2015年11月13日
地始凍(ちはじめてこおる)KF 28th 寒ブリ? ~ 種 ~
本日も凪だというので虫が知らせ、気が付いたらここにいました。

今回のテーマは「種」
暦ははや、立冬。
収穫の秋も過ぎ、ひとときの恵みを享受した後は、来年のさらなる収穫のため種を備える、
というのが昔からの百姓のならい
シーズンも残りわずか。
来年につながる小さな「種」を見つけるのが今回の目標です。
今回は、いつも良くしていただいている、まるつきさんと。
マイクロジギングなるニッチを開拓されている、技巧派まつるきさんとは2回目のコラボです。
今回も、自分より上級者の方から、鋭意吸収させてもらいたいと思います!
さて、今回の狙いは、メジロ、そして、シーバス
前回惨敗に終わった青物ですが、本日はひたすらジギング勝負で臨みたいと思います。
早朝念のため海快晴を再度確認すると、午後からの予報が悪化しているのが若干気になりますが・・・
まるつきさんより一足先に出艇。
まずは今日の海のご機嫌伺いで、
幸先よくヒット。
魚種不明の引き。なんだなんだ・・・
平目かと思いきや、

初マゴチ!
これは嬉しい!
この辺でもタイラバで釣れることがあるとは聞いてましたが、ジギングでも釣れるってことは今日は活性が高いのかも?
が、、その後は魚探反応とは裏腹に、フグのみで、ひたすら沈黙。

もじりもあり、活性は高そうで、
魚の意識が上層にあるのかなと思い、トップを投げてみるも、、全く反応なし。
様子をうかがうためにLINEしてみると、まるつきさんはすでに、大ハマチ(メジロ?)をゲット、とのこと。
マゴチのみの私は焦るものの、そもそも腕が違うし、、マイペースに行かねば、と自分を落ち着かせる。
必ずチャンスが来るはず。
ともかく、自分の釣りを貫かねば。

しかし、、こんなに魚探反応が華やかな日もなかなかないのですが、
自分の腕ではゼンゼン食わせられません。
こちらはというと、ハマチと思しきアタリが一回、メジロクラスと思われるアタリが一回あったのみ。
が、この2回のアタリで魚が反応してくるパターンは掴めた!(と信じる)
という訳で、反応はあるのだから、より可能性の高い場所を、と小移動を繰り返しながら探っていると、
底に気になる反応がある場所で、何かやたら重い魚がヒット。
が、ゼンゼン引きません・・・
ガシラか、にしては重すぎるな~と思いながら適当に巻いていると、
なんだか真っ黒な、引きに相反してめっちゃデカい魚が浮いてきました。
そして魚と目が合う。
スギか?
WHO ARE YOU? (タモを持つ私と、見つめ合う魚)
まさに「生物同士のガンの飛ばし合い」(by若さん)
・・・あ、ていうかこれシーバス や。
しかもでかっ!
やっと正体がわかったその瞬間、
彼は大きく口を開けると、
踵を返して、そそくさと海に帰って行かれました。

ガーン。
シーバスを狙いに来たはずなのに、(久しぶりのせいか)
頭の中にシーバスという概念がゴッソリ抜け落ちていた!
とんでもないミス!大ミス!
シーバスと分かってたら、タモリングで何とか取り込めたかもしれないのに!(それくらいの見つめ合いの時間はあった)
その後、まるつきさんと合流し、情報交換。
気を取り直して、次を狙います。
怪しげな潮目で流していると、やっぱり、のパターンで待望のヒット。
ガツン!と来る感触と共に、魚と人間が一瞬で繋がる、その瞬間が最高に痺れます。

やっと狙ってたメジロが来ました。
やってたことが正しいのは分かった!
が、次がなかなか続かず。

忘れたころにハマチ。
45くらいですが、コロコロでコンディションは良さそう。
おそらく、このサイズのはかなりの数が入っていることが周囲の状況から感じ取れます。
ただ、依然として反応は鈍く、厳しい状況。
しかし、今まで見たことないくらい大量の遊漁船、プレジャーが集結してます(平日なのに)が、
どこも竿を曲げてる様子はないので、釣れないのは私だけではないと信じたいっ!

