中(パドリング)、ということがあまりにも多いのである。
こういう艇速の遅さからくる「非効率」も釣果に影響を与えているのは明らか。
普段はこんなもんと思ってたけど、くらべて感じる、タンデム一人乗りの限界。
今日2つ目の「悟り」。
セカンドインパクト・・・
この時点で10時前。
奮闘むなしく、完全ボーズなり。
泣ける。。
あ~あ。
タクジグさんは、釣れてるかなあ~
マダイはあの場所ではちょっと、厳しいだろうな~
そうこうするうち、奇跡的にいったん?風も落ちてきたので、タクジグさんが浅場から沖へやってきて、合流。
アタリは多いけど、めちゃバレるらしい。マダイらしきアタリもあるとか。
おんなじやー。
そして満を持して、南方戦線の60メートルライン、私的マダイの鉄板ポイントへと向かいます。
そしてつかの間の奇跡60メートルラインに並び、それぞれしばらく流していると、、
何か重い。ただ全然ひかない。
海藻と思ったら、ガシラ。

寝てた?
とりあえずはボーズは脱出。
ただ、全然嬉しくない。タイラバでガッシーとか、何のテクもいらんし。
あーあ、ヘタなのはコラボすると白日の下にさらされるね。
ただ、どうしようもない。つらいな。。
ため息をついていると、どこからか歓声が。(風が強いのであんまりよく聞こえない)
あれ?ん?タクジグさんの様子がおかしい・・・
後方からこっそり近付くと、、ん?風上から魚の臭いがする(笑)
これは、なんか釣れたな・・・

タクジグさんがついに、大本命のマダイゲット!
しかもデカい。
ついに、、ミッション完了・・・感無量。
まさに、
トラトラトラ!
我奇襲に成功セリ!
なぜか自分のことのように、嬉しい。。
やはり案内人冥利に尽きます。
タクジグさんは塩焼きベストの駆逐艦サイズを想定してたみたいで、60オーバーの巡洋艦サイズはデカすぎるサイズみたいでしたが、、
さすが上手い人はちゃんと釣ります!
とりあえず、、一気に肩の荷が下りました。
後はプチボーズの私が釣るだけです。
このままでは帰れない田舎忍者。
地元の意地があります。
とはいえ、再び風が強くなってきました。
もう時間があまりありません。
おこぼれ狙いでタクジグさんのそばで流していると、ギュン、とマダイ特有のスカートを引っ張るアタリ。
しかし、やっぱり乗りません。。
ツバスの時とおんなじ。おこぼれヒット失敗。
ただ、確かにこの近辺にマダイはいるようだ。
すると、、潮が変わったのか、さっ、と周囲に潮目が浮かんだ。
タクジグさんがヒットしたのも、潮が変わったからかも。
少し先に絶好の潮目が見えたので、鬼パドルで向かいます。
到着すると、そこは海藻が一本のラインになって流れている場所。
絶好のチャンス。これは釣れる。
そして、おそらく最後のチャンス・・・
ちょうど海藻と整列するようにラインを落とし、一発勝負のドテラ流しで行きます。
3回目の流しで、巻き上げと同時。
ググン、と根ガカリのような重さ。
おっしゃ。フォールで食った。
このパターン、反転されるまでは巻けるだけ巻かないといけない。
このチャンス、ぜったい逃したくない!と思うと、心臓がバクバク・・・
祈るような気持ちで天を仰ぎ、リーリング。
絶対にテンションを抜かしてはいけない。抜けたら、バレる。
カヤックがどんどん揺られる中で、緊張が高まる。
そして反転。
一気にラインが出る。
しかし余裕はない。一気に勝負をかけるべく、対抗してゴリ巻き。
それでもヒュンヒュンとドラグを鳴らしてラインが出ていく。
デカい。しかも引きからマダイ確定・・・
でも時間がない。
非情になり、ラインが出てもさらにかぶせるようにゴリ巻き、の力勝負。
やっとリーダー入った!
ところがラインが流されまくっているせいで、だ~いぶ前方にぷかーっと上がるギョタイ。
ん?赤い。やっぱりマダイや。しかも、デカっ。
そしてバサバサとエラ洗い。
ヤバい。まだまだパワーが残ってる・・・。
タモを持つ手に緊張が走る。

やたーー!とれたーー!
綺麗なマダイ。
本当に苦しい状況の中、なんとか一瞬のチャンスをものにできた・・・。
毎回毎回できすぎやろ・・・やっぱ神様いるわ!ありがとう!
どうやらカカリは甘かったみたいで、フックが簡単にぽろっと取れた。
あぶないあぶない・・・
今までのモンスターほどデカくはありませんが、綺麗なピンクでいかにもマダイらしい魚体。
しかも70センチUPの戦艦サイズです。
おっしゃーー!
周りを見ると、風もどんどん上がっているので、感慨にひたる暇もなく、帰路に着きます。
~・~・~・~・~・~・~・~
母港に戻る連合艦隊。
敵艦をほふった後だけに、意気揚々です。
が、海況は悪い。ここで送りオオカミの潜水艦などに撃沈されるわけにはいきません。
無事これ名馬。
ところが、向かい風のなか、旧式超鈍足艦の私はここでも本領発揮。
いつもひとり浮きなので、タクジグさんに初のブツ持ち写真をとってもらおうとしましたが、、
ひとあし先に浅場へ戻らんとする僚艦から、どんどん引き離されマス。
最初は近くにいたはずのタクジグさんが、点に。
おーい。
あまりの艇速の違いに、ディープインパクト。
やっぱり、せめてシングル艇にしないとな・・・

