2014年08月18日
遠征KF③ ファミリーKF 12th モンスターアコウ ~ 念願 ~
子どもたちと美しい海岸線を眺めながら、カヤックは波間を滑るように進んでいく。
そして、陸地からはけしてたどり着けない未知なる浜辺へ、ときめきに満ちた小さな足がおりたつ。
歓声とともに、ゆったりとした時間が流れていく。。
・・・そんなあたたかな光景を思い浮かべ、タンデム艇を購入した私。
しかし・・・今は、ただのオッサンの趣味の道具と化した、プロ2タンデム。
本来の主旨を逸脱すること、はなはだし。
初心を忘れてはいけません!
今回は前回に引き続き、お盆の帰省中の釣行第2弾。
念願かなって、初のファミリーカヤックフィッシングです。
当初は既定路線のひとりぼっちの予定でしたが、長女が「カヤックに乗って釣りをしたい!」とごねるもので、少し不安はあるものの、妻の許可を得てやってきました。
釣りが好きで、しっかり者とはいえ、まだまだ幼い小学生の娘との釣行なので、色々と気を遣います。
最近荒れ気味のお盆ですが、今日はおそらく一番海況が良い、ハズ。

娘、撮影す
海へ向かう道中、何度もシカに遭遇。
カヤックフィッシングと鹿と言えば、切っても切れない縁と言えるほど、道中よく出会うケモノですが、、
娘のテンション↑↑

5時出艇。
無風ですが、サイレントヒル並に濃い霧が発生し、少し漕ぎ出しただけで、もう岸が見えない。
いきなり安心安全度↓↓
磯に打ち付ける波の音でかろうじて岸の方角が分かるものの、四方にひとつも陸地が見えないと娘が騒ぎ、怖がるので岸沿いに戻りつつ行きます。
しかし、先週とはうってかわって早朝なのに、全然潮が効いていない様子。
というより、正確に言うと、フネが流されるので潮は流れているらしいが、潮目が見えない。
ペッタペタの海面で、どーにも釣れそうにもない雰囲気。
それでも一応タイラバを落としてみるが、、眠気を覚ますように、いきなり強烈なアタリと思ったら・・・正体は根ガカリ。
幽霊の正体見たり枯れ尾花・・・

・・・そして、リーダーブレイク。ドカーン。。
しかも娘がうねりでグロッキー。いずれにしてもこのままではまずい。ちょうど私のお腹もゴロゴロしてきたので、一旦浜へ戻り、仕切り直し。
駐車場でリーダーを組んでいると、霧がすっかり晴れてきました。
風が、霧を運んでいったよう、、
8時 再出艇。
すっかり海の様子が変わっています。
真っ白だった海面が、蒼い。そして、南の風がやや強い
娘は船酔いから回復。早朝無風の中の、うねりが良くなかったようです。
すぐに大規模な潮目を発見し、潮目に沿ってうまくカヤックが流れるように操作し、探っていきます。
こういうシチュエーションでは、ジギングが有利、と信じている私。
やっぱりいました、アコウが。

今日もアコウラッシュの予感・・・小さいので放流。
引き続き落としていくと、目の覚めるビッグヒット。間違いなくデカい。
中層になってもチョンチョンと竿を引き込むので、マダイだったら嬉しいな・・・と淡い期待を抱く。

今日も来ました、当地名物モンスターアコウ。
しかも、明らかに先週よりデカい!ひょっとして50UP?

一匹大物を上げて一息ついたところで、娘が私にも釣らせて!と何度もせがむもので渋々・・・
・・・ていうか、ファミリーフィッシングであることをすでに忘れてる私。。
昨日娘に座学で教えた内容を、もう一度着底からリーリングまでおさらい。

とはいえ、なかなか釣れないだろう、とたかをくくっていると。
巻けへん!と叫ぶ娘。
バトンタッチすると、、確かにかかってる・・・
慎重にリーリングして、再びアコウ。

アベレージサイズだけど、娘の記念すべきカヤックフィッシング初獲物。
娘、私よりセンスあるかも・・・

口の中から出てきたのは石?
どうやらカニやエビが消化されてペレット状になったもの。
このあたりのアコウが吐き出すのはエビだったり小魚だったり、多種多様。
とにかく動くものにガッついているようです。
しかし、南風が結構強い。どんどん流される。
とはいえマジ漕ぎすると、意外とあっけなくどんどん戻れる。浜との距離を確認しつつ再び流しなおす。
娘はそのままジギング。私はタイラバを落としていく(ふつう逆やろ)
すると、竿を引き込む強い当たりが。
よっしゃ乗った、と思ったら、すぐにバレた。というか、メインラインがブレイクしてるやん・・・
どうやら浜で組みなおしたリーダーがヘボだったようです。FGノットのナイロンラインのコブ作成を試みたが、百円ライターがシケており、コブなしリーダーに。ちょうどそこでスッポ抜けたみたい。
今までFGノットで失敗したことがなかっただけに、ちょっと油断した・・・ガックリ。
それゆえベイトタックルは、これ以降、直結に決定。
それにしてもベイトタックルはトラブルが多い。PE0.8号、9ポンドの非力さゆえでしょうか・・・どうも細糸は私にはしっくりきません。。4本編みか8本編みに変えようかな・・・
アコウの自己記録も更新したし、あとは娘が楽しめるように、サポートに徹しようと、決意。
そこで私は漕ぎ役に徹し、娘のタイラバを援護。
私の五感六感センサーのおもむくまま、気になるポイントに誘導していきます。

