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Posted by naturum at

2016年05月30日

出艇の判断基準について ~ 天気図ベースのすゝめ ~

最近、また、慣れ親しんだ浜が出艇禁止になりつつある、という悲壮なニュースが飛び込んで来ました。

或る場所が昨年出艇禁止になって以来、

その場所に大量の流入がありましたので、禁止も時間の問題と思われましたが、

やはり、遂に腐海に没したわけです。



かくいう私も、、そんな褒められた人物ではありませんし、色々無知でやってしまったこともあります。。

元々平日ライダーというのもあり、こうした問題に疎く、

当然、こんな場所で警句を発するような身分にはない、と自らを恥じねばなりません。


※画像は今回の場所とは関係ありません。


ただ、

このままでは、カヤック、ゴムボートによる釣りは早晩絶滅してしまうであろうという危機感


だけはあります。



マナーの問題、人によって感覚は様々で、その是非については議論もありますが、

▲原因とそのもたらす結果

ドライに、その面からのみ捉えたいと思います。



騒音、駐車場の占拠、施設の汚損、定置網付近での釣り等の海上マナー違反、そして指摘した地元の方への逆切れ等の倫理的問題、

出艇禁止場所のキーワードは、いつも共通しています。



されば、

海を愛するものである以上、

以下のことは厳粛に守りたいと思います。


①民家に近い場所での高圧ポンプの自粛

②アイドリング、夜間の私語の自粛

③駐車場占拠の自粛

④地元の方に指摘されたら、真摯に謝罪&改善


ぜひご協力よろしくお願いいたします。




そして、釣果優先じゃないぜよ、愛する釣り場を守りたいぜよ、そんな釣りの腕前も、男気もあるあなた には、


⑤混雑時の他ポイントへの迂回励行

も、できればよろしくお願いいたします!




・・・いきなり苦い話題で申し訳ありませんでした。。





さて、

今年、カヤックフィッシングを始めて3年目、

今も教えていただくことばかりの身ではあるのですが、

せっかく万国で閲覧可能な仮想空間でブログをさせてもらっているので、



毎回しょうもない釣果報告ばかりではなく、

何か少しでも参考になる(可能性のある?)記事も書いていきたいと思っています。



という訳で、この記事も、そもそも参考になるレベルかすら分かりませんが・・・



これからカヤックフィッシングを始める方、そして始めて間もない方を対象に

◎出艇の判断基準に関する記事を書きたいと思います。



また、キャリアのある方は、

この程度の人は、この程度のことを考えているんだな~

くらいの冷めたノリで読み進めてもらえたらと思います。



さて、駆け出しの時期

最も悩む点、カヤックフィッシングにまつわる情報は巷間に溢れているにもかかわらず

そのニーズと流布している情報量がマッタク比例していないもの

それは・・・第一に出艇場所・・・はさておき、、



第二に、

出艇の判断基準


だと思います。



という訳で、今回は、出艇の判断基準について述べてみたいと思います。



さて、判断と言っても、

何を基準に出艇を決断し、また断念するのか?

非常に悩むポイントだと思います。




もちろん、出艇基準と言っても全てに当てはまるものではありません。

結局、最後は個人の判断にゆだねられることになります。



という訳で、

まず、まわりくどいようですが、、

出艇基準について述べる前に、



◎(自分の中で)出艇基準を明確にする必要性について



述べてみたいと思います。



自分自身がそうだったので反面教師にしていただきたいという意味で、

経験上述べさせていただくと、



結局、出艇の可否については、相手が自然ゆえケースバイケースと言えばその通りなのですが、

自分の中で明確な基準がなく場当たり的であると、



明確な危険のサインがあるにもかかわらず、

「せっかくの休みだから何とか浮きたい。」「釣り友と約束しているから。」「これからしばらく浮けないし。」「今釣れてるらしいから。」・・・などとという自分の中の感情、欲がまさってしまい、

