2015年02月25日
失敗の本質・トータルリコールKF 3rd ~ 感動 ~
都合の悪いこと、
頭の痛くなるネタは忘れたい、というのが人間本来の欲求ですが、、

或る冬の日、私は海に出た
そして、敗戦・・・

その日釣れたたった一匹の魚を海へと還し
共に記憶の深い海に潜り
大脳古皮質まで旅をして
悪しき思い出をトータルリコールし、失敗の本質を究明したいと思います。
<失敗その1 計画段階>
① 天候の見極め
個人的には今回の失敗原因の70%くらいを占めるのではないか。
当日の予報では風速は3~4m、わりと風があるけど、出れるレベル。ここまでは大丈夫でした。
そして、、
波は1.0~1.1m
↑
ここ重要。波がわりと高かった。1.2m超えると危ないと言われます
この小数点以下の波が運命を分ける、という。。
安全面では怖いと思う場面はありませんでしたが、トータルに考えて、出てはいけない予報でした。
反省・・・
というのも私、船酔いにはわりと強いと思ってたのですが、
さすがに何時間も強烈なウネリの中にいると、昼までには、ゲロゲロ状態。
しかもうねりの方向と波の方向が逆で、サンカク波が発生し、
ウネリと波の往復ビンタで最悪の体コンディションに。
アネロン飲んどけば多少はマシだったかな。。
出艇できる ≠ 釣りができる
を痛感。
② 出艇場所選定
塾長に以前、今の季節ならジギング修行のためにシーバス狙ったら?と言われていたのに、、
久しぶりに鯛が釣りたくなり、、別の場所に変更。
これが完全裏目に。
ズルをしさえすれば、いつでも釣れると過信してました・・・
魚が口を使ってこない、別次元の厳しさを実感
<失敗その2 未知、無知との遭遇>
① 低活性
真冬。
皆さんから厳しい々と聞いてはいても、
カヤック始めて一年未満であり、初めて迎えるこの季節、身に染みて、つまり体で厳しさが分かっていませんでした。
1月末にわりと簡単に釣れてたので、なんだかんだ言って2月でもゼンゼン釣れるんちゃう?と先行者たちがホゲッている情報をかえりみず、強行。
8時から12時頃まで、魚信は片手くらい。
フッキングに至ったのは・・・たった2回のみ。(1回目は中層でバラシ、多分マダイ小、2回目はメバル)

やはり1月と2月では水温が全然違う。別次元の厳しさでした。
② カレント
この日、8時過ぎから流れ出した、初めて体験する、強烈な潮。
しかも潮目はほとんど発生せず、一気に全体が流れていく、まるで川のような潮、でした。

GPS読みで2~3km/時で流される。。
向かい風でも5km/時は出るデスペラードが、普通に漕いだのでは2~3km/時しか出ないことも。
漕ぎ続けないとドンドン流され、すぐにラインが30度くらいになる・・・。
このポイント、秋から数はかなり入って来ましたが、この季節に浮くのは初。
季節ごとに変化する海に・・・なすすべなし。
<失敗その3 技術面>
釣りを始めて1年あまり。
この一年、基礎技術がマッタクない、資源小国の我が国は、
何とか先進国についていくため、
鯛玉を中心に急速にモノカルチャー的発展を遂げました。
そんななか、釣れる場所を必死で探す力、サーチスキルは少しは磨かれたのかもしれませんが、
釣れない状況で釣る力、フィッシングスキル自体は磨かれず、
結果、自分の得意なパターン以外にはゼンゼン対応できなくなりはてた。

そして石炭がとり尽くされたとき、
島は死んだ・・・
私たちは今も資源のない国、ニッポンに住んでいる・・・(公共広告機構)
引き出しがなく、釣れない状況に対応できない私。まるで石炭しか取れない軍艦島のよう。
強烈な潮とウネリでバーチカルに探れない中、こういう状況に対応するために、自分の引き出しから出てくるものは何もありませんでした。。
<失敗その4 最後に、テーマからの考察>
今回の私のテーマは「感動」
でした。
しっかりとした芯、確固たる自分の考えを持つのは大事。
しかし、ええオッサンになってしまったからこそ、色んな人の話や出来事に自然に「感動」する気持ち、影響を与え合い、受けあう、みずみずしい心を忘れてはいけませんよね~
それこそ真の若さ。SENSE OF WONDER だと思います。
そこで、何度も登場ですいませんが、塾長から、最近よく
「同じことをしていては成長がない」と言われてます。、
この言葉、響きます
今も、そういうことなんだと思います。
今回の失敗は、
今までできてたことを、これからもできると思って
やった結果の失敗
要はチキンミスだけに、なお痛い・・・
想えば、まだしも挑戦した結果の失敗の方が、マシでした。。

やはり、これからもカヤックフィッシングを楽しんでいくために、
挑戦する心を忘れてはいけませんな!!
今日は死んだ。
しかし、死んでこそ生きる
人間以外に、いくつになっても成長できる生き物はいません
あくなき成長を求めて、
カヤックフィッシング最高!!