マナーとして、遊漁船とはしっかり距離をとっていますが、
さすが彼らがこぞって同じ場所に占位しているだけあって、
これで釣れなきゃどうかしてるぜ 的な
すさまじい魚探反応 があります。
が・・・全く食わず。
その一方、昼にさしかかり、だんだん風が上がってきました。
予報通りであれば、もう勝負できる時間もあまりありません。
魚探反応はスゴイけど、またあなた達も食わないのね、と思いつつ
あきらめずに、魚群を見つけるたび、今日のヒットパターンをトレース。
すると、50メートルラインにて
着底後、一気に巻き上げると、
ズーーン
と何か不吉な重いアタリ。
すると突然、
メジロでもピリッと一瞬しか鳴らなかったドラグが、
ズギャギャギャギャギャギャー
なんじゃこりゃー
これまで青物と言っても最大70弱の小物しか釣ったことも、掛けたこともない私
ロッドが海面に突き刺さったままの猛烈なダッシュに、マジでラインがコゲるかも・・・と非現実なことがまことしやかに頭をよぎるほど、焦る私。
ファーストダッシュで相当ラインを出されたようだし、
これだけラインを出されたら切られるかも、と思うも、無論周囲に根はなく、一安心。
ここからは一進一退の攻防へ。
どうやらフッキングは大丈夫そうなので、相手が休む隙を見てはひたすらゴリ巻きのパワー勝負。
次第に均衡が崩れ、巻き取れるようになるも
何度も何度もエゲツナイ突っ込みで引き離しにかかる姿に、ヒラマサか?と思うも、
ついに抵抗むなしく、魚が上がってきた。
そして、リーダー入って、最後のダッシュの後、
カヤックを回る魚と人間との、恒例、見つめ合い。
でかっ!あ、これ、ブリ ちゃうの?

太い!太すぎる!
遂に行ったかも・・・
ブリかどうかは分かりませんが、
これまでの記録大幅更新は間違いなく、
感無量というしかない ッス

理想的なフッキングで、そりゃーバレるはずもなかりけり・・・
ふと我に返り、なぜ今まで反応がなかったのに、突然食ってきたのか。。と考える。
感慨にひたるのもそこそこに、
地合いが来たかも、ということで、引き続き狙っていくと、
今まで信じたパターンが答えを出し始めた。

でも次はブリでもなくメジロでもなく、ハマチ。

どんどん上がる風が気になりつつも、

やっぱりハマチ。
ほとんど一投一匹状態となるものの、

またまたハマチ。
ただ、何でも反応してくるほど活性は高くない
が、パターンは完全に掴んだぜ!

が、この沖出しの風は・・・
魚の活性は上がっていく一方だったので、もっとやりたかったのですが、
風が上がり切り、時折入ってくるブローはフットサルキャップが飛ばされそうなくらいの強さなので
遂に総員退艦
沖上りとなりました。
最後、
地形のせいか、出艇場所近辺が強烈なオフショアウィンドを吐き出しており、
カヤッカー達が帰着に難渋。まさにルームランナー状態。
近頃まれにみるバッドコンディションに遭遇。
しかしデスペラードは向かい風にやたら強く、(むしろ安定し)
およそ10メートルに達するブローが吹き込む中でも、時速3~4kmを維持。
先行艇にぐいぐい追いすがり、さすがの高性能で、
私を助けてくれたのであった。

限りなく鰤に近いメジロ。
微妙ですが・・・何とか80cmはありました。
でも、まあ、、ギリだし、
大メジロということで!

並べてみると、下のノーマルメジロがかなり小さく見えます。
シーバスが一本も獲れなかったのは悔いが残りますが、
ファーストヒットのマゴチ以外は全部鰤族の方々という青物祭な結果になりました。
とはいえカヤックフィッシング2年目に、
やっと念願の鰤(モドキ)が獲れた!
って出来事は感謝しかありません!
・・などとまるつさんと談笑しつつ浮かれていたら、、
折からの強風で、随分浜から離れた場所に置いていたハズのデスペラードが、
なんと、波に運ばれて流されてるではありませんか!
不肖わたくし、まるつきさんに教えてもらってやっと驚天動地な現況に気づき、
ダッシュでターポンをお借りして、無事デスペラードを救出。
強烈なオフショアの向かい風の中の帰還だったので、
デスペラードをリーシュコードで繋いでの不自由なパドリングはかなりの筋トレでした
強風が主のいないカヤックを10メートル以上も運搬してしまうなんて想像がつきませんでしたが、
軽量のFRP艇、しかもポリマー系ワックスでいつもメンテしているので、めっぽう滑りやすいのも一因で、想定すべきでした。
私も、こういうセキュリティ感覚の薄さが、やはりまだまだ初心者だなと痛感。
鰤だ鰤だと舞い上がっているのを、天からのキツイお灸がすえられたようで。
反省。。
やはりベテランほど危機管理は優れておられるもの
私ももう一度基本を見直し、さらに精進して、
次こそ90オーバーのホンモノの鰤が獲れるよう
頑張ります!
カヤックフィッシング最高!

