2014年11月19日
‘HUNT FOR MADAI’ 真鯛奇襲作戦KF 23rd ~ 悟り ~
今年もあと少し。
カヤックフィッシングできる月日も、あと指折り数えるほどになってきましたが、
ここにきて厳しい海況の連続・・・浮けない日々が続いていました。
そこに・・・ブロガーで仲よくさせていただいているタクジグさんからウキウキお誘いのメールが。
なんでも娘さんがお誕生日とかで、プレゼントにぜひマダイを狙いたいとか。
平日ライダーとしても仲よくさせていただきたいなと思っていたところなので、ぜひ!と意気投合
聞くところによればタクジグさん、昨年もつりらーさんと「バースデーマダイ捕獲作戦」を実施されており、見事マダイをゲットされたとか。
ずうううぅぅんん、、ぷぷ・プレッシャーが・・・
うじのぐっさんよ、お前に、

やれんのか!?
そして・・・
カタカタカタカタカタ・・・・(MYバトルスカウターの音)
つりらーさん>>>>略>>>>>亀仙人>>>>>>略>>>>>>亀仙人のカメ>>うじのぐっさん
任務遂行のための、、
戦闘力が・・・なさすぎる。
いや、何とか娘さんにマダイを手渡したい、という一念(執念?)で行きましょう!
最近なぜか釣行のたびに神様がついているきがするし・・・
二人でタイラバを巻き倒したら、なんとかなるのでは(心の声)
浮く日程は決まったものの、その後一週間は天気図をためつすがめつ、、

※画像はあくまでイメージです。
ただ、当日は等圧線がバーコード状態。。絶対無理やん。。
それでもタクジグさん、「前日ですら天気は変わるので、私は直前まで天気予報は見ません」と
キッパリ。(強気)
しかしその後、タクジグさんの娘への思いが通じたのか、だんだんと高気圧が張り出し・・・天気図が変わり・・・何とか浮けそうな予報に。すげー
ただ、予報は風速3メートル前後。
うーん。。若干の不安はありますが、とりあえず行ってみて海を見てから決めましょう、ということでやってきました。

さむっ
もう冬ですね。だんだん気温も下がってきました。
現地に到着してみると、、意外にも風はほとんどない。
コンビニで初顔合わせ。
タクジグさんと、いけるんちゃいます?と顔を見合わせます。

もう明るくなった7時頃、おもむろに出艇。
狙うは真珠湾の太平洋艦隊ならぬ、紅葉マダイ。
連合艦隊が単冠湾を出て、嵐の北太平洋を越えていきます。
今日のテーマは、、「悟り」
今までひとりぼっちの海原de..よろしく、ひとり浮きが常だった私。
初めてのコラボで、わがガラパゴス島にディープインパクトを与え、自分を色~んな角度から見つめ直し、進化したいと思います。
とはいえ私なんかより数倍釣りがうまい、格上の方とのコラボです。
まさに田舎忍者が、家康に通いなれた伊賀越えの道を指南するよーな気持ちで、タクジグさんをポイントへと案内します。
わくわく、そわそわする気持ちでテトラ帯を越えると、あれ?
風が結構ありマス。やっぱり甘くはありません。
この状態では、沖に出るのは到底NG。
ただ、浅くても魚はいると信じて、タクジグさんと浅場を流していくこととします。
ただ・・・水深30メートルたらずで45gのタイラバ、、底をとれません。。
しかもラインがすぐに斜めになるので、流し直し頻度激増。
タイラバでのマダイ狙いは厳しい戦いになりそうです。
自分一人なら、なえてるところですが、やっぱり僚艦があると心強い。。
しかし、こういった局面でも足漕ぎは強いです。
というのも、タクジグさんのホビーエボリューションがポイントにガッチリととどまっている間に、、
かたやタンデム一人乗り(しかもパラアンカーなし)の私はどんどん流されます。
おーい。
おーい。
オーイ・・・
漕ぎ戻りスタート。
オラオラオラオラオラ
消耗。
そして、そうこうするうち、はやばやタクジグさんにヒット!