【釣果】
マダイ72cm×1、(10時34分)
ガシラ×1(10時4分)
【本日の未帰還機】
なし
【本日の潮】
中潮
カヤックを片づけながらタクジグさんと歓談。
カヤック談義は尽きません。
もっと話したかったんですが、今回上級者と一緒に浮かせてもらって、学べたことが大きいです。
やっぱりカヤッカー交流は大事ですね~。
今年も残り少ないですが、今日得た「悟り」とともに、色んなインパクトを前に進む力に変えて行きます。
カヤックフィッシング最高!
そして、最高のタイミングで2人にプレゼントをくれた神様に、今日も感謝・・・。
カヤックフィッシングできる月日も、あと指折り数えるほどになってきましたが、
ここにきて厳しい海況の連続・・・浮けない日々が続いていました。
そこに・・・ブロガーで仲よくさせていただいているタクジグさんからウキウキお誘いのメールが。
なんでも娘さんがお誕生日とかで、プレゼントにぜひマダイを狙いたいとか。
平日ライダーとしても仲よくさせていただきたいなと思っていたところなので、ぜひ!と意気投合
聞くところによればタクジグさん、昨年もつりらーさんと「バースデーマダイ捕獲作戦」を実施されており、見事マダイをゲットされたとか。
ずうううぅぅんん、、ぷぷ・プレッシャーが・・・
うじのぐっさんよ、お前に、

やれんのか!?
そして・・・
カタカタカタカタカタ・・・・(MYバトルスカウターの音)
つりらーさん>>>>略>>>>>亀仙人>>>>>>略>>>>>>亀仙人のカメ>>うじのぐっさん
任務遂行のための、、
戦闘力が・・・なさすぎる。
いや、何とか娘さんにマダイを手渡したい、という一念(執念?)で行きましょう!
最近なぜか釣行のたびに神様がついているきがするし・・・
二人でタイラバを巻き倒したら、なんとかなるのでは(心の声)
浮く日程は決まったものの、その後一週間は天気図をためつすがめつ、、