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頭の痛くなるネタは忘れたい、というのが人間本来の欲求ですが、、
或る冬の日、私は海に出た
そして、敗戦・・・
その日釣れたたった一匹の魚を海へと還し
共に記憶の深い海に潜り
大脳古皮質まで旅をして
悪しき思い出をトータルリコールし、失敗の本質を究明したいと思います。
<失敗その1 計画段階>
① 天候の見極め
個人的には今回の失敗原因の70%くらいを占めるのではないか。
当日の予報では風速は3~4m、わりと風があるけど、出れるレベル。ここまでは大丈夫でした。
そして、、
波は1.0~1.1m
↑
ここ重要。波がわりと高かった。1.2m超えると危ないと言われます
この小数点以下の波が運命を分ける、という。。
安全面では怖いと思う場面はありませんでしたが、トータルに考えて、出てはいけない予報でした。
反省・・・
というのも私、船酔いにはわりと強いと思ってたのですが、
さすがに何時間も強烈なウネリの中にいると、昼までには、ゲロゲロ状態。
しかもうねりの方向と波の方向が逆で、サンカク波が発生し、
ウネリと波の往復ビンタで最悪の体コンディションに。
アネロン飲んどけば多少はマシだったかな。。
出艇できる ≠ 釣りができる
を痛感。
② 出艇場所選定
塾長に以前、今の季節ならジギング修行のためにシーバス狙ったら?と言われていたのに、、
久しぶりに鯛が釣りたくなり、、別の場所に変更。
これが完全裏目に。
ズルをしさえすれば、いつでも釣れると過信してました・・・
魚が口を使ってこない、別次元の厳しさを実感
<失敗その2 未知、無知との遭遇>
① 低活性
真冬。
皆さんから厳しい々と聞いてはいても、
カヤック始めて一年未満であり、初めて迎えるこの季節、身に染みて、つまり体で厳しさが分かっていませんでした。
1月末にわりと簡単に釣れてたので、なんだかんだ言って2月でもゼンゼン釣れるんちゃう?と先行者たちがホゲッている情報をかえりみず、強行。
8時から12時頃まで、魚信は片手くらい。
フッキングに至ったのは・・・たった2回のみ。(1回目は中層でバラシ、多分マダイ小、2回目はメバル)
やはり1月と2月では水温が全然違う。別次元の厳しさでした。
② カレント
この日、8時過ぎから流れ出した、初めて体験する、強烈な潮。
しかも潮目はほとんど発生せず、一気に全体が流れていく、まるで川のような潮、でした。
GPS読みで2~3km/時で流される。。
向かい風でも5km/時は出るデスペラードが、普通に漕いだのでは2~3km/時しか出ないことも。
漕ぎ続けないとドンドン流され、すぐにラインが30度くらいになる・・・。
このポイント、秋から数はかなり入って来ましたが、この季節に浮くのは初。
季節ごとに変化する海に・・・なすすべなし。
<失敗その3 技術面>
釣りを始めて1年あまり。
この一年、基礎技術がマッタクない、資源小国の我が国は、
何とか先進国についていくため、
鯛玉を中心に急速にモノカルチャー的発展を遂げました。
そんななか、釣れる場所を必死で探す力、サーチスキルは少しは磨かれたのかもしれませんが、
釣れない状況で釣る力、フィッシングスキル自体は磨かれず、
結果、自分の得意なパターン以外にはゼンゼン対応できなくなりはてた。
そして石炭がとり尽くされたとき、
島は死んだ・・・
私たちは今も資源のない国、ニッポンに住んでいる・・・(公共広告機構)
引き出しがなく、釣れない状況に対応できない私。まるで石炭しか取れない軍艦島のよう。
強烈な潮とウネリでバーチカルに探れない中、こういう状況に対応するために、自分の引き出しから出てくるものは何もありませんでした。。
<失敗その4 最後に、テーマからの考察>
今回の私のテーマは「感動」
でした。
しっかりとした芯、確固たる自分の考えを持つのは大事。
しかし、ええオッサンになってしまったからこそ、色んな人の話や出来事に自然に「感動」する気持ち、影響を与え合い、受けあう、みずみずしい心を忘れてはいけませんよね~
それこそ真の若さ。SENSE OF WONDER だと思います。
そこで、何度も登場ですいませんが、塾長から、最近よく
「同じことをしていては成長がない」と言われてます。、
この言葉、響きます
今も、そういうことなんだと思います。
今回の失敗は、
今までできてたことを、これからもできると思って
やった結果の失敗
要はチキンミスだけに、なお痛い・・・
想えば、まだしも挑戦した結果の失敗の方が、マシでした。。
やはり、これからもカヤックフィッシングを楽しんでいくために、
挑戦する心を忘れてはいけませんな!!
今日は死んだ。
しかし、死んでこそ生きる
人間以外に、いくつになっても成長できる生き物はいません
あくなき成長を求めて、
カヤックフィッシング最高!!

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