すると、娘から「来たよ」コールが!
なになに・・・と竿をチェンジすると、スルスル巻けるが、なにかしらかかっているのは確か。
絶対ちっちゃいでーと言いながらいい加減に巻いていると、、終了間際の突然の突っ込み。ズドーン。
あっけなく・・・ラインブレイク。
切れるかもとは思ったけど、やはりリーダーのないラインは、はかなくもモロい。。
しかも、ここまで上げてきてのツッコミ、きっとアコウではなかった・・・残念。。
その後もあきらめずに流していく。
それなりにアタリはあるものの、どれも小さなもの。
娘も疲れてきたので、バトンタッチ。
飽きない程度に釣れるが、サイズが・・・

成長過程なので野に放つ。

初マハタで嬉しいけど、同じく成長過程なので放流。

そうこうするうち、出艇から6時間を過ぎ、
娘が疲れたと本格的に寝だしたので、帰還となりました。

アコウ47cm ほか、多数野に放つ
(例のごとくぬめりまくり、カヤック上を滑るアコウ。47ちゃんとありましたんで、私を信じてください・・・)
ともあれ初のファミリーカヤックフィッシング、
今までとは全く違う楽しさを見つけました。
娘もまた行きたい、と目を輝かせていました。

デュエル(DUEL) ソルティーラバー
まさに、小学生でも釣れる。無敵の定番です。

シマノ(SHIMANO) 08 クラド 300J
巻き心地最高。性能の割に安すぎですよ・・・
そして、陸地からはけしてたどり着けない未知なる浜辺へ、ときめきに満ちた小さな足がおりたつ。
歓声とともに、ゆったりとした時間が流れていく。。
・・・そんなあたたかな光景を思い浮かべ、タンデム艇を購入した私。
しかし・・・今は、ただのオッサンの趣味の道具と化した、プロ2タンデム。
本来の主旨を逸脱すること、はなはだし。
初心を忘れてはいけません!
今回は前回に引き続き、お盆の帰省中の釣行第2弾。
念願かなって、初のファミリーカヤックフィッシングです。
当初は既定路線のひとりぼっちの予定でしたが、長女が「カヤックに乗って釣りをしたい!」とごねるもので、少し不安はあるものの、妻の許可を得てやってきました。
釣りが好きで、しっかり者とはいえ、まだまだ幼い小学生の娘との釣行なので、色々と気を遣います。
最近荒れ気味のお盆ですが、今日はおそらく一番海況が良い、ハズ。
娘、撮影す
海へ向かう道中、何度もシカに遭遇。
カヤックフィッシングと鹿と言えば、切っても切れない縁と言えるほど、道中よく出会うケモノですが、、
娘のテンション↑↑
5時出艇。
無風ですが、サイレントヒル並に濃い霧が発生し、少し漕ぎ出しただけで、もう岸が見えない。
いきなり安心安全度↓↓
磯に打ち付ける波の音でかろうじて岸の方角が分かるものの、四方にひとつも陸地が見えないと娘が騒ぎ、怖がるので岸沿いに戻りつつ行きます。
しかし、先週とはうってかわって早朝なのに、全然潮が効いていない様子。
というより、正確に言うと、フネが流されるので潮は流れているらしいが、潮目が見えない。
ペッタペタの海面で、どーにも釣れそうにもない雰囲気。
それでも一応タイラバを落としてみるが、、眠気を覚ますように、いきなり強烈なアタリと思ったら・・・正体は根ガカリ。
幽霊の正体見たり枯れ尾花・・・
・・・そして、リーダーブレイク。ドカーン。。
しかも娘がうねりでグロッキー。いずれにしてもこのままではまずい。ちょうど私のお腹もゴロゴロしてきたので、一旦浜へ戻り、仕切り直し。
駐車場でリーダーを組んでいると、霧がすっかり晴れてきました。
風が、霧を運んでいったよう、、
8時 再出艇。
すっかり海の様子が変わっています。
真っ白だった海面が、蒼い。そして、南の風がやや強い
娘は船酔いから回復。早朝無風の中の、うねりが良くなかったようです。
すぐに大規模な潮目を発見し、潮目に沿ってうまくカヤックが流れるように操作し、探っていきます。
こういうシチュエーションでは、ジギングが有利、と信じている私。
やっぱりいました、アコウが。
今日もアコウラッシュの予感・・・小さいので放流。
引き続き落としていくと、目の覚めるビッグヒット。間違いなくデカい。
中層になってもチョンチョンと竿を引き込むので、マダイだったら嬉しいな・・・と淡い期待を抱く。
今日も来ました、当地名物モンスターアコウ。
しかも、明らかに先週よりデカい!ひょっとして50UP?
一匹大物を上げて一息ついたところで、娘が私にも釣らせて!と何度もせがむもので渋々・・・
・・・ていうか、ファミリーフィッシングであることをすでに忘れてる私。。
昨日娘に座学で教えた内容を、もう一度着底からリーリングまでおさらい。
とはいえ、なかなか釣れないだろう、とたかをくくっていると。
巻けへん!と叫ぶ娘。
バトンタッチすると、、確かにかかってる・・・
慎重にリーリングして、再びアコウ。
アベレージサイズだけど、娘の記念すべきカヤックフィッシング初獲物。
娘、私よりセンスあるかも・・・
口の中から出てきたのは石?
どうやらカニやエビが消化されてペレット状になったもの。
このあたりのアコウが吐き出すのはエビだったり小魚だったり、多種多様。
とにかく動くものにガッついているようです。
しかし、南風が結構強い。どんどん流される。
とはいえマジ漕ぎすると、意外とあっけなくどんどん戻れる。浜との距離を確認しつつ再び流しなおす。
娘はそのままジギング。私はタイラバを落としていく(ふつう逆やろ)
すると、竿を引き込む強い当たりが。
よっしゃ乗った、と思ったら、すぐにバレた。というか、メインラインがブレイクしてるやん・・・
どうやら浜で組みなおしたリーダーがヘボだったようです。FGノットのナイロンラインのコブ作成を試みたが、百円ライターがシケており、コブなしリーダーに。ちょうどそこでスッポ抜けたみたい。
今までFGノットで失敗したことがなかっただけに、ちょっと油断した・・・ガックリ。
それゆえベイトタックルは、これ以降、直結に決定。
それにしてもベイトタックルはトラブルが多い。PE0.8号、9ポンドの非力さゆえでしょうか・・・どうも細糸は私にはしっくりきません。。4本編みか8本編みに変えようかな・・・
アコウの自己記録も更新したし、あとは娘が楽しめるように、サポートに徹しようと、決意。
そこで私は漕ぎ役に徹し、娘のタイラバを援護。
私の五感六感センサーのおもむくまま、気になるポイントに誘導していきます。
すると、娘から「来たよ」コールが!
なになに・・・と竿をチェンジすると、スルスル巻けるが、なにかしらかかっているのは確か。
絶対ちっちゃいでーと言いながらいい加減に巻いていると、、終了間際の突然の突っ込み。ズドーン。
あっけなく・・・ラインブレイク。
切れるかもとは思ったけど、やはりリーダーのないラインは、はかなくもモロい。。
しかも、ここまで上げてきてのツッコミ、きっとアコウではなかった・・・残念。。
その後もあきらめずに流していく。
それなりにアタリはあるものの、どれも小さなもの。
娘も疲れてきたので、バトンタッチ。
飽きない程度に釣れるが、サイズが・・・
成長過程なので野に放つ。
初マハタで嬉しいけど、同じく成長過程なので放流。
そうこうするうち、出艇から6時間を過ぎ、
娘が疲れたと本格的に寝だしたので、帰還となりました。
アコウ47cm ほか、多数野に放つ
(例のごとくぬめりまくり、カヤック上を滑るアコウ。47ちゃんとありましたんで、私を信じてください・・・)
ともあれ初のファミリーカヤックフィッシング、
今までとは全く違う楽しさを見つけました。
娘もまた行きたい、と目を輝かせていました。