※画像はあくまでイメージです。
ただ、当日は等圧線がバーコード状態。。絶対無理やん。。
それでもタクジグさん、「前日ですら天気は変わるので、私は直前まで天気予報は見ません」と
キッパリ。(強気)
しかしその後、タクジグさんの娘への思いが通じたのか、だんだんと高気圧が張り出し・・・天気図が変わり・・・何とか浮けそうな予報に。すげー
ただ、予報は風速3メートル前後。
うーん。。若干の不安はありますが、とりあえず行ってみて海を見てから決めましょう、ということでやってきました。
さむっ
もう冬ですね。だんだん気温も下がってきました。
現地に到着してみると、、意外にも風はほとんどない。
コンビニで初顔合わせ。
タクジグさんと、いけるんちゃいます?と顔を見合わせます。
もう明るくなった7時頃、おもむろに出艇。
狙うは真珠湾の太平洋艦隊ならぬ、紅葉マダイ。
連合艦隊が単冠湾を出て、嵐の北太平洋を越えていきます。
今日のテーマは、、「悟り」
今までひとりぼっちの海原de..よろしく、ひとり浮きが常だった私。
初めてのコラボで、わがガラパゴス島にディープインパクトを与え、自分を色~んな角度から見つめ直し、進化したいと思います。
とはいえ私なんかより数倍釣りがうまい、格上の方とのコラボです。
まさに田舎忍者が、家康に通いなれた伊賀越えの道を指南するよーな気持ちで、タクジグさんをポイントへと案内します。
わくわく、そわそわする気持ちでテトラ帯を越えると、あれ?
風が結構ありマス。やっぱり甘くはありません。
この状態では、沖に出るのは到底NG。
ただ、浅くても魚はいると信じて、タクジグさんと浅場を流していくこととします。
ただ・・・水深30メートルたらずで45gのタイラバ、、底をとれません。。
しかもラインがすぐに斜めになるので、流し直し頻度激増。
タイラバでのマダイ狙いは厳しい戦いになりそうです。
自分一人なら、なえてるところですが、やっぱり僚艦があると心強い。。
しかし、こういった局面でも足漕ぎは強いです。
というのも、タクジグさんのホビーエボリューションがポイントにガッチリととどまっている間に、、
かたやタンデム一人乗り(しかもパラアンカーなし)の私はどんどん流されます。
おーい。
おーい。
オーイ・・・
漕ぎ戻りスタート。
オラオラオラオラオラ
消耗。
そして、そうこうするうち、はやばやタクジグさんにヒット!
ピチピチ美味しそうなツバスです。
私もニアーな位置でおこぼれを狙いますが、、おおっとヒット&即バレ。
がーん。
その後は無反応。一瞬の群れだったようです。
ただ、タクジグさんに何かしら釣ってもらえたことで、心の負担が10%くらい軽減・・・
この後は各自思い思いの場所で流していきます。
タクジグさんは浅場にとどまり、私はだんだんと流されるまま、絶対国防圏を超えて40メートルラインまで進出。
しかし、今日は中潮なのにもかかわらず、潮が効いていないのか波風のせいか、潮目がほとんど分からない。
そんなとぼしいアタリを拾う厳しい釣りの中、、まさかの即バレ連発。
不思議と根魚すら釣れません。
やはりラインが斜めなのと、うねりと波と風で艇が暴れ、ふっとテンションが抜けた瞬間にまんまとバレている?
ような気がします。。
つまりは根ガカリ外す要領と一緒?
しかも食いが浅いのか、かかりも甘そうで、最初の首振りで外される感じで。
いくらヘタでも、こんなにバレを連発するのも珍しい。
やっぱりこの状況でタイラバは厳しいのか・・・とはいえマダイが釣れないと話にならないし・・・(等ぶつぶつ)
その間、タクジグさんは浅場で良型のヒラメをゲットされた、との電報が。
さすが、地の利を活かすだけの地元の田舎忍者とは、腕が違います。
同じ場所でやっていると、いやがおうにも突きつけられる「腕の差」
焦って自分のペースを貫けないようではダメですが、こういう純粋な気づきも「悟り」のひとつかもしれません。。
ファーストインパクト・・・
その後も色々模索しつつ、
何とかマダイらしきアタリ(多分チャリコ)を乗せるも、リーダーまで入ったところでお決まりの最後のギュン、瞬発系のツッコミで痛恨のバラシ。
波風で魚の顔すら見えなかったのは残念。。
やっぱり何かいつもと違います。
そもそも今日の私は・・・ほとんどがパドリングタイム。
そして釣りの時間がどんどん圧迫されて。る。
沖からタクジグさんを見ていると、タクジグさんがじっと釣り糸を垂れている時間に、私は修行中(パドリング)、ということがあまりにも多いのである。
こういう艇速の遅さからくる「非効率」も釣果に影響を与えているのは明らか。
普段はこんなもんと思ってたけど、くらべて感じる、タンデム一人乗りの限界。
今日2つ目の「悟り」。
セカンドインパクト・・・
この時点で10時前。
奮闘むなしく、完全ボーズなり。
泣ける。。
あ~あ。
タクジグさんは、釣れてるかなあ~
マダイはあの場所ではちょっと、厳しいだろうな~
そうこうするうち、奇跡的にいったん?風も落ちてきたので、タクジグさんが浅場から沖へやってきて、合流。
アタリは多いけど、めちゃバレるらしい。マダイらしきアタリもあるとか。
おんなじやー。
そして満を持して、南方戦線の60メートルライン、私的マダイの鉄板ポイントへと向かいます。
そしてつかの間の奇跡60メートルラインに並び、それぞれしばらく流していると、、
何か重い。ただ全然ひかない。
海藻と思ったら、ガシラ。
寝てた?
とりあえずはボーズは脱出。
ただ、全然嬉しくない。タイラバでガッシーとか、何のテクもいらんし。
あーあ、ヘタなのはコラボすると白日の下にさらされるね。
ただ、どうしようもない。つらいな。。
ため息をついていると、どこからか歓声が。(風が強いのであんまりよく聞こえない)
あれ?ん?タクジグさんの様子がおかしい・・・
後方からこっそり近付くと、、ん?風上から魚の臭いがする(笑)
これは、なんか釣れたな・・・
タクジグさんがついに、大本命のマダイゲット!
しかもデカい。
ついに、、ミッション完了・・・感無量。
まさに、
トラトラトラ!
我奇襲に成功セリ!
なぜか自分のことのように、嬉しい。。
やはり案内人冥利に尽きます。
タクジグさんは塩焼きベストの駆逐艦サイズを想定してたみたいで、60オーバーの巡洋艦サイズはデカすぎるサイズみたいでしたが、、
さすが上手い人はちゃんと釣ります!
とりあえず、、一気に肩の荷が下りました。
後はプチボーズの私が釣るだけです。
このままでは帰れない田舎忍者。
地元の意地があります。
とはいえ、再び風が強くなってきました。
もう時間があまりありません。
おこぼれ狙いでタクジグさんのそばで流していると、ギュン、とマダイ特有のスカートを引っ張るアタリ。
しかし、やっぱり乗りません。。
ツバスの時とおんなじ。おこぼれヒット失敗。
ただ、確かにこの近辺にマダイはいるようだ。
すると、、潮が変わったのか、さっ、と周囲に潮目が浮かんだ。
タクジグさんがヒットしたのも、潮が変わったからかも。
少し先に絶好の潮目が見えたので、鬼パドルで向かいます。
到着すると、そこは海藻が一本のラインになって流れている場所。
絶好のチャンス。これは釣れる。
そして、おそらく最後のチャンス・・・
ちょうど海藻と整列するようにラインを落とし、一発勝負のドテラ流しで行きます。
3回目の流しで、巻き上げと同時。
ググン、と根ガカリのような重さ。
おっしゃ。フォールで食った。
このパターン、反転されるまでは巻けるだけ巻かないといけない。
このチャンス、ぜったい逃したくない!と思うと、心臓がバクバク・・・
祈るような気持ちで天を仰ぎ、リーリング。
絶対にテンションを抜かしてはいけない。抜けたら、バレる。
カヤックがどんどん揺られる中で、緊張が高まる。
そして反転。
一気にラインが出る。
しかし余裕はない。一気に勝負をかけるべく、対抗してゴリ巻き。
それでもヒュンヒュンとドラグを鳴らしてラインが出ていく。
デカい。しかも引きからマダイ確定・・・
でも時間がない。
非情になり、ラインが出てもさらにかぶせるようにゴリ巻き、の力勝負。
やっとリーダー入った!
ところがラインが流されまくっているせいで、だ~いぶ前方にぷかーっと上がるギョタイ。
ん?赤い。やっぱりマダイや。しかも、デカっ。
そしてバサバサとエラ洗い。
ヤバい。まだまだパワーが残ってる・・・。
タモを持つ手に緊張が走る。
やたーー!とれたーー!
綺麗なマダイ。
本当に苦しい状況の中、なんとか一瞬のチャンスをものにできた・・・。
毎回毎回できすぎやろ・・・やっぱ神様いるわ!ありがとう!
どうやらカカリは甘かったみたいで、フックが簡単にぽろっと取れた。
あぶないあぶない・・・
今までのモンスターほどデカくはありませんが、綺麗なピンクでいかにもマダイらしい魚体。
しかも70センチUPの戦艦サイズです。
おっしゃーー!
周りを見ると、風もどんどん上がっているので、感慨にひたる暇もなく、帰路に着きます。
~・~・~・~・~・~・~・~
母港に戻る連合艦隊。
敵艦をほふった後だけに、意気揚々です。
が、海況は悪い。ここで送りオオカミの潜水艦などに撃沈されるわけにはいきません。
無事これ名馬。
ところが、向かい風のなか、旧式超鈍足艦の私はここでも本領発揮。
いつもひとり浮きなので、タクジグさんに初のブツ持ち写真をとってもらおうとしましたが、、
ひとあし先に浅場へ戻らんとする僚艦から、どんどん引き離されマス。
最初は近くにいたはずのタクジグさんが、点に。
おーい。
あまりの艇速の違いに、ディープインパクト。
やっぱり、せめてシングル艇にしないとな・・・
【釣果】
マダイ72cm×1、(10時34分)
ガシラ×1(10時4分)
【本日の未帰還機】
なし
【本日の潮】
中潮
カヤックを片づけながらタクジグさんと歓談。
カヤック談義は尽きません。
もっと話したかったんですが、今回上級者と一緒に浮かせてもらって、学べたことが大きいです。
やっぱりカヤッカー交流は大事ですね~。
今年も残り少ないですが、今日得た「悟り」とともに、色んなインパクトを前に進む力に変えて行きます。
カヤックフィッシング最高!
そして、最高のタイミングで2人にプレゼントをくれた神様に、今日も感謝・・・。
2014年11月05日
BIRTHDAY KF 22nd PRESENTS モンスターマダイ ~ 計画 ~
最近色々と忙しい状況が重なり、当分浮けないかなと思っておりましたが、、
今週は私の誕生日ということで、妻のシブシブ許可が出まして、、
ベタ凪の予報ということもあり、急きょ生まれし日の潮風を浴びに行ってまいりました。
ただ、午後から用事があるため、午前中のみの短期決戦。