ピチピチ美味しそうなツバスです。
私もニアーな位置でおこぼれを狙いますが、、おおっとヒット&即バレ。
がーん。
その後は無反応。一瞬の群れだったようです。
ただ、タクジグさんに何かしら釣ってもらえたことで、心の負担が10%くらい軽減・・・
この後は各自思い思いの場所で流していきます。
タクジグさんは浅場にとどまり、私はだんだんと流されるまま、絶対国防圏を超えて40メートルラインまで進出。
しかし、今日は中潮なのにもかかわらず、潮が効いていないのか波風のせいか、潮目がほとんど分からない。
そんなとぼしいアタリを拾う厳しい釣りの中、、まさかの即バレ連発。
不思議と根魚すら釣れません。
やはりラインが斜めなのと、うねりと波と風で艇が暴れ、ふっとテンションが抜けた瞬間にまんまとバレている?
ような気がします。。
つまりは根ガカリ外す要領と一緒?
しかも食いが浅いのか、かかりも甘そうで、最初の首振りで外される感じで。
いくらヘタでも、こんなにバレを連発するのも珍しい。
やっぱりこの状況でタイラバは厳しいのか・・・とはいえマダイが釣れないと話にならないし・・・(等ぶつぶつ)
その間、タクジグさんは浅場で良型のヒラメをゲットされた、との電報が。
さすが、地の利を活かすだけの地元の田舎忍者とは、腕が違います。
同じ場所でやっていると、いやがおうにも突きつけられる「腕の差」
焦って自分のペースを貫けないようではダメですが、こういう純粋な気づきも「悟り」のひとつかもしれません。。
ファーストインパクト・・・
その後も色々模索しつつ、
何とかマダイらしきアタリ(多分チャリコ)を乗せるも、リーダーまで入ったところでお決まりの最後のギュン、瞬発系のツッコミで痛恨のバラシ。
波風で魚の顔すら見えなかったのは残念。。
やっぱり何かいつもと違います。
そもそも今日の私は・・・ほとんどがパドリングタイム。
そして釣りの時間がどんどん圧迫されて。る。
沖からタクジグさんを見ていると、タクジグさんがじっと釣り糸を垂れている時間に、私は修行中(パドリング)、ということがあまりにも多いのである。
こういう艇速の遅さからくる「非効率」も釣果に影響を与えているのは明らか。
普段はこんなもんと思ってたけど、くらべて感じる、タンデム一人乗りの限界。
今日2つ目の「悟り」。
セカンドインパクト・・・
この時点で10時前。
奮闘むなしく、完全ボーズなり。
泣ける。。
あ~あ。
タクジグさんは、釣れてるかなあ~
マダイはあの場所ではちょっと、厳しいだろうな~
そうこうするうち、奇跡的にいったん?風も落ちてきたので、タクジグさんが浅場から沖へやってきて、合流。
アタリは多いけど、めちゃバレるらしい。マダイらしきアタリもあるとか。
おんなじやー。
そして満を持して、南方戦線の60メートルライン、私的マダイの鉄板ポイントへと向かいます。
そしてつかの間の奇跡60メートルラインに並び、それぞれしばらく流していると、、
何か重い。ただ全然ひかない。
海藻と思ったら、ガシラ。

寝てた?
とりあえずはボーズは脱出。
ただ、全然嬉しくない。タイラバでガッシーとか、何のテクもいらんし。
あーあ、ヘタなのはコラボすると白日の下にさらされるね。
ただ、どうしようもない。つらいな。。
ため息をついていると、どこからか歓声が。(風が強いのであんまりよく聞こえない)
あれ?ん?タクジグさんの様子がおかしい・・・
後方からこっそり近付くと、、ん?風上から魚の臭いがする(笑)
これは、なんか釣れたな・・・

タクジグさんがついに、大本命のマダイゲット!
しかもデカい。
ついに、、ミッション完了・・・感無量。
まさに、
トラトラトラ!
我奇襲に成功セリ!
なぜか自分のことのように、嬉しい。。
やはり案内人冥利に尽きます。
タクジグさんは塩焼きベストの駆逐艦サイズを想定してたみたいで、60オーバーの巡洋艦サイズはデカすぎるサイズみたいでしたが、、
さすが上手い人はちゃんと釣ります!