結果的に危険に身を晒すことになってしまいかねません。



迷ったら、他の人に意見を聞く、という手段もありますが、

以前、私も同じように出艇を迷い、意見をもらいたいとカヤックの先輩にご相談した時、

師匠から愛のムチをいただいたことがあります。



後から思い返すと、深く納得するしかなかったのですが、

自分も出艇を迷う海況の中で、他の人の意見を聞く、

その一見自然ななりゆきのその行動も、



最終、結果の責任を負わないといけないのは自分自身である、ということからの逃避 であり、

ひいては、意見を聞く=その人に少しなりと責任を負わせてしまう

ことにもなってしまいます。



リスクの伴う我欲に他人の同意を求めてしまうのは、自分の甘さ、小ささの表れ。。



結局、

迷ったら出るな、ということなんだと思います。



いきなり前置きが長すぎますが・・・

つまり、そんな出来事を通じて感じたことは、



いずれにしても、自分の中で、

ブレない、はっきりした基準が必要だ、ということでした。


つまり、

自分の決めた基準に当てはまらないなら、

出れなくても悔やまない。他の人が結果的オーライで浮けてても羨ましがらない。

そして、その基準に神のように従う。



ある意味株式投資の成功法にも繋がりますが、

その場その場の状況で基準を変えてしまうのではなく、

明確な基準を持つことが、長く続ける秘訣ではないかと思いました。



というわけで、カヤックフィッシングを始めたばかりの皆さんが

自分の中で明確な基準を持つにあたって、少しでも参考になるかと思い、

以下、出艇基準について、私の考えを述べてみたいと思います。



やっと本題です(汗

すいません冗長きわまりない内容で。





ただ、出艇基準と言っても、

あくまで私の基準ですので、こんなんじゃ~甘い。事故る!もしくは根性なしだとか、自由にご意見をいただきたいと思います。

あくまで私の大きな独り言、

ご参考程度に考えていただけたらと思います。





① 天気図

まず、私の場合、最初に見るのは天気図です。

時系列で見ても、海快晴やGPVの予報が出る前に、まず最初に見ることができるのは、週間天気図です。

(厳密に言うと広域ならGPVは372時間前に発出されていますが)

有休が取れる方は、天気図を参考に取得されるのが良いでしょう!(笑)



という訳で、まず最初に見れるのは天気図というのもありますが、

実は、最後まで見るのも天気図 です。



というのも、出艇の障害になるのは、まず「風の強さ」です。



※(著作権法上の「部分引用」が許可されている範囲で)ウェザーニュースのHPから引用。ちなみにこの日は即死レベルの20メートル以上吹いていたことでしょう。

これはウィンドサーフィン時代からの癖なんですが、

シンプルに、

風の強さは単純に気圧差=等圧線の数!で決まる!



のが原則だからです。

もちろん地形等で地域差は出ますが、風のパワーの源は気圧差なので、



等圧線がけっこーあるのに、海快晴のピンポイントの予報は出れそう・・・

なんてシチュエーションは、絶対に疑ってかかった方が良い でしょう。



つまり、本来はもっと吹いている風のパワーが、

何らかの理由(地形等)で相殺あるいは減衰すると予報されているだけなんです!



ちなみにこの日の試練も、天気図はイマイチだけどピンポイントの良況を見て出艇したことが原因です。

ちなみにこの日はこんな天気図でした。



等圧線は入っていません。

なので、一見して風は出ないように感じます。



ただ、低気圧の性質上、

列島に低気圧が鎮座しているときは、凪の予報でも何が起こるか分からない、

「天候の急変の恐れがある」ということは、思い切り肝に銘じておいた方が良いでしょう。



ちなみに他の方のブログを見させてもらっていると、このような天気図の日にも

凪予報だからと、出艇されている人も、相当数いるようです。



低気圧が近い状況では、風向の急変は危険の合図。

そして、急変する前は風が回っていく過程の中で、ベタ凪になることも ありますから、油断してしまいます。


つかの間の凪を狙って出るのは、超危険です。

思っていた時間より早く天気が展開することがあるからです。

注意しましょう!