デュエル(DUEL) ソルティーラバー
まさに、小学生でも釣れる。無敵の定番です。

シマノ(SHIMANO) 08 クラド 300J
巻き心地最高。性能の割に安すぎですよ・・・
2014年08月13日
遠征KF② 11th 大型アコウ ~ 弱点克服 ~
今回はお盆で里帰り中の釣行ということもあり
初心に帰ってカヤックフィッシングを楽しみたい、
そう思ってやってきました、この場所。
いつもホームでのKFでは、なかなかうまく釣れてないのもあり、いつも、今日はどうやって釣ろう、なんとか釣れるときに釣らないと、という逼迫感、プレッシャーが。正直、あります。
何時間もカスリすらしなかったり、いつも魚探がないせいにしてますが、結局は、私の腕がないせいです
今の私では魚探があっても多分釣れないんだと思います・・・
とはいえ、今の私の説では、釣果をわけるのは
① 釣れる海域の選定 > ②釣れる出艇場所の選定 > ③釣れるポイントの探索 > ④腕 > ⑤道具
なんじゃないかと思ってますが、違うでしょうか・・・?
もちろんその時々の状況に合わせた対応、経験と技術がものをいうかと思うのですが、、それでもダメなものはダメというときはありますよね。。
遊漁船だと(乗ったことないですが)①~③までは船頭責任、④だけ自己責任
カヤックフィッシングだと、①~④まで全て自己責任なので、どこかの時点でズレが生じると、ボーズ
になってしまうのであります。
そして私の場合、①,②が情報不足かつ近隣にカヤックフィッシング仲間もいない為、今のところマッタク改まらず、
そして、④ 腕 がないに等しいため、
いつも、③ 釣れるポイントの探索 に血眼になっております。
魚探がないため、海面のビミョーな変化とか、目や耳、皮膚感覚に至るまで少ない情報を得るために全身やたら敏感になってまして、、
皆さん、海上でお会いしたら、パスコースを探すボランチ並に、ものすごくキョロキョロしているやつが乗ったプロ2タンデムを見かけると思います。それが私です。
がしかし!今日は違います。
今回はいつもお世話になっている、domiyoshiさんから情報をいただき、万全の状態。
ブログやってて、、よかった。。
いつも釣りの初歩からなにから、色々教えていただいてます。ドミさん、ありがとうございます!
しかし、この海域、前日はこんなんでした。
↓

命があぶない。。
安全第一やし、明日出られるだろうか・・・と不安が募る。
台風一過から2日たつにもかかわらず、波がおさまらない。普通だとあまり考えられない状況らしく、地元の方も首をかしげておりました。
とはいえ当日は高波を避けてしずかな湾内で家族と海水浴。
夕方になってだんだんウネリもおさまり、翌日は、こんな感じ
↓

4時出艇。最近夜明けが遅い。
カメラの充電器を忘れ、スマホで撮影するも、露光がなさすぎて、マックラ。。

↑暗いけど、肉眼だともっと見えます〇
そして、浅場でいきなり釣れそうな潮目を発見。
見ると、最高にいい雰囲気です。早朝と言うこともあるし、まずここで一本を、と期待が高まる。
しかし、確信を持って何度もしつこく流してくが、当たらない。
おかしい。
おっかしいなーと独り言を言いながら、さらに粘っこく攻めていく。
そんな粘りが出まくって糸が引いている私のすぐそばを、同じ出艇場所から出たと思しき赤いカヤックがさっそうとさわやかに追い越していく。私に目もくれずに。そして沖へ消えていった・・・
すると、通り過ぎたあとに遅れて衝撃波がやってくるかのように、周囲でいきなりベイトが跳ね出した。
フィッシュイーターにスイッチが入りまくりのこの展開。釣れなきゃおかしいわっ。
ていうか、さっきのKFA、魚探見てないんだろうか・・・
ジグをフォールすると、巻き上げ直後に、ガツーン!
よっしゃきた!
最初良く引くけど、あとは重いだけ。根魚確定。マダイ、なわけないか・・・

