2016年04月09日
鴻鴈北(こうがんかえる) KF 5th ~ 努力 ~
先週は実家へ里帰り中の子ども達を迎えに但馬 へ。

親類を訪ねて城崎 の夜。
釣りはお休みして、家族と但馬の風物を愉しむ休日。
翌日、妻の故郷、養父市の大屋町へ。

その齢、千年をゆうに超えるという樽見の大桜。
文献によれば、出石藩主が樹下で宴を設けたという、
その樹勢の最盛期は1680年頃であったと言いますから、
時間の物差が狂わされる、そんな亜空間が、山を縫って進んだその先に、突如現れるのです。
手