今回のテーマは「計画」
前回の流れを引き継いでいますが、なかなか計画通りにいかないのがKF。
しかし前もって計画しておかないと成功と失敗もごちゃまぜに。
時間とともにすぐに見分けがつかなくなってしまいます。
計画に縛られては意味ないのですが、今日は短期決戦ということもあり、しっかり計画を立て、やろうとしたことがちゃんとできたのかをしっかり刻み付けて、次回へと進んでいきたいです。
そういえば・・・以前著名なカヤックアングラーが、GPS付の魚探を使わない理由として、「過去の自分に縛られるから」と話していたことがめちゃ心に残ってます。
なので、計画といっても過去にこだわって、ポイントを巡るようなことはしないようにしてます。(実際もう釣れない・・・)
不変的に釣れるポイント(そんなんあるの?)を除き、過去の情報はむしろ雑音になってしまうので、尊敬するカヤックアングラーの方々にならい、その日その日の海に耳をそばだててみる感じが理想。
やっぱりオーシャンズの諸先輩方は、その辺の臨機応変さというか、体感するセンスがずば抜けてる感じがします・・・
一日たったらガラリと変わってしまう、そんな海の“WONDER”を感じるのが、私がKFを大好きな理由のひとつです。
これからも、少年のようにカヤックを楽しみ、SENCE OF WONDER を磨いていきたいです。
さて、長くなりましたが、、
なので計画といっても、今日は
① その日のヒット水深を探る
② ヒット水深を中心に南へ針路をとり、(できれば)未知の岬近辺をリサーチする
③ 神様から誕生日プレゼントをもらう
④ 11時までに浜バックし、夫婦円満も全うする
この程度のあくまでもうっすらした・・計画です。。
今日は中潮。明日は大潮ということで、潮の動きには期待が持てます。
10月9日の大潮の日のKF
では、岬回りの60~70メートルラインに長大な潮目が発生し、ヘタなので大半撃ち漏らしてしまいましたが、長時間にわたってガシガシとヒットが続きました。
ところで、水深についてですが、、今まで潮目ばかりを求めてウロウロしていた私にとって、カヤックアングラーがなぜ水深に注目しているのか、今までイマイチ分かっていませんでした。
がしかし、、魚探を使いだしてから、その日によって、ヒットする水深にフシギな偏りがあることに、やっと気づいてきました。
そもそも魚が水深なんて細かくわかってるハズもないと思ってましたが、ジッサイにはたかが5メートルや10メートルの微妙な違いが釣果を左右することも。。
つまり、魚は海岸線に対して、垂直にはあまり移動せず、平行に移動するイメージでしょうか。
それがいわゆるラインを形成している気が・・・してます。。(私の勝手な思い込みかも)
理由は分かりませんが、海水温や潮流等が関係しているような・・・
とはいえ、大移動ができないカヤックにとって、その日のヒットラインを見極めるのはかなり重要だと思われます。
今までヤミクモに移動を繰り返していましたが、そのあたりも「計画」して行動しようと思います。