とりあえず、、一気に肩の荷が下りました。
後はプチボーズの私が釣るだけです。
このままでは帰れない田舎忍者。
地元の意地があります。
とはいえ、再び風が強くなってきました。
もう時間があまりありません。
おこぼれ狙いでタクジグさんのそばで流していると、ギュン、とマダイ特有のスカートを引っ張るアタリ。
しかし、やっぱり乗りません。。
ツバスの時とおんなじ。おこぼれヒット失敗。
ただ、確かにこの近辺にマダイはいるようだ。
すると、、潮が変わったのか、さっ、と周囲に潮目が浮かんだ。
タクジグさんがヒットしたのも、潮が変わったからかも。
少し先に絶好の潮目が見えたので、鬼パドルで向かいます。
到着すると、そこは海藻が一本のラインになって流れている場所。
絶好のチャンス。これは釣れる。
そして、おそらく最後のチャンス・・・
ちょうど海藻と整列するようにラインを落とし、一発勝負のドテラ流しで行きます。
3回目の流しで、巻き上げと同時。
ググン、と根ガカリのような重さ。
おっしゃ。フォールで食った。
このパターン、反転されるまでは巻けるだけ巻かないといけない。
このチャンス、ぜったい逃したくない!と思うと、心臓がバクバク・・・
祈るような気持ちで天を仰ぎ、リーリング。
絶対にテンションを抜かしてはいけない。抜けたら、バレる。
カヤックがどんどん揺られる中で、緊張が高まる。
そして反転。
一気にラインが出る。
しかし余裕はない。一気に勝負をかけるべく、対抗してゴリ巻き。
それでもヒュンヒュンとドラグを鳴らしてラインが出ていく。
デカい。しかも引きからマダイ確定・・・
でも時間がない。
非情になり、ラインが出てもさらにかぶせるようにゴリ巻き、の力勝負。
やっとリーダー入った!
ところがラインが流されまくっているせいで、だ~いぶ前方にぷかーっと上がるギョタイ。
ん?赤い。やっぱりマダイや。しかも、デカっ。
そしてバサバサとエラ洗い。
ヤバい。まだまだパワーが残ってる・・・。
タモを持つ手に緊張が走る。

やたーー!とれたーー!
綺麗なマダイ。
本当に苦しい状況の中、なんとか一瞬のチャンスをものにできた・・・。
毎回毎回できすぎやろ・・・やっぱ神様いるわ!ありがとう!
どうやらカカリは甘かったみたいで、フックが簡単にぽろっと取れた。
あぶないあぶない・・・
今までのモンスターほどデカくはありませんが、綺麗なピンクでいかにもマダイらしい魚体。
しかも70センチUPの戦艦サイズです。
おっしゃーー!
周りを見ると、風もどんどん上がっているので、感慨にひたる暇もなく、帰路に着きます。
~・~・~・~・~・~・~・~
母港に戻る連合艦隊。
敵艦をほふった後だけに、意気揚々です。
が、海況は悪い。ここで送りオオカミの潜水艦などに撃沈されるわけにはいきません。
無事これ名馬。
ところが、向かい風のなか、旧式超鈍足艦の私はここでも本領発揮。
いつもひとり浮きなので、タクジグさんに初のブツ持ち写真をとってもらおうとしましたが、、
ひとあし先に浅場へ戻らんとする僚艦から、どんどん引き離されマス。
最初は近くにいたはずのタクジグさんが、点に。
おーい。
あまりの艇速の違いに、ディープインパクト。
やっぱり、せめてシングル艇にしないとな・・・

【釣果】
マダイ72cm×1、(10時34分)
ガシラ×1(10時4分)
【本日の未帰還機】
なし
【本日の潮】
中潮
カヤックを片づけながらタクジグさんと歓談。
カヤック談義は尽きません。
もっと話したかったんですが、今回上級者と一緒に浮かせてもらって、学べたことが大きいです。
やっぱりカヤッカー交流は大事ですね~。
今年も残り少ないですが、今日得た「悟り」とともに、色んなインパクトを前に進む力に変えて行きます。
カヤックフィッシング最高!