でかっつ。いきなり来ました、当地名物モンスターアコウ。
このサイズにもなると、巷ではかなり高価なのではないでしょうか・・・
アコウ・・・マダイより高価だけど、なぜかこの海域ではよく釣れるため、インフレ状態になり私の中で価値が下落、、、贅沢です。すいません。。
そして、一本上げたところで一息ついて。
えー、遅れましたが、、今日のテーマは、「弱点克服」です。
最近不調のタイラバ。何としても不調を脱したい。(早朝からいきなりジグに頼ってるけど)
というのも私の目下のターゲットであるマダイをゲットするには、避けて通れない道。
ジグでマダイを狙うことも考えましたが、私の腕では無理。
釣れたとしてもあくまで副産物。もちろんスロージギングとかも更にわからんわけですし。
しかもこのタイラバ不調の今、折悪しくと言うか、折良くというか、先日私の愛用していた中古のアブガルシアSTX-LHSがクラッチ不調により退役したため、、満を持して(以前に購入していた)シマノのクラド300タイプJを投入。

グリグリとウインチ感満点だった先代とは違い、巻き心地最高。
苦手意識を乗り越えるため、マダイのいそうなポイントを狙っていきます。
すると、待望のマダイらしきアタリが!
しかも、珍しく、乗った!
竿を叩いてるやん・・・よっしゃー
が、バレた・・・
ガーン。
タイラバは、、めったに当たりもない上に、バレた時のガッカリ感が、、落差ドーン
どんどん漕いで、トライ&エラーを繰り返したいせっかちな私には向きません。。
・・・というのは、言い訳。。
しかしこの海域は潮が良く効いている。
元々、東側の海域に行きたかったのですが、どうやら西側がにぎやかな様子。潮目もバリバリできていて、あっちこっち打ってみたいポイントが同時多発的にあります。
はやる気持ちを抑えながら、欲張りな私は、潮目をスクリーニングすべく、どんどんジグをキャストしていく。
すると、、私の納豆系の粘り糸が出すぎたためか、あっけなく糸が切れてジグだけが飛んでった・・・
そして、リーダーもとんでゆく。
・・・われ、ガイドがらみへの注意をおこたり、早くもスピニングタックル、操作不能
ベイトタックルがあるさーと下がりまくりのテンションを取り直すのに必死だ。細糸だけど。。
めげずに探っていると、潮目でベイトが跳び始めた。
チャンス!
フォールしていくと、今度は痛恨の根ガカリ。
ガーン。こんなときに・・・トラブル連発
しかも手で引っ張ると、PE切断。
・・・頼みのベイトタックルまでもが、玉砕。絶対国防圏まで奪われる始末。
新しいポイントで、せっかくのチャンスにトラブル。泣けます。。
テンションも↓↓↓
しかし、背に腹は代えられず、PE直結でも釣れると証明するべく、スピニングタックルで再チャレンジ。
すると・・・竿が折れるかと言うくらいの今日一番のアタリが。
リールが、まけへん!これは間違いなくデカい。獲れるか、分からんボーダーラインの引き。
すると、格闘1分くらいで、バレた。。
やっぱりここには、モンスターがいるのかも。。
とはいえ、しかしこの地合いで小物でも釣っておかないとこれから釣れるか分かりません。
しつこくジグを落としていくと、さっきより小さいけど、アコウが。

そして、そうこうしているうちに、やがて潮どまり。
といっても、完全に全停止してしまわないところが、私のホームと違うところ。
一転、東を目指すこととします。
すると、岬の付近に同業者の方が。
聞いてみると、東は全然ダメとのこと。
でも痛い目を見るまで人の言うことを全然聞かないタイプの私は、入れ違いで東へ。
行ってみると、潮も効いてないし、明らかにダメな雰囲気。やっぱり引き返す。
すると、さっきすれ違った同業者がマダイを上げているじゃないですかーー
ストリンガーにぶら下がったその姿は、60越え。
鯛はお留守ではない様子。
影響を受けやすい私は、再びタイラバに絞って頑張ることを決意。
気になる潮目を流していきます。

さらに小ぶりなアコウ。。
ていうか、この場所、アタリがめちゃ多い。。こんなの、ワシのホームでは考えられん。
そして、、アタリとは反比例して、サイズはさらにダウン。
チビアコウ。
なので本国に強制送還を試みますが、こんなになって裏返っているので、送還不能。

そして、時間とともにどんどん釣れるサイズが小さくなる・・・。
やっとアコウ以外の魚が来たと思ったら、

ミニカサゴ。強制送還。
その後、気になる潮目を攻め、アタリは得るものの、乗らず、結局マダイにはお目に係れず帰還となりました。

アコウ45cm(カヤック上で魚体が滑ってしまい45cmないように見えますが・・・)ほか 未帰還魚たち
マダイは空振りだったものの、タイラバ不調を脱した感あり。
弱点を克服しつつ、、、次回へ