6時過ぎ出艇。夜明けとともに。
今日も無事帰れるように、海からの恵みをいただけるように!
出艇準備中はやや風がありましたが、海上はべた凪。最高です。
沖へと漕ぎ出し、潮目を流しつつ、浅場からヒット水深を探っていきます。

ファーストヒットは、アコウwithイカリムシ(怖
気持ち悪いけど、、帰国できない体調でいらっしゃるようなので、、イカリムシのアンカリングを丁寧に除去し、いただくこととします。
それにしても、、今日もベイト反応がまるでありません。
今日もタイラバデーになるのか・・・
ファーストヒットの水深は50メートル。
すなわち・・・根魚なのでアテになりませんが・・・今日は50メートルをひとつの基準として考えたいと思います。
30~40もタイラバやジギングでじっくり探ってみましたが、今日は浅場はノーな感じです。
ただ、ヒットのあった50メートルラインにもベイトは全くなかったし・・・
そこで、、最近目覚めた、タイラバの出番です。
根魚狙いなら、なーんも考えなくても巻くだけで釣れちゃいますが、マダイ狙いとなるとそうはいきません。
警戒心の強い彼らにカブラを食わせるには、それなりの工夫と努力が必要と最近分かりました。
タイラバががぜん、面白くなってきました!
~・~・~
続けて移動を繰り返しながら探っていきます。
やはり今日は潮の流れ方が本気です。
なので先週のように朝方だけしか釣れない冷たーい感触はしませんが、いかんせん魚の気配がありません。。
粘り強く70メートルラインまで探っていきますが、コツンとも来ません。。
そこで、ファーストヒットのあった50メートルラインまで戻り、潮目を流していきますが・・・やはり・・・コツンレス・・・
今日はもうアカンかも、あーと・・・ため息ばかりが出ます。。
でも私は非常にシツコイ釣りをするタイプなので、あきらめずに朴訥に探っていきます。
というのも、、雰囲気はいいんです!!この雰囲気が崩れないうちはあきらめません!
私の(短いが)経験上、こういう時は安易に移動せずに粘った方が、きっと何か良いことかが起こるはず。
やはり、足で稼ぐ選挙、ひとつひとつの握手がモノを言う、まさにわがドブ板フィッシングの真骨頂です。
~・~・~
そして、ひたすら有権者に頭を下げて回った私、路地裏で何度もため息をついた。これで数えて何個めの潮目だっただろうか・・・
ここは潮が回り込んで潮目が出たり消えたりしている、私的にみて、かなりの有望ポイント。
流してみると、潮でタイラバがぐいぐい持ってかれます。無風にもかかわらず、非常に底がとりにくい。
しかも、特定の水深で重くなったり、軽くなったり、複雑な潮の動きをしていることが、タイラバの引き加減で分かります。
こういうポイントでは、タイラバの早巻きが有効、と信じる。
何度か流しなおし、着底から巻き始めたその時、、
ドギュギューーン!ギギギギギギ・・・
何の前触れもなくロッドが海面に突き刺さり、一気にラインが出されます!
長い沈黙にボケた頭が、ブン殴られたようにハッキリ。
しかも、、カヤックが・・・豪快に引っ張られています!
巻き取ろうとするも、相当に強い抵抗でギュンギュンドラグが鳴る。
ここまで1時間近くコツンとも来なかったので、とりあえず、まずはバレるなよーと祈りながらやり取り。
こんなになーんにも魚探に映ってない場面での大物。そしてこの強烈な突っ込み。
今日も、きっと・・・奴に違いありません!
ラインに強いテンションがかかり続けますが、たまに反転するのか、ふいにテンションが抜けたりするたび、、バレたか?と不安がよぎります。
バレないように慎重にやりとりして・・・巨体が浮いて・・・