こんな日は出れても途中で帰らないといけなくなったり、下手したら流されることにもなりかねません。

特に、陸風(いわゆるオフショアの風)が強く吹き付けると、

二度と出艇場所に戻れなくなる とも覚悟しないといけません。



前日、前々日になって海快晴やGPVしか見なくなっても、天気図は必ず確認するようにしましょう。



という訳で、出艇できる理想条件の天気図とは、こんな感じ。


※(著作権法上の「部分引用」の範囲で)ウェザーニュースのHPから引用しました。



出艇ポイントを覆い尽くすように高気圧が掛かっており、

なおかつ高気圧自身にも等圧線が少ない(気圧差が少ない)状況です。



こういう日は、たとえ崩れても、大崩れしません。





② GPV

さて、時系列として、天気図の次は、GPVを見ます。

http://weather-gpv.info/

広域では264時間の予報が公開されています。

週間天気図でも分からない近未来を予想するのにも良いかもしれません。

とは言え、予報は当日までにかなり変わってしまいますので、あくまで、休みとの兼ね合いに使うくらいですかね。


③ 海快晴

次は、海快晴を見ます。

現在では海快晴でもGPVと同じ予測モデルの風速も表示されるようになりましたね。

双方見比べて判断できるので、非常にありがたいアップデートです。





私の場合、出艇を可とする風速はおおむね3メートル台まで。

ただ、海にいる時間に4メートル台が少し含まれているくらいで、ほとんどが3メートル台なら、用心して出艇します。


そして、浮いている時間帯に4メートル台がチラホラ占めているようなら

出艇を根本から諦めるようにしています。



2つの風速予報のどちらかがダメでどちらかが良い、という場合は悪い方を信じるようにしています。





ところで、何かと誤解を生じがちな「風速」

私はウインドサーフィンをやっていたので、風には敏感になるのですが、

ウインドサーフィンをやっていた時は、

2~3メートルは微風、4~7は中風(なんか違う意味みたいですが)、7以上を強風

と捉えていました。



4メートルの風というのは微中風であり、実際に感じてみても大した風ではありません。

でもこれが落とし穴なのです。

4メートルというのはあくまで予報で、しかもその時間帯の平均値の予報。

瞬間のブローではその倍吹くことも考えないといけません。



不思議なことに、私の経験では、

4メートルを超える予報の日に出ると、

結構な確率で釣り難くなるほどの風に見舞われます。

その時実際に吹いている風は7メートルを超えます。




だいたい、7メートルを超えてきたというのをビジュアルで最もはっきりわかるのは、

白波 です。

こうなると、釣りどころではありません。



カヤックフィッシング3年目、

予報と実際にはかなり開きがある、と考えざるをえないようになりました。






【波、ウネリについて】



出艇の障害となるもの、

風の次は、「波、ウネリ」です。



波の高さはカヤックを不安定にさせ、直接危険を及ぼしますが、

ウネリは低くても安全面だけでは判断できません。



というのも、なんといってもウネリは「酔う」ことがあるからです。

船は大丈夫でも、肝心の人間がうねりで酔ってしまい、

判断力が鈍ったことが原因で遭難することもあります。

実際にあった例では、おう吐した際に沈してしまい、そのまま再乗艇できなかったケースがありました。


秋田であったカヤックの事故も、何らかの理由で再乗艇できなかったことによる可能性があります。

春先までは、海水温は低く、数時間海水に浸かっていただけで低体温症を発症する可能性もあります。


通常の健康状態ではありえないようなことが起こる可能性があります。

気を付けましょう。





私は、波の予報はおおむね1メートル以下(およそ0.7メートルを目安とします)でないと浮かない ようにしています。



特にゴムボートは一般的に波に強いとされているので、もっとうねりがあっても出る方はいるようですが、

何が起こるか分かりませんし、快適に釣りができない状況では楽しくないのではないでしょうか!。



結局、私の出艇基準は天気図。

海快晴やGPVとにらめっこをやめ、

割り切って天気図が良くない日は浮かないと決めてから、釣りの途中で中断、ということは皆無になりました。



というわけで、



天気図ベース、おススメです!