シマノ(SHIMANO) 08 クラド 300J
ハンドル1回転72cmの巻上げスピードはタイラバゲームにも最適かも。ハイスピードギアでありながら耐久性もソルト仕様。しかも性能の割に値引き率高し。文句なし。
初心に帰ってカヤックフィッシングを楽しみたい、
そう思ってやってきました、この場所。
いつもホームでのKFでは、なかなかうまく釣れてないのもあり、いつも、今日はどうやって釣ろう、なんとか釣れるときに釣らないと、という逼迫感、プレッシャーが。正直、あります。
何時間もカスリすらしなかったり、いつも魚探がないせいにしてますが、結局は、私の腕がないせいです
今の私では魚探があっても多分釣れないんだと思います・・・
とはいえ、今の私の説では、釣果をわけるのは
① 釣れる海域の選定 > ②釣れる出艇場所の選定 > ③釣れるポイントの探索 > ④腕 > ⑤道具
なんじゃないかと思ってますが、違うでしょうか・・・?
もちろんその時々の状況に合わせた対応、経験と技術がものをいうかと思うのですが、、それでもダメなものはダメというときはありますよね。。
遊漁船だと(乗ったことないですが)①~③までは船頭責任、④だけ自己責任
カヤックフィッシングだと、①~④まで全て自己責任なので、どこかの時点でズレが生じると、ボーズ
になってしまうのであります。
そして私の場合、①,②が情報不足かつ近隣にカヤックフィッシング仲間もいない為、今のところマッタク改まらず、
そして、④ 腕 がないに等しいため、
いつも、③ 釣れるポイントの探索 に血眼になっております。
魚探がないため、海面のビミョーな変化とか、目や耳、皮膚感覚に至るまで少ない情報を得るために全身やたら敏感になってまして、、
皆さん、海上でお会いしたら、パスコースを探すボランチ並に、ものすごくキョロキョロしているやつが乗ったプロ2タンデムを見かけると思います。それが私です。
がしかし!今日は違います。
今回はいつもお世話になっている、domiyoshiさんから情報をいただき、万全の状態。
ブログやってて、、よかった。。
いつも釣りの初歩からなにから、色々教えていただいてます。ドミさん、ありがとうございます!
しかし、この海域、前日はこんなんでした。
↓
命があぶない。。
安全第一やし、明日出られるだろうか・・・と不安が募る。
台風一過から2日たつにもかかわらず、波がおさまらない。普通だとあまり考えられない状況らしく、地元の方も首をかしげておりました。
とはいえ当日は高波を避けてしずかな湾内で家族と海水浴。
夕方になってだんだんウネリもおさまり、翌日は、こんな感じ
↓
4時出艇。最近夜明けが遅い。
カメラの充電器を忘れ、スマホで撮影するも、露光がなさすぎて、マックラ。。
↑暗いけど、肉眼だともっと見えます〇
そして、浅場でいきなり釣れそうな潮目を発見。
見ると、最高にいい雰囲気です。早朝と言うこともあるし、まずここで一本を、と期待が高まる。
しかし、確信を持って何度もしつこく流してくが、当たらない。
おかしい。
おっかしいなーと独り言を言いながら、さらに粘っこく攻めていく。
そんな粘りが出まくって糸が引いている私のすぐそばを、同じ出艇場所から出たと思しき赤いカヤックがさっそうとさわやかに追い越していく。私に目もくれずに。そして沖へ消えていった・・・
すると、通り過ぎたあとに遅れて衝撃波がやってくるかのように、周囲でいきなりベイトが跳ね出した。
フィッシュイーターにスイッチが入りまくりのこの展開。釣れなきゃおかしいわっ。
ていうか、さっきのKFA、魚探見てないんだろうか・・・
ジグをフォールすると、巻き上げ直後に、ガツーン!
よっしゃきた!
最初良く引くけど、あとは重いだけ。根魚確定。マダイ、なわけないか・・・
でかっつ。いきなり来ました、当地名物モンスターアコウ。
このサイズにもなると、巷ではかなり高価なのではないでしょうか・・・
アコウ・・・マダイより高価だけど、なぜかこの海域ではよく釣れるため、インフレ状態になり私の中で価値が下落、、、贅沢です。すいません。。
そして、一本上げたところで一息ついて。
えー、遅れましたが、、今日のテーマは、「弱点克服」です。
最近不調のタイラバ。何としても不調を脱したい。(早朝からいきなりジグに頼ってるけど)
というのも私の目下のターゲットであるマダイをゲットするには、避けて通れない道。
ジグでマダイを狙うことも考えましたが、私の腕では無理。
釣れたとしてもあくまで副産物。もちろんスロージギングとかも更にわからんわけですし。
しかもこのタイラバ不調の今、折悪しくと言うか、折良くというか、先日私の愛用していた中古のアブガルシアSTX-LHSがクラッチ不調により退役したため、、満を持して(以前に購入していた)シマノのクラド300タイプJを投入。
グリグリとウインチ感満点だった先代とは違い、巻き心地最高。
苦手意識を乗り越えるため、マダイのいそうなポイントを狙っていきます。
すると、待望のマダイらしきアタリが!
しかも、珍しく、乗った!
竿を叩いてるやん・・・よっしゃー
が、バレた・・・
ガーン。
タイラバは、、めったに当たりもない上に、バレた時のガッカリ感が、、落差ドーン
どんどん漕いで、トライ&エラーを繰り返したいせっかちな私には向きません。。
・・・というのは、言い訳。。
しかしこの海域は潮が良く効いている。
元々、東側の海域に行きたかったのですが、どうやら西側がにぎやかな様子。潮目もバリバリできていて、あっちこっち打ってみたいポイントが同時多発的にあります。
はやる気持ちを抑えながら、欲張りな私は、潮目をスクリーニングすべく、どんどんジグをキャストしていく。
すると、、私の納豆系の粘り糸が出すぎたためか、あっけなく糸が切れてジグだけが飛んでった・・・
そして、リーダーもとんでゆく。
・・・われ、ガイドがらみへの注意をおこたり、早くもスピニングタックル、操作不能
ベイトタックルがあるさーと下がりまくりのテンションを取り直すのに必死だ。細糸だけど。。
めげずに探っていると、潮目でベイトが跳び始めた。
チャンス!
フォールしていくと、今度は痛恨の根ガカリ。
ガーン。こんなときに・・・トラブル連発
しかも手で引っ張ると、PE切断。
・・・頼みのベイトタックルまでもが、玉砕。絶対国防圏まで奪われる始末。
新しいポイントで、せっかくのチャンスにトラブル。泣けます。。
テンションも↓↓↓
しかし、背に腹は代えられず、PE直結でも釣れると証明するべく、スピニングタックルで再チャレンジ。
すると・・・竿が折れるかと言うくらいの今日一番のアタリが。
リールが、まけへん!これは間違いなくデカい。獲れるか、分からんボーダーラインの引き。
すると、格闘1分くらいで、バレた。。
やっぱりここには、モンスターがいるのかも。。
とはいえ、しかしこの地合いで小物でも釣っておかないとこれから釣れるか分かりません。
しつこくジグを落としていくと、さっきより小さいけど、アコウが。
そして、そうこうしているうちに、やがて潮どまり。
といっても、完全に全停止してしまわないところが、私のホームと違うところ。
一転、東を目指すこととします。
すると、岬の付近に同業者の方が。
聞いてみると、東は全然ダメとのこと。
でも痛い目を見るまで人の言うことを全然聞かないタイプの私は、入れ違いで東へ。
行ってみると、潮も効いてないし、明らかにダメな雰囲気。やっぱり引き返す。
すると、さっきすれ違った同業者がマダイを上げているじゃないですかーー
ストリンガーにぶら下がったその姿は、60越え。
鯛はお留守ではない様子。
影響を受けやすい私は、再びタイラバに絞って頑張ることを決意。
気になる潮目を流していきます。
さらに小ぶりなアコウ。。
ていうか、この場所、アタリがめちゃ多い。。こんなの、ワシのホームでは考えられん。
そして、、アタリとは反比例して、サイズはさらにダウン。
チビアコウ。
なので本国に強制送還を試みますが、こんなになって裏返っているので、送還不能。
そして、時間とともにどんどん釣れるサイズが小さくなる・・・。
やっとアコウ以外の魚が来たと思ったら、
ミニカサゴ。強制送還。
その後、気になる潮目を攻め、アタリは得るものの、乗らず、結局マダイにはお目に係れず帰還となりました。
アコウ45cm(カヤック上で魚体が滑ってしまい45cmないように見えますが・・・)ほか 未帰還魚たち
マダイは空振りだったものの、タイラバ不調を脱した感あり。
弱点を克服しつつ、、、次回へ