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今回のテーマは「種」
暦ははや、立冬。
収穫の秋も過ぎ、ひとときの恵みを享受した後は、来年のさらなる収穫のため種を備える、
というのが昔からの百姓のならい
シーズンも残りわずか。
来年につながる小さな「種」を見つけるのが今回の目標です。
今回は、いつも良くしていただいている、まるつきさんと。
マイクロジギングなるニッチを開拓されている、技巧派まつるきさんとは2回目のコラボです。
今回も、自分より上級者の方から、鋭意吸収させてもらいたいと思います!
さて、今回の狙いは、メジロ、そして、シーバス
前回惨敗に終わった青物ですが、本日はひたすらジギング勝負で臨みたいと思います。
早朝念のため海快晴を再度確認すると、午後からの予報が悪化しているのが若干気になりますが・・・
まるつきさんより一足先に出艇。
まずは今日の海のご機嫌伺いで、
幸先よくヒット。
魚種不明の引き。なんだなんだ・・・
平目かと思いきや、
初マゴチ!
これは嬉しい!
この辺でもタイラバで釣れることがあるとは聞いてましたが、ジギングでも釣れるってことは今日は活性が高いのかも?
が、、その後は魚探反応とは裏腹に、フグのみで、ひたすら沈黙。
もじりもあり、活性は高そうで、
魚の意識が上層にあるのかなと思い、トップを投げてみるも、、全く反応なし。
様子をうかがうためにLINEしてみると、まるつきさんはすでに、大ハマチ(メジロ?)をゲット、とのこと。
マゴチのみの私は焦るものの、そもそも腕が違うし、、マイペースに行かねば、と自分を落ち着かせる。
必ずチャンスが来るはず。
ともかく、自分の釣りを貫かねば。
しかし、、こんなに魚探反応が華やかな日もなかなかないのですが、
自分の腕ではゼンゼン食わせられません。
こちらはというと、ハマチと思しきアタリが一回、メジロクラスと思われるアタリが一回あったのみ。
が、この2回のアタリで魚が反応してくるパターンは掴めた!(と信じる)
という訳で、反応はあるのだから、より可能性の高い場所を、と小移動を繰り返しながら探っていると、
底に気になる反応がある場所で、何かやたら重い魚がヒット。
が、ゼンゼン引きません・・・
ガシラか、にしては重すぎるな~と思いながら適当に巻いていると、
なんだか真っ黒な、引きに相反してめっちゃデカい魚が浮いてきました。
そして魚と目が合う。
スギか?
WHO ARE YOU? (タモを持つ私と、見つめ合う魚)
まさに「生物同士のガンの飛ばし合い」(by若さん)
・・・あ、ていうかこれシーバス や。
しかもでかっ!
やっと正体がわかったその瞬間、
彼は大きく口を開けると、
踵を返して、そそくさと海に帰って行かれました。
ガーン。
シーバスを狙いに来たはずなのに、(久しぶりのせいか)
頭の中にシーバスという概念がゴッソリ抜け落ちていた!
とんでもないミス!大ミス!
シーバスと分かってたら、タモリングで何とか取り込めたかもしれないのに!(それくらいの見つめ合いの時間はあった)
その後、まるつきさんと合流し、情報交換。
気を取り直して、次を狙います。
怪しげな潮目で流していると、やっぱり、のパターンで待望のヒット。
ガツン!と来る感触と共に、魚と人間が一瞬で繋がる、その瞬間が最高に痺れます。
やっと狙ってたメジロが来ました。
やってたことが正しいのは分かった!
が、次がなかなか続かず。
忘れたころにハマチ。
45くらいですが、コロコロでコンディションは良さそう。
おそらく、このサイズのはかなりの数が入っていることが周囲の状況から感じ取れます。
ただ、依然として反応は鈍く、厳しい状況。
しかし、今まで見たことないくらい大量の遊漁船、プレジャーが集結してます(平日なのに)が、
どこも竿を曲げてる様子はないので、釣れないのは私だけではないと信じたいっ!
マナーとして、遊漁船とはしっかり距離をとっていますが、
さすが彼らがこぞって同じ場所に占位しているだけあって、
これで釣れなきゃどうかしてるぜ 的な
すさまじい魚探反応 があります。
が・・・全く食わず。
その一方、昼にさしかかり、だんだん風が上がってきました。
予報通りであれば、もう勝負できる時間もあまりありません。
魚探反応はスゴイけど、またあなた達も食わないのね、と思いつつ
あきらめずに、魚群を見つけるたび、今日のヒットパターンをトレース。