そして、最高のタイミングで2人にプレゼントをくれた神様に、今日も感謝・・・。
カヤックフィッシングできる月日も、あと指折り数えるほどになってきましたが、
ここにきて厳しい海況の連続・・・浮けない日々が続いていました。
そこに・・・ブロガーで仲よくさせていただいているタクジグさんからウキウキお誘いのメールが。
なんでも娘さんがお誕生日とかで、プレゼントにぜひマダイを狙いたいとか。
平日ライダーとしても仲よくさせていただきたいなと思っていたところなので、ぜひ!と意気投合
聞くところによればタクジグさん、昨年もつりらーさんと「バースデーマダイ捕獲作戦」を実施されており、見事マダイをゲットされたとか。
ずうううぅぅんん、、ぷぷ・プレッシャーが・・・
うじのぐっさんよ、お前に、

やれんのか!?
そして・・・
カタカタカタカタカタ・・・・(MYバトルスカウターの音)
つりらーさん>>>>略>>>>>亀仙人>>>>>>略>>>>>>亀仙人のカメ>>うじのぐっさん
任務遂行のための、、
戦闘力が・・・なさすぎる。
いや、何とか娘さんにマダイを手渡したい、という一念(執念?)で行きましょう!
最近なぜか釣行のたびに神様がついているきがするし・・・
二人でタイラバを巻き倒したら、なんとかなるのでは(心の声)
浮く日程は決まったものの、その後一週間は天気図をためつすがめつ、、

※画像はあくまでイメージです。
ただ、当日は等圧線がバーコード状態。。絶対無理やん。。
それでもタクジグさん、「前日ですら天気は変わるので、私は直前まで天気予報は見ません」と
キッパリ。(強気)
しかしその後、タクジグさんの娘への思いが通じたのか、だんだんと高気圧が張り出し・・・天気図が変わり・・・何とか浮けそうな予報に。すげー
ただ、予報は風速3メートル前後。
うーん。。若干の不安はありますが、とりあえず行ってみて海を見てから決めましょう、ということでやってきました。
さむっ
もう冬ですね。だんだん気温も下がってきました。
現地に到着してみると、、意外にも風はほとんどない。
コンビニで初顔合わせ。
タクジグさんと、いけるんちゃいます?と顔を見合わせます。
もう明るくなった7時頃、おもむろに出艇。
狙うは真珠湾の太平洋艦隊ならぬ、紅葉マダイ。
連合艦隊が単冠湾を出て、嵐の北太平洋を越えていきます。
今日のテーマは、、「悟り」
今までひとりぼっちの海原de..よろしく、ひとり浮きが常だった私。
初めてのコラボで、わがガラパゴス島にディープインパクトを与え、自分を色~んな角度から見つめ直し、進化したいと思います。
とはいえ私なんかより数倍釣りがうまい、格上の方とのコラボです。
まさに田舎忍者が、家康に通いなれた伊賀越えの道を指南するよーな気持ちで、タクジグさんをポイントへと案内します。
わくわく、そわそわする気持ちでテトラ帯を越えると、あれ?
風が結構ありマス。やっぱり甘くはありません。
この状態では、沖に出るのは到底NG。
ただ、浅くても魚はいると信じて、タクジグさんと浅場を流していくこととします。
ただ・・・水深30メートルたらずで45gのタイラバ、、底をとれません。。
しかもラインがすぐに斜めになるので、流し直し頻度激増。
タイラバでのマダイ狙いは厳しい戦いになりそうです。
自分一人なら、なえてるところですが、やっぱり僚艦があると心強い。。
しかし、こういった局面でも足漕ぎは強いです。
というのも、タクジグさんのホビーエボリューションがポイントにガッチリととどまっている間に、、
かたやタンデム一人乗り(しかもパラアンカーなし)の私はどんどん流されます。
おーい。
おーい。
オーイ・・・
漕ぎ戻りスタート。
オラオラオラオラオラ
消耗。
そして、そうこうするうち、はやばやタクジグさんにヒット!