シマノ(SHIMANO) 08 クラド 300J
ハンドル1回転72cmの巻上げスピードはタイラバゲームにも最適かも。ハイスピードギアでありながら耐久性もソルト仕様。しかも性能の割に値引き率高し。文句なし。
2014年08月06日
全風向 鬼のいぬ間の耐久KF 10th ~ できるまで、できるだけ ~
海況があまりよろしくない今日この頃。
ウインドサーフィン辞めてから海とはしばらく離れていましたが、
私ももう、あのすがすがしい海風を受けないと、腐海の毒から身を守ることができない体質になってしまったのかもしれません。
今日も出られるかどうか、当日の朝まで「海快晴」等等を見て、逡巡する。
青鬼11号と赤鬼12号の合間を縫って、もし洗濯に出られるとしたら、今日しかない。
勢力の強い11号様が近づいたらもうしばらく浮かべまい・・・
やがて風予報は好転し、オンショアのポイントなら、何とかなりそうな雰囲気に。
今日のテーマは「できるまで、できるだけ」
ともかく荒れやすさが予想される天候
安全第一で、ヤバくなったらすぐ帰れる備えをしながら、前日の風が残っている早朝を避けて、少し遅れて出発です。

6時、洗濯開始
曇天だが、風はそれほどでもない。
ただ、湾を出たところで風裏を抜け、南西の風が本領発揮。
びゅうううううう
ウインド時代の勘ではだいたい7メートルくらいか。ていうか、プレーニングできるやん。

いわゆる、サイドオフ状態。なので風に見合うほど波は出ない。ただオンショアではないため、ちょっと危険だが、同方向にもストッパーのように半島がせり出しており、最悪外洋に出てしまう心配はない。
この後はだんだん風が収まる予報のハズだが・・・
湾の入り口付近で、ちょうど良い潮目を発見したので、このあたりを攻めることに。
近場の方がもちろん安心というのもあるが、、(ていうかどうやら沖の方が風が弱そうなんだけど)
というのも 風裏 ⇒ 風表 の切り替えポイントほど、岸壁の反射で風にブースターがかかっており、より強く吹く。
ビル風みたいなイメージですかね。
ウインド時代もこういうポイントでよく沈したな・・・
ブロー、と呼ぶ単発の風がポンポンと入ってくるので、ブローホールで不意を突かれてしまう。
ていうか、オフなのに白波立ってるやん(汗
でもこの場所をしつこく攻めるのには理由が。
これまで魚探なしでまがりなりにやってきた感覚では、このポイントの雰囲気は超A級。絶対なんしか釣れる雰囲気だからです!
ひょとしたらマダイとかもいけるんちゃうのかな・・・という雰囲気
出艇後いきなりチャンスですが、風が強いのですぐ流され、いいポイントに流せるのも1ターンあたりリミット3~5回程度。連続爆撃不可。しかもすぐラインが斜めになるし、底もとりづらい。
しかもすぐに漕ぎ戻らないとポイントを外れてしまう。夜間爆撃並みの精度が要求される
パワーにものいわせてガンガン漕ぐが、、パラシュートアンカー、欲しい・・・
すると、さっそくアタリが。
ガツーンと竿が引き込まれる。よっしゃ来た。
と思ったら、ジグがなかった。。