ただ、真冬だけは高気圧に覆われていてもとんでもない強風が吹きます ので、

天気図ベースは通用しません。

注意です!

そもそも真冬に出れるのはいろんな条件がそろってこそ。

1ヵ月に1回あるかなしかと思った方がよいでしょう。



また、真夏は高気圧に覆われていても、昼過ぎからサーマル(海風)が吹いてくることがあります。



サーマルは天気図と関係なく吹き、時に、10メートル以上になり、ウインドサーフィン天国になることがあります。

注意しましょう!





という訳で、結局最初から最後まで天気図について熱く語る結果になりましたが、

あくまで、天気図はスタート地点 という位置づけには変わりありません!



また、重ねて・・・

これは、あくまで私の基準ですので、こんなんじゃ~甘い。事故る!もしくは知ったかぶるな!だとか、自由にご意見もいただきたいと思います!

エラそうなことを言った以上、批判もあまんじて受けたいと思います。。



私の考え方も、間違ってることや、これまで過去に色々やっちまってることも、ぜひ皆さんからもドンドン突っ込んでいただいて、

ますます改善していきたいと思っております。



この記事が、少しでもカヤックフィッシングを楽しむ皆さんの、安心安全につながることを信じて。


カヤックフィッシング最高!

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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(16)マナー問題海況判断

2016年05月19日

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)KF 8th 連続 ~ 盲目 ~

ほとんど毎週釣りに行けるような、羨望のカヤックアングラー、

でもなく、

家族に細心の配慮をしつつ月に1度ほど潮風を吸う、

そんなほほえましいファミリーカヤックアングラー、


でももちろん無い。


けっこー海に行ってるが、釣りの腕は一向にイノベーションがない。

そんな中間種、うじのぐっさんの釣行記です。



初夏を思わせる日中に反して、

朝はまだまだ肌寒い。



そんな季節なのに、半袖半パン、そんな明らかにミスったウェアリングの私が

夜明けのご挨拶を交わしたのは、

いつも良くしていただいている、タクジグさん。

ほほえましいファミリー優先カヤッカーであるものの、

腕は本物・・・

本日のパートナーです。



さて、そんな朝から気分は高活性。

海も高活性と信じて、タクジグさんより一歩先に沖へと進みます。



が・・・・

あーしてもこーしても、全く食ってきません。

超嫌な予感。

オカシイ・・・



肌で感じる、この海の変化。

どうやら、何かがマッタク変わってしまっている!



タクジグさん、

こんな、ウンコ活性の海に連れてきてしまってごめんなさい!!



とザンゲのキモチでふと見ると、、タクジグさんの竿が海面に突き刺さってるじゃないですか!



どーやらPE0.8号のシーバスタックルに、どえらい大物が食ってきてしまったらしく、

ここからタクジグさんのしちてんばっとう が始まります。



30分以上かけても、全く上がってこず、魚に引っ張られ、

そのまま浅場へと消えるタクジグさん(焦



最初、正体は大鯛とばかり思ってましたが、

マッタクへたばる様子もないし、これは・・・ だな、と。



されば、そのお友達はきっとまだ近くにいるハズ。

・・・と、今日一番の集中力 だ!

と、おこぼれヒットの狙いまくり!



すると・・・やっぱり・・・

ガツーン!


僕にも来たよ!



ガチドラグをギャンギャンに鳴らすので、これは鰤!

タクジグさんと違い、PE2号、リーダー7号なので、

無慈悲にゴリ巻きで、一気に体力を奪う。


ちっとも走らせません!





ドーン!

前回よりデカイ!

タモに入らんので、ジグ持ってゴリ上げ。

やったーー!