またまた、どでけえーー!!
80アップの、当地名物モンスターマダイです!
非常に体高があるタイプで、めちゃ旨い脂の乗ったオスのマダイに違いない・・・

フックが2本とも大鯛特有のタラコクチビルにガッチリ刺さってます。
先日チューニングしたフックよ、ナイスフッキング!
それにしてもこのモンスター級のマダイ、彼らはネクタイをカジカジしたり、そんなもったいぶったことをしてきません・・・
前アタリなどなく、一気にドカーンとカブラをひったくっていきます。
それだけ体も大きく、自信もある。
それでいて警戒心は相当に強い。
他の魚の魚信が途絶えたような静かな海に、突然彼らはやってきます。
あくまで仮説ですが、遊漁船で80を超えるマダイがなかなか上がらないのも、生き残ってきた大型ほど特に警戒心が強く、コマセにもおびきよせられにくいからでしょうか。
そんな戦地を潜り抜けてきた歴戦の大鯛を仕留めるのも、カヤックフィッシングならではの醍醐味。
カヤックフィッシング最高!!
そして、かっ、神様からの最高のバースデープレゼント・・・(感無量)
本日も・・くしくも超大型爆撃機を撃墜。
とはいえ先週や先々週みたいに、いつもマダイ1枚だけの釣果だと、私もいっこうに高射砲のマグレ当たりの域を出れないので、どうしてもレギュラーサイズのマダイ、戦闘機クラスをぜひ追加したい・・・と思い、さらに南下しながら70メートルラインまで探っていきます。

しかし・・・・釣れません・・・

粘ってなんとか良型のアオハタを追加したのみ。
こいつらはヒットラインにかかわらずどこでも釣れてしまうため、ヒットラインを探る参考になりません
やっぱりモンスターマダイがヒットした55メートルラインが吉か?
そそくさと戻ります。
55メートルラインの潮目を流していくと、かすかなアタリがあります。
食いがシブいですが、こっちには魚はいるようです。
やがて、ネクタイが引っ張られる微妙な感触がある。
続けて落としていくと、やっとギュン、と乗った!
最初は根魚だと疑わなかったが、なかなかのイカツい突っ込み。
引きから判断すると型は小さいハズだが、最期の突っ込みではキュキュッとドラグを鳴らす、ナイスツッコミを見せる。
どうやらこれは根魚ではないな・・・

あがってきたのは・・・綺麗な紅葉鯛、40cm
あらよっと、ぶっこ抜きで空中でタモリングしたら、そのままフックが外れて飛んでった・・・そうとう掛りが浅かった模様。
あぶないあぶない・・・
めちゃ綺麗なフツーのマダイは、ある意味デカマダイより、嬉しい!
デカマダイはまさに見た目も怪物。あんましマダイには見えず、怪物を釣った感じ
でもこういう細かいアタリを乗せられるようになったら、マダイの数釣りができる気がしますが、デカマダイと違って肉が薄いカタクチビルはバレやすく、まだまだ精進がたりません。。
この時点で10時前。
あと1時間ほど、頑張れます。
~・~・~
すると、先週見逃してしまった、ハマチのナブラが再発生。
魚探が真っ赤です。
そして、、カヤックの横を大群が横切っていきます・・・
それっ、とばかりに色んなジグを落としまくり、ミノーも投げましたが、無反応・・・。
サイトフィッシングを試みますが、落ちていくジグにチラッと近寄って、フンッ、と去っていくのが見えます・・・
ミノーへの追っかけもなし。
赤青ギフトセットの野望が潰えました・・・
ガーン。。
その後も色々探ってみるも、