その後、何度も同じポイントを攻めるが、ものすごい勢いで流されるため、次第に苦行状態に。
やがて、だんだんと風がおさまってきたと思ったら、A級潮目も消えてしまいました
潮目も消えたところで、微風になってきたので、さらにポイントを探索するため、沖へ。
南西の風に乗って、ポイントをスクリーニングする作戦。
しかし完全に潮どまりのようで、アタリすらない。
そして、私の体感センサーも「釣れそうですアラート」がマッタク鳴らない状態
釣れるはずない雰囲気に、落胆。
そして、次第に天気がめっぽうよくなり、太陽が、カンカン照りに
あまりにもジリジリ暑いので、、得意の?ウインドサーフィン時代によくやっていた、わざと沈して再乗艇するという荒業も飛び出す羽目に。。(注:ホントは危ないので絶対やってはいけないですw)

そして、なんか西の方が曇ってきたと思ったら、土砂降りの雨がやってきて、去って行った・・・
おまけに汗も塩も全部流していった・・・
めっちゃ気持ちよかった・・・
そして今度は風がさらに西にふれていく。
しかし釣れない雰囲気は変わらず、潮も動いている様子がない、ない。
何時間もアタリすらなし
そしてだんだんと強くなってきた西風に乗って、しぶしぶと浅場へと戻っていくことに。
西風がさらに強くなってきたので、インチクで攻めるも、根ガカリで虎の子のパイレーツが玉砕
ていうか、ここ、砂地のハズやろ~ なんか船でも沈んでんのかー
そして諦めずにボウズ回避のため、岩場付近をジグサビキで当たっていくも、やっぱり全然ダメ。
コツンとすら来ない
この時点で午後3時。
ついに初ボウズ確定か!
ついにこの日が来てしまったか・・・
風が弱くなったと思ったら、今度は北西の風が吹いてきた。
里心が起こるも、ここであきらめるわけにはいかない、と、往生際悪く、再び沖へとパドリングしていく。
すると、ベイトが跳ねているじゃないですか!

↑こういうやつ。チリメン雑魚?
どうやら夕方に近づき、ベイトが湾内に入ってきているようです。
潮も、少しだけ動き始めた・・・。
ジグを落とし、スローリトリーブ。少しだけストップを混ぜつつやると、7時間ぶりのアタリが。
ガツガツと竿を叩く、鯛系のアタリだが、プレデターも稀に同様の引きを模倣することがあるため、油断はできません。
今日初めての魚、祈るような気持ちでリーリング。

良型のレンコダイでした。
よかった、エソでなくて。。中層付近で当たってきたので、ベイトに引っ張られて浮いていたようです。
その後、帰りがてら、ベイトが跳ねているのを見つけるたびに探っていくと・・・。
再び地球に狩りに来ている、奴らが登場。

悪そうな紋様。。
すぐにリリースしてジグを落とすと、底を切った時点で、重い。
あれ?何かもうかかっている。地合いか・・・・よっしゃー

まさかのプレデター入れ食い。
ていうか、あなたは、さっきの帰ってもらった彼と同一人物?
プレデターはアホなせいか、リリースしたあとジグを落とすと、同じやつがもう一度リターンしてかかってくることがあるみたいです。こないだは群れに当たったのかと思っていましたが、どうやら違うみたい。
あんなにひどい目に遭って、一瞬で忘れて再び地球に襲ってくるなんて、能天気な野蛮さ。
さすがプレデター
ともあれ全天候、全風向の中、無事に帰れました。
しかし、おさかなさんの方が渋かった。
というか私の腕がないせいですが、、それにしても10時間近く浮いていて、バイトが4回とか、ないっしょ?
でもあきらめずに、釣れるまで釣る精神でなんとかグッドサイズレンコ氏だけ捕獲しました。
「できるまで、できるだけ」
ヘタなのは相変わらずですが、やれるだけやって、この結果。
色々無理の多かった今回の釣行ですが、ここにも無理が。