さて、・・・・ここまでで午前7時

ただ、私たちの物語は、今日はここまで でありました。



ここから4時間・・・何してもかんしても・・・・・うんともすんとも。



こんなに反応があるのに

なぜ釣れないか?

潮か、ベイト過多か、腕か、

散々回らない頭をひねらせたものの、



魚と私が一本の糸でつながることは二度となく、



消えた魚探を前に



なぜ私はここで今釣りをしているんだろう。

私とはなんだろう

私はこれからどこへ行くのだろう



と、竿を握りながらもだんだん哲学的思索にふける始末で



同じ海に浮いていた数艘のカヤッカーたちも、同様に万策尽きた感じで漂っておりました。



というわけで、

ここからは紙面を割くようなできごともなく、

白紙のまま、



劇終。



沖上がりとなりました。



しかし、6時間ほど浮いて、魚信が片手ほどもないくらい、本当に渋い海でした。



でも、タクジグさんに僕の食わず嫌いスロジギのアクションを教えてもらったり、

久しぶりに色々話していただいたので、閉じていた目を開くような、

非常に良い時間を過ごすことができました。。



そして、カヤッカーさんとの新しい出会いもありつつ、で

またこれから楽しみです!



せっかくだから今日の超へそ曲がりな海でいっぱい考えたことは、

次回に必ず活かしますよ!


カヤックフィッシング最高!

出会いと、実りとを分けてくれた海に、感謝!

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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(18)ブリ

2016年05月02日

牡丹華(ぼたんはなさく)KF 7th 鰤、大鯛 ~ 研究 ~

ゴールデンウィーク。

おそらくは、この休暇の、最初で最後の海へ。



いつも、朝日が昇り切るのを合図に漕ぎ出だす紅の舟は、

ある感動に誘われ、

今日だけは、

早々に波間を縫ってゆくのだった。




そして、かすかな反応を見つけて、の一流し目。

ジグを丁寧に泳がせ、魚群をくぐらせて、答えを待つ。



経験上、この状況で食うことは、ほとんどない、

ただ魚の今日のご機嫌をうかがうための、

そんなありふれた一流し目。




が・・・思いのほか、いきなりジグはガッチリと何かに掴まれた。

んん?



ちょうどロッドから伝わる感覚は、

青物、それもおそらく、メジロくらいの魚信を知らせる。



面倒だから一気に巻き上げよう。

そう、この引きはきっと、今日おそらく最も出会うであろう、メジロなのだから。



だから、私のドラグはメジロ程度では壱㎜も出ないように、

一瞬で勝負が終わるようにしてあるのだ。



が、おおかたの思惑を裏切り、

固く締めたドラグがズルズルと滑り始める・・・・





この時期、各地でブリが挙がっており、3月のアントキよりはずっとチャンスがあるのでは?

と思ってましたが・・・黎明の鰤。

91cm、7.5kg

この時期にしては、まずまずのコンディションではないでしょうか。



開始早々、クーラーボックスは半開き。



が、まだ釣りは始まったばかり。



やがて、ナブラにつつまれる。

水面をうねる様子から、それはハマチなんぞではなく、大型のフィッシュイーターであることが伺われます。



さて、遅れましたが、今日のテーマは、「研究」



前回、情報をかえりみず、

気楽に浮けるところに行って、微妙な釣果だったため、

今回は素直に、自分的に最も熱いと思われる場所で出ることとなりました。



今日の狙いも、もちろん、ノッコミ真鯛。

私は、釣りの技術的なものもそうですが、魚の習性、

魚はどこを通っていて、どこに集まるのか、

どのような時に口を使い、また使わないのか、

はたして魚にはこの世界はどう見えているのか。

とても興味があります。



そんな「なぜ」 に、今日が答えを与える日となることを願って。



表層はシラスナブラと思われますが、底でも何とか掛けることができました。

やはり、最近の捕食パターンは・・・成程



思った通りの所作で釣れると、爽快です!