後が続かず、帰りがけに良型のアコウを追加したのみとなりました。

【本日の戦果】
マダイ 82cm×1(7.0kg)、40cm×1
アコウ 30cm×1、25cm×1
アオハタ 35cm
【本日の未帰還機】
なし
【潮】
中潮
積年の待望、青物ゲットはなりませんでしたが、、「計画」どおりのコースをたどり、バースデープレゼントももらいつつ、時間通りに無事に帰ることができました。
今日も、海の恵みをくれた神様に感謝!
今週は私の誕生日ということで、妻のシブシブ許可が出まして、、
ベタ凪の予報ということもあり、急きょ生まれし日の潮風を浴びに行ってまいりました。
ただ、午後から用事があるため、午前中のみの短期決戦。
今回のテーマは「計画」
前回の流れを引き継いでいますが、なかなか計画通りにいかないのがKF。
しかし前もって計画しておかないと成功と失敗もごちゃまぜに。
時間とともにすぐに見分けがつかなくなってしまいます。
計画に縛られては意味ないのですが、今日は短期決戦ということもあり、しっかり計画を立て、やろうとしたことがちゃんとできたのかをしっかり刻み付けて、次回へと進んでいきたいです。
そういえば・・・以前著名なカヤックアングラーが、GPS付の魚探を使わない理由として、「過去の自分に縛られるから」と話していたことがめちゃ心に残ってます。
なので、計画といっても過去にこだわって、ポイントを巡るようなことはしないようにしてます。(実際もう釣れない・・・)
不変的に釣れるポイント(そんなんあるの?)を除き、過去の情報はむしろ雑音になってしまうので、尊敬するカヤックアングラーの方々にならい、その日その日の海に耳をそばだててみる感じが理想。
やっぱりオーシャンズの諸先輩方は、その辺の臨機応変さというか、体感するセンスがずば抜けてる感じがします・・・
一日たったらガラリと変わってしまう、そんな海の“WONDER”を感じるのが、私がKFを大好きな理由のひとつです。
これからも、少年のようにカヤックを楽しみ、SENCE OF WONDER を磨いていきたいです。
さて、長くなりましたが、、
なので計画といっても、今日は
① その日のヒット水深を探る
② ヒット水深を中心に南へ針路をとり、(できれば)未知の岬近辺をリサーチする
③ 神様から誕生日プレゼントをもらう
④ 11時までに浜バックし、夫婦円満も全うする
この程度のあくまでもうっすらした・・計画です。。
今日は中潮。明日は大潮ということで、潮の動きには期待が持てます。
10月9日の大潮の日のKF
2014/10/09
では、岬回りの60~70メートルラインに長大な潮目が発生し、ヘタなので大半撃ち漏らしてしまいましたが、長時間にわたってガシガシとヒットが続きました。
ところで、水深についてですが、、今まで潮目ばかりを求めてウロウロしていた私にとって、カヤックアングラーがなぜ水深に注目しているのか、今までイマイチ分かっていませんでした。
がしかし、、魚探を使いだしてから、その日によって、ヒットする水深にフシギな偏りがあることに、やっと気づいてきました。
そもそも魚が水深なんて細かくわかってるハズもないと思ってましたが、ジッサイにはたかが5メートルや10メートルの微妙な違いが釣果を左右することも。。
つまり、魚は海岸線に対して、垂直にはあまり移動せず、平行に移動するイメージでしょうか。
それがいわゆるラインを形成している気が・・・してます。。(私の勝手な思い込みかも)
理由は分かりませんが、海水温や潮流等が関係しているような・・・
とはいえ、大移動ができないカヤックにとって、その日のヒットラインを見極めるのはかなり重要だと思われます。
今までヤミクモに移動を繰り返していましたが、そのあたりも「計画」して行動しようと思います。
6時過ぎ出艇。夜明けとともに。
今日も無事帰れるように、海からの恵みをいただけるように!
出艇準備中はやや風がありましたが、海上はべた凪。最高です。
沖へと漕ぎ出し、潮目を流しつつ、浅場からヒット水深を探っていきます。
ファーストヒットは、アコウwithイカリムシ(怖
気持ち悪いけど、、帰国できない体調でいらっしゃるようなので、、イカリムシのアンカリングを丁寧に除去し、いただくこととします。
それにしても、、今日もベイト反応がまるでありません。
今日もタイラバデーになるのか・・・
ファーストヒットの水深は50メートル。
すなわち・・・根魚なのでアテになりませんが・・・今日は50メートルをひとつの基準として考えたいと思います。
30~40もタイラバやジギングでじっくり探ってみましたが、今日は浅場はノーな感じです。
ただ、ヒットのあった50メートルラインにもベイトは全くなかったし・・・
そこで、、最近目覚めた、タイラバの出番です。
根魚狙いなら、なーんも考えなくても巻くだけで釣れちゃいますが、マダイ狙いとなるとそうはいきません。
警戒心の強い彼らにカブラを食わせるには、それなりの工夫と努力が必要と最近分かりました。
タイラバががぜん、面白くなってきました!
~・~・~
続けて移動を繰り返しながら探っていきます。
やはり今日は潮の流れ方が本気です。
なので先週のように朝方だけしか釣れない冷たーい感触はしませんが、いかんせん魚の気配がありません。。
粘り強く70メートルラインまで探っていきますが、コツンとも来ません。。
そこで、ファーストヒットのあった50メートルラインまで戻り、潮目を流していきますが・・・やはり・・・コツンレス・・・
今日はもうアカンかも、あーと・・・ため息ばかりが出ます。。
でも私は非常にシツコイ釣りをするタイプなので、あきらめずに朴訥に探っていきます。