すると、50メートルラインにて
着底後、一気に巻き上げると、
ズーーン
と何か不吉な重いアタリ。
すると突然、
メジロでもピリッと一瞬しか鳴らなかったドラグが、
ズギャギャギャギャギャギャー
なんじゃこりゃー
これまで青物と言っても最大70弱の小物しか釣ったことも、掛けたこともない私
ロッドが海面に突き刺さったままの猛烈なダッシュに、マジでラインがコゲるかも・・・と非現実なことがまことしやかに頭をよぎるほど、焦る私。
ファーストダッシュで相当ラインを出されたようだし、
これだけラインを出されたら切られるかも、と思うも、無論周囲に根はなく、一安心。
ここからは一進一退の攻防へ。
どうやらフッキングは大丈夫そうなので、相手が休む隙を見てはひたすらゴリ巻きのパワー勝負。
次第に均衡が崩れ、巻き取れるようになるも
何度も何度もエゲツナイ突っ込みで引き離しにかかる姿に、ヒラマサか?と思うも、
ついに抵抗むなしく、魚が上がってきた。
そして、リーダー入って、最後のダッシュの後、
カヤックを回る魚と人間との、恒例、見つめ合い。
でかっ!あ、これ、ブリ ちゃうの?
太い!太すぎる!
遂に行ったかも・・・
ブリかどうかは分かりませんが、
これまでの記録大幅更新は間違いなく、
感無量というしかない ッス
理想的なフッキングで、そりゃーバレるはずもなかりけり・・・
ふと我に返り、なぜ今まで反応がなかったのに、突然食ってきたのか。。と考える。
感慨にひたるのもそこそこに、
地合いが来たかも、ということで、引き続き狙っていくと、
今まで信じたパターンが答えを出し始めた。
でも次はブリでもなくメジロでもなく、ハマチ。
どんどん上がる風が気になりつつも、
やっぱりハマチ。
ほとんど一投一匹状態となるものの、
またまたハマチ。
ただ、何でも反応してくるほど活性は高くない
が、パターンは完全に掴んだぜ!
が、この沖出しの風は・・・
魚の活性は上がっていく一方だったので、もっとやりたかったのですが、
風が上がり切り、時折入ってくるブローはフットサルキャップが飛ばされそうなくらいの強さなので
遂に総員退艦
沖上りとなりました。
最後、
地形のせいか、出艇場所近辺が強烈なオフショアウィンドを吐き出しており、
カヤッカー達が帰着に難渋。まさにルームランナー状態。
近頃まれにみるバッドコンディションに遭遇。
しかしデスペラードは向かい風にやたら強く、(むしろ安定し)
およそ10メートルに達するブローが吹き込む中でも、時速3~4kmを維持。
先行艇にぐいぐい追いすがり、さすがの高性能で、
私を助けてくれたのであった。
限りなく鰤に近いメジロ。
微妙ですが・・・何とか80cmはありました。
でも、まあ、、ギリだし、
大メジロということで!
並べてみると、下のノーマルメジロがかなり小さく見えます。
シーバスが一本も獲れなかったのは悔いが残りますが、
ファーストヒットのマゴチ以外は全部鰤族の方々という青物祭な結果になりました。
とはいえカヤックフィッシング2年目に、
やっと念願の鰤(モドキ)が獲れた!
って出来事は感謝しかありません!
・・などとまるつさんと談笑しつつ浮かれていたら、、
折からの強風で、随分浜から離れた場所に置いていたハズのデスペラードが、
なんと、波に運ばれて流されてるではありませんか!
不肖わたくし、まるつきさんに教えてもらってやっと驚天動地な現況に気づき、
ダッシュでターポンをお借りして、無事デスペラードを救出。
強烈なオフショアの向かい風の中の帰還だったので、
デスペラードをリーシュコードで繋いでの不自由なパドリングはかなりの筋トレでした
強風が主のいないカヤックを10メートル以上も運搬してしまうなんて想像がつきませんでしたが、
軽量のFRP艇、しかもポリマー系ワックスでいつもメンテしているので、めっぽう滑りやすいのも一因で、想定すべきでした。
私も、こういうセキュリティ感覚の薄さが、やはりまだまだ初心者だなと痛感。
鰤だ鰤だと舞い上がっているのを、天からのキツイお灸がすえられたようで。
反省。。
やはりベテランほど危機管理は優れておられるもの
私ももう一度基本を見直し、さらに精進して、
次こそ90オーバーのホンモノの鰤が獲れるよう
頑張ります!
カヤックフィッシング最高!

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