ピチピチ美味しそうなツバスです。
私もニアーな位置でおこぼれを狙いますが、、おおっとヒット&即バレ。
がーん。
その後は無反応。一瞬の群れだったようです。
ただ、タクジグさんに何かしら釣ってもらえたことで、心の負担が10%くらい軽減・・・
この後は各自思い思いの場所で流していきます。
タクジグさんは浅場にとどまり、私はだんだんと流されるまま、絶対国防圏を超えて40メートルラインまで進出。
しかし、今日は中潮なのにもかかわらず、潮が効いていないのか波風のせいか、潮目がほとんど分からない。
そんなとぼしいアタリを拾う厳しい釣りの中、、まさかの即バレ連発。
不思議と根魚すら釣れません。
やはりラインが斜めなのと、うねりと波と風で艇が暴れ、ふっとテンションが抜けた瞬間にまんまとバレている?
ような気がします。。
つまりは根ガカリ外す要領と一緒?
しかも食いが浅いのか、かかりも甘そうで、最初の首振りで外される感じで。
いくらヘタでも、こんなにバレを連発するのも珍しい。
やっぱりこの状況でタイラバは厳しいのか・・・とはいえマダイが釣れないと話にならないし・・・(等ぶつぶつ)
その間、タクジグさんは浅場で良型のヒラメをゲットされた、との電報が。
さすが、地の利を活かすだけの地元の田舎忍者とは、腕が違います。
同じ場所でやっていると、いやがおうにも突きつけられる「腕の差」
焦って自分のペースを貫けないようではダメですが、こういう純粋な気づきも「悟り」のひとつかもしれません。。
ファーストインパクト・・・
その後も色々模索しつつ、
何とかマダイらしきアタリ(多分チャリコ)を乗せるも、リーダーまで入ったところでお決まりの最後のギュン、瞬発系のツッコミで痛恨のバラシ。
波風で魚の顔すら見えなかったのは残念。。
やっぱり何かいつもと違います。
そもそも今日の私は・・・ほとんどがパドリングタイム。
そして釣りの時間がどんどん圧迫されて。る。
沖からタクジグさんを見ていると、タクジグさんがじっと釣り糸を垂れている時間に、私は修行中(パドリング)、ということがあまりにも多いのである。
こういう艇速の遅さからくる「非効率」も釣果に影響を与えているのは明らか。
普段はこんなもんと思ってたけど、くらべて感じる、タンデム一人乗りの限界。
今日2つ目の「悟り」。
セカンドインパクト・・・
この時点で10時前。
奮闘むなしく、完全ボーズなり。
泣ける。。
あ~あ。
タクジグさんは、釣れてるかなあ~
マダイはあの場所ではちょっと、厳しいだろうな~
そうこうするうち、奇跡的にいったん?風も落ちてきたので、タクジグさんが浅場から沖へやってきて、合流。
アタリは多いけど、めちゃバレるらしい。マダイらしきアタリもあるとか。
おんなじやー。
そして満を持して、南方戦線の60メートルライン、私的マダイの鉄板ポイントへと向かいます。
そしてつかの間の奇跡60メートルラインに並び、それぞれしばらく流していると、、
何か重い。ただ全然ひかない。
海藻と思ったら、ガシラ。
寝てた?
とりあえずはボーズは脱出。
ただ、全然嬉しくない。タイラバでガッシーとか、何のテクもいらんし。
あーあ、ヘタなのはコラボすると白日の下にさらされるね。
ただ、どうしようもない。つらいな。。
ため息をついていると、どこからか歓声が。(風が強いのであんまりよく聞こえない)
あれ?ん?タクジグさんの様子がおかしい・・・
後方からこっそり近付くと、、ん?風上から魚の臭いがする(笑)
これは、なんか釣れたな・・・
タクジグさんがついに、大本命のマダイゲット!
しかもデカい。
ついに、、ミッション完了・・・感無量。
まさに、
トラトラトラ!
我奇襲に成功セリ!
なぜか自分のことのように、嬉しい。。
やはり案内人冥利に尽きます。
タクジグさんは塩焼きベストの駆逐艦サイズを想定してたみたいで、60オーバーの巡洋艦サイズはデカすぎるサイズみたいでしたが、、
さすが上手い人はちゃんと釣ります!