逆風を力入れて漕ぎすぎたせいか、安物汎用パドルのアルミシャフトが楕円にへしゃげてる・・・写真でわかります?
30後半の私ですが、こないだ握力テストで70kgを計測。きっとこの馬鹿力のせいです。
かっこいいグラスのパドルが欲しいですが、、
それは他の釣り具と同様、もっとうまくなってから。
ウインドサーフィン辞めてから海とはしばらく離れていましたが、
私ももう、あのすがすがしい海風を受けないと、腐海の毒から身を守ることができない体質になってしまったのかもしれません。
今日も出られるかどうか、当日の朝まで「海快晴」等等を見て、逡巡する。
青鬼11号と赤鬼12号の合間を縫って、もし洗濯に出られるとしたら、今日しかない。
勢力の強い11号様が近づいたらもうしばらく浮かべまい・・・
やがて風予報は好転し、オンショアのポイントなら、何とかなりそうな雰囲気に。
今日のテーマは「できるまで、できるだけ」
ともかく荒れやすさが予想される天候
安全第一で、ヤバくなったらすぐ帰れる備えをしながら、前日の風が残っている早朝を避けて、少し遅れて出発です。
6時、洗濯開始
曇天だが、風はそれほどでもない。
ただ、湾を出たところで風裏を抜け、南西の風が本領発揮。
びゅうううううう
ウインド時代の勘ではだいたい7メートルくらいか。ていうか、プレーニングできるやん。
いわゆる、サイドオフ状態。なので風に見合うほど波は出ない。ただオンショアではないため、ちょっと危険だが、同方向にもストッパーのように半島がせり出しており、最悪外洋に出てしまう心配はない。
この後はだんだん風が収まる予報のハズだが・・・
湾の入り口付近で、ちょうど良い潮目を発見したので、このあたりを攻めることに。
近場の方がもちろん安心というのもあるが、、(ていうかどうやら沖の方が風が弱そうなんだけど)
というのも 風裏 ⇒ 風表 の切り替えポイントほど、岸壁の反射で風にブースターがかかっており、より強く吹く。
ビル風みたいなイメージですかね。
ウインド時代もこういうポイントでよく沈したな・・・
ブロー、と呼ぶ単発の風がポンポンと入ってくるので、ブローホールで不意を突かれてしまう。
ていうか、オフなのに白波立ってるやん(汗
でもこの場所をしつこく攻めるのには理由が。
これまで魚探なしでまがりなりにやってきた感覚では、このポイントの雰囲気は超A級。絶対なんしか釣れる雰囲気だからです!
ひょとしたらマダイとかもいけるんちゃうのかな・・・という雰囲気
出艇後いきなりチャンスですが、風が強いのですぐ流され、いいポイントに流せるのも1ターンあたりリミット3~5回程度。連続爆撃不可。しかもすぐラインが斜めになるし、底もとりづらい。
しかもすぐに漕ぎ戻らないとポイントを外れてしまう。夜間爆撃並みの精度が要求される
パワーにものいわせてガンガン漕ぐが、、パラシュートアンカー、欲しい・・・
すると、さっそくアタリが。
ガツーンと竿が引き込まれる。よっしゃ来た。
と思ったら、ジグがなかった。。
その後、何度も同じポイントを攻めるが、ものすごい勢いで流されるため、次第に苦行状態に。
やがて、だんだんと風がおさまってきたと思ったら、A級潮目も消えてしまいました
潮目も消えたところで、微風になってきたので、さらにポイントを探索するため、沖へ。
南西の風に乗って、ポイントをスクリーニングする作戦。
しかし完全に潮どまりのようで、アタリすらない。
そして、私の体感センサーも「釣れそうですアラート」がマッタク鳴らない状態
釣れるはずない雰囲気に、落胆。
そして、次第に天気がめっぽうよくなり、太陽が、カンカン照りに
あまりにもジリジリ暑いので、、得意の?ウインドサーフィン時代によくやっていた、わざと沈して再乗艇するという荒業も飛び出す羽目に。。(注:ホントは危ないので絶対やってはいけないですw)
そして、なんか西の方が曇ってきたと思ったら、土砂降りの雨がやってきて、去って行った・・・
おまけに汗も塩も全部流していった・・・
めっちゃ気持ちよかった・・・
そして今度は風がさらに西にふれていく。
しかし釣れない雰囲気は変わらず、潮も動いている様子がない、ない。
何時間もアタリすらなし
そしてだんだんと強くなってきた西風に乗って、しぶしぶと浅場へと戻っていくことに。
西風がさらに強くなってきたので、インチクで攻めるも、根ガカリで虎の子のパイレーツが玉砕
ていうか、ここ、砂地のハズやろ~ なんか船でも沈んでんのかー
そして諦めずにボウズ回避のため、岩場付近をジグサビキで当たっていくも、やっぱり全然ダメ。
コツンとすら来ない
この時点で午後3時。
ついに初ボウズ確定か!
ついにこの日が来てしまったか・・・
風が弱くなったと思ったら、今度は北西の風が吹いてきた。
里心が起こるも、ここであきらめるわけにはいかない、と、往生際悪く、再び沖へとパドリングしていく。
すると、ベイトが跳ねているじゃないですか!
↑こういうやつ。チリメン雑魚?
どうやら夕方に近づき、ベイトが湾内に入ってきているようです。
潮も、少しだけ動き始めた・・・。
ジグを落とし、スローリトリーブ。少しだけストップを混ぜつつやると、7時間ぶりのアタリが。
ガツガツと竿を叩く、鯛系のアタリだが、プレデターも稀に同様の引きを模倣することがあるため、油断はできません。
今日初めての魚、祈るような気持ちでリーリング。
良型のレンコダイでした。
よかった、エソでなくて。。中層付近で当たってきたので、ベイトに引っ張られて浮いていたようです。
その後、帰りがてら、ベイトが跳ねているのを見つけるたびに探っていくと・・・。
再び地球に狩りに来ている、奴らが登場。
悪そうな紋様。。
すぐにリリースしてジグを落とすと、底を切った時点で、重い。
あれ?何かもうかかっている。地合いか・・・・よっしゃー
まさかのプレデター入れ食い。
ていうか、あなたは、さっきの帰ってもらった彼と同一人物?
プレデターはアホなせいか、リリースしたあとジグを落とすと、同じやつがもう一度リターンしてかかってくることがあるみたいです。こないだは群れに当たったのかと思っていましたが、どうやら違うみたい。
あんなにひどい目に遭って、一瞬で忘れて再び地球に襲ってくるなんて、能天気な野蛮さ。
さすがプレデター
ともあれ全天候、全風向の中、無事に帰れました。
しかし、おさかなさんの方が渋かった。
というか私の腕がないせいですが、、それにしても10時間近く浮いていて、バイトが4回とか、ないっしょ?
でもあきらめずに、釣れるまで釣る精神でなんとかグッドサイズレンコ氏だけ捕獲しました。
「できるまで、できるだけ」
ヘタなのは相変わらずですが、やれるだけやって、この結果。
色々無理の多かった今回の釣行ですが、ここにも無理が。
逆風を力入れて漕ぎすぎたせいか、安物汎用パドルのアルミシャフトが楕円にへしゃげてる・・・写真でわかります?
30後半の私ですが、こないだ握力テストで70kgを計測。きっとこの馬鹿力のせいです。
かっこいいグラスのパドルが欲しいですが、、
それは他の釣り具と同様、もっとうまくなってから。