わりとハイペースで釣れます。

しかし、予報と違って、風が次第に強まってゆきます。



反応はわりとありですが、パターンを外すと全く答えを得られない、

セレクティブな状況。



そして、朴訥に今日のパターンをトレースしていると、

謎の引きの魚がヒット。

エソか?と思ったら、



遂に出た!

今年初の真鯛!

60少しないくらい。


引きが真鯛らしくないと思ったら、スレでした。

ここまでの道のりが長かったので、感無量です。

真鯛よ続け!




・・・メジロ。。



続けて、良い潮目が出ているので怪しい魚群 を狙う。

そもそも我々の使用しているような魚探に真鯛が映ることはほとんどなく、

魚探に頼ると釣れないのが真鯛でもあるんですが、

群れている時はごくまれに映ることがあります。



おそらく、直下には結構な数の真鯛が寄っていると思われます。

すると、やはり・・・フォールでズドン!



巻き上げと同時に、ラインがジジジッ と力強く引き出されます。

鰤か?と思うも走りは意外にショート。

が、魚の抵抗が強く、がなかなか底から剥がれません。



これは、きっと奴です。

無理やり引きはがしにかかります。



竿を全く叩かず、

そして中層を過ぎるとスタミナが一気に切れていく、この感じは・・・・



久しぶりの大鯛。

長らくご無沙汰のためスケール感をあやまり、90超えていると思いましたが、

85cm、8.5kg

腹パンパンの立派なオスの真鯛でした。



時間は7時過ぎ。

もうクーラーボックスに入る場所は・・・



風がいよいよ強くなってきたため、一旦浜バックすべく、黙々とパドリング。



こうするしかないッス

潮と風が同調しており、出艇場所も荒れ気味で、

ずいぶん流されていたためかなり苦労しましたが、

8時、無事着岸。



久しぶりの満足のいく釣果に、

帰ってもいいかなと思いましたが、やっぱりまだ釣りたいっす。

もう獲物は要らんけど、釣りの勉強はまだまだできます。


魚を詰められるだけ発泡スチロールに詰め替えて、

少し荷を軽くして、再出艇。



しかし、真鯛は朝の一瞬の地合いのみだったようで、

こっから釣れるのはほぼ同じサイズのメジロばかり。



しかも、以前ほどはハッキリと魚信を得られなくなってきました。

たまーにポツリと上がる感じです。



そして、今日偶然お会いしたNさんと合流し、情報交換。

良型の真鯛が釣れているとのこと。

ただ、青物は釣れてない??・・・・なんですと!



朝の状況から、きっと他の人は、ヘタな自分より釣れていると思っていましたが、

途中出会ったプレジャー、カヤック、ゴムボート、皆渋いとのことで、(おひとりだけ鰤釣ってる人に会いましたが)

自分が通ったルートがミラクルだったということなのか。。



白いデスペラードの方ともお会いしました。カッコイイデス


・・・確かに今の状況、私にも手が打てません。

あとは潮を待つという考え方もできたのですが・・・



ここで、思い込みを捨て、

思い切って攻め方を変えてみると、すぐに答えが。



朝方のヒットパターンでは全く魚信を得られなかったのに、

狙えばいくらでも釣れる状況に。



できれば、真鯛でスキマを埋めたかったのですが、

結局、再出艇後は、メジロを4本ほど追加したのみで、沖上りとなりました。



一日違えば、魚の口を使うパターンが全く変わってしまうということは

これまで嫌というほど経験済みでしたが、

日が落ちるまでの間に、ヒットパターンが変わってしまうというのは初めてで、

この体験は、私の研究の一ページに色濃く記されたのでした。



やはり釣りは奥深く、面白い・・・

これからも研究あるのみ。



カヤックフィッシング最高!

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Posted by うじのぐっさん at 21:00Comments(18)大鯛ブリ
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うじのぐっさん
うじのぐっさん
元ウインドサーファー
カヤック&釣り歴3年。
2015年からデスペラードに乗り換え、新たな境地へ。
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