とりあえず、、一気に肩の荷が下りました。
後はプチボーズの私が釣るだけです。
このままでは帰れない田舎忍者。
地元の意地があります。
とはいえ、再び風が強くなってきました。
もう時間があまりありません。
おこぼれ狙いでタクジグさんのそばで流していると、ギュン、とマダイ特有のスカートを引っ張るアタリ。
しかし、やっぱり乗りません。。
ツバスの時とおんなじ。おこぼれヒット失敗。
ただ、確かにこの近辺にマダイはいるようだ。
すると、、潮が変わったのか、さっ、と周囲に潮目が浮かんだ。
タクジグさんがヒットしたのも、潮が変わったからかも。
少し先に絶好の潮目が見えたので、鬼パドルで向かいます。
到着すると、そこは海藻が一本のラインになって流れている場所。
絶好のチャンス。これは釣れる。
そして、おそらく最後のチャンス・・・
ちょうど海藻と整列するようにラインを落とし、一発勝負のドテラ流しで行きます。
3回目の流しで、巻き上げと同時。
ググン、と根ガカリのような重さ。
おっしゃ。フォールで食った。
このパターン、反転されるまでは巻けるだけ巻かないといけない。
このチャンス、ぜったい逃したくない!と思うと、心臓がバクバク・・・
祈るような気持ちで天を仰ぎ、リーリング。
絶対にテンションを抜かしてはいけない。抜けたら、バレる。
カヤックがどんどん揺られる中で、緊張が高まる。
そして反転。
一気にラインが出る。
しかし余裕はない。一気に勝負をかけるべく、対抗してゴリ巻き。
それでもヒュンヒュンとドラグを鳴らしてラインが出ていく。
デカい。しかも引きからマダイ確定・・・
でも時間がない。
非情になり、ラインが出てもさらにかぶせるようにゴリ巻き、の力勝負。
やっとリーダー入った!
ところがラインが流されまくっているせいで、だ~いぶ前方にぷかーっと上がるギョタイ。
ん?赤い。やっぱりマダイや。しかも、デカっ。
そしてバサバサとエラ洗い。
ヤバい。まだまだパワーが残ってる・・・。
タモを持つ手に緊張が走る。
やたーー!とれたーー!
綺麗なマダイ。
本当に苦しい状況の中、なんとか一瞬のチャンスをものにできた・・・。
毎回毎回できすぎやろ・・・やっぱ神様いるわ!ありがとう!
どうやらカカリは甘かったみたいで、フックが簡単にぽろっと取れた。
あぶないあぶない・・・
今までのモンスターほどデカくはありませんが、綺麗なピンクでいかにもマダイらしい魚体。
しかも70センチUPの戦艦サイズです。
おっしゃーー!
周りを見ると、風もどんどん上がっているので、感慨にひたる暇もなく、帰路に着きます。
~・~・~・~・~・~・~・~
母港に戻る連合艦隊。
敵艦をほふった後だけに、意気揚々です。
が、海況は悪い。ここで送りオオカミの潜水艦などに撃沈されるわけにはいきません。
無事これ名馬。
ところが、向かい風のなか、旧式超鈍足艦の私はここでも本領発揮。
いつもひとり浮きなので、タクジグさんに初のブツ持ち写真をとってもらおうとしましたが、、
ひとあし先に浅場へ戻らんとする僚艦から、どんどん引き離されマス。
最初は近くにいたはずのタクジグさんが、点に。
おーい。
あまりの艇速の違いに、ディープインパクト。
やっぱり、せめてシングル艇にしないとな・・・
【釣果】
マダイ72cm×1、(10時34分)
ガシラ×1(10時4分)
【本日の未帰還機】
なし
【本日の潮】
中潮
カヤックを片づけながらタクジグさんと歓談。
カヤック談義は尽きません。
もっと話したかったんですが、今回上級者と一緒に浮かせてもらって、学べたことが大きいです。
やっぱりカヤッカー交流は大事ですね~。
今年も残り少ないですが、今日得た「悟り」とともに、色んなインパクトを前に進む力に変えて行きます。
カヤックフィッシング最高!
そして、最高のタイミングで2人にプレゼントをくれた神様に、今日も感謝・・・。