というのも、、雰囲気はいいんです!!この雰囲気が崩れないうちはあきらめません!
私の(短いが)経験上、こういう時は安易に移動せずに粘った方が、きっと何か良いことかが起こるはず。
やはり、足で稼ぐ選挙、ひとつひとつの握手がモノを言う、まさにわがドブ板フィッシングの真骨頂です。
~・~・~
そして、ひたすら有権者に頭を下げて回った私、路地裏で何度もため息をついた。これで数えて何個めの潮目だっただろうか・・・
ここは潮が回り込んで潮目が出たり消えたりしている、私的にみて、かなりの有望ポイント。
流してみると、潮でタイラバがぐいぐい持ってかれます。無風にもかかわらず、非常に底がとりにくい。
しかも、特定の水深で重くなったり、軽くなったり、複雑な潮の動きをしていることが、タイラバの引き加減で分かります。
こういうポイントでは、タイラバの早巻きが有効、と信じる。
何度か流しなおし、着底から巻き始めたその時、、
ドギュギューーン!ギギギギギギ・・・
何の前触れもなくロッドが海面に突き刺さり、一気にラインが出されます!
長い沈黙にボケた頭が、ブン殴られたようにハッキリ。
しかも、、カヤックが・・・豪快に引っ張られています!
巻き取ろうとするも、相当に強い抵抗でギュンギュンドラグが鳴る。
ここまで1時間近くコツンとも来なかったので、とりあえず、まずはバレるなよーと祈りながらやり取り。
こんなになーんにも魚探に映ってない場面での大物。そしてこの強烈な突っ込み。
今日も、きっと・・・奴に違いありません!
ラインに強いテンションがかかり続けますが、たまに反転するのか、ふいにテンションが抜けたりするたび、、バレたか?と不安がよぎります。
バレないように慎重にやりとりして・・・巨体が浮いて・・・
またまた、どでけえーー!!
80アップの、当地名物モンスターマダイです!
非常に体高があるタイプで、めちゃ旨い脂の乗ったオスのマダイに違いない・・・
フックが2本とも大鯛特有のタラコクチビルにガッチリ刺さってます。
先日チューニングしたフックよ、ナイスフッキング!
それにしてもこのモンスター級のマダイ、彼らはネクタイをカジカジしたり、そんなもったいぶったことをしてきません・・・
前アタリなどなく、一気にドカーンとカブラをひったくっていきます。
それだけ体も大きく、自信もある。
それでいて警戒心は相当に強い。
他の魚の魚信が途絶えたような静かな海に、突然彼らはやってきます。
あくまで仮説ですが、遊漁船で80を超えるマダイがなかなか上がらないのも、生き残ってきた大型ほど特に警戒心が強く、コマセにもおびきよせられにくいからでしょうか。
そんな戦地を潜り抜けてきた歴戦の大鯛を仕留めるのも、カヤックフィッシングならではの醍醐味。
カヤックフィッシング最高!!
そして、かっ、神様からの最高のバースデープレゼント・・・(感無量)
本日も・・くしくも超大型爆撃機を撃墜。
とはいえ先週や先々週みたいに、いつもマダイ1枚だけの釣果だと、私もいっこうに高射砲のマグレ当たりの域を出れないので、どうしてもレギュラーサイズのマダイ、戦闘機クラスをぜひ追加したい・・・と思い、さらに南下しながら70メートルラインまで探っていきます。
しかし・・・・釣れません・・・
粘ってなんとか良型のアオハタを追加したのみ。
こいつらはヒットラインにかかわらずどこでも釣れてしまうため、ヒットラインを探る参考になりません
やっぱりモンスターマダイがヒットした55メートルラインが吉か?
そそくさと戻ります。
55メートルラインの潮目を流していくと、かすかなアタリがあります。
食いがシブいですが、こっちには魚はいるようです。
やがて、ネクタイが引っ張られる微妙な感触がある。
続けて落としていくと、やっとギュン、と乗った!
最初は根魚だと疑わなかったが、なかなかのイカツい突っ込み。
引きから判断すると型は小さいハズだが、最期の突っ込みではキュキュッとドラグを鳴らす、ナイスツッコミを見せる。
どうやらこれは根魚ではないな・・・
あがってきたのは・・・綺麗な紅葉鯛、40cm
あらよっと、ぶっこ抜きで空中でタモリングしたら、そのままフックが外れて飛んでった・・・そうとう掛りが浅かった模様。
あぶないあぶない・・・
めちゃ綺麗なフツーのマダイは、ある意味デカマダイより、嬉しい!
デカマダイはまさに見た目も怪物。あんましマダイには見えず、怪物を釣った感じ
でもこういう細かいアタリを乗せられるようになったら、マダイの数釣りができる気がしますが、デカマダイと違って肉が薄いカタクチビルはバレやすく、まだまだ精進がたりません。。
この時点で10時前。
あと1時間ほど、頑張れます。
~・~・~
すると、先週見逃してしまった、ハマチのナブラが再発生。
魚探が真っ赤です。
そして、、カヤックの横を大群が横切っていきます・・・
それっ、とばかりに色んなジグを落としまくり、ミノーも投げましたが、無反応・・・。
サイトフィッシングを試みますが、落ちていくジグにチラッと近寄って、フンッ、と去っていくのが見えます・・・
ミノーへの追っかけもなし。
赤青ギフトセットの野望が潰えました・・・
ガーン。。
その後も色々探ってみるも、
後が続かず、帰りがけに良型のアコウを追加したのみとなりました。
【本日の戦果】
マダイ 82cm×1(7.0kg)、40cm×1
アコウ 30cm×1、25cm×1
アオハタ 35cm
【本日の未帰還機】
なし
【潮】
中潮
積年の待望、青物ゲットはなりませんでしたが、、「計画」どおりのコースをたどり、バースデープレゼントももらいつつ、時間通りに無事に帰ることができました。
今日も、海の恵みをくれた神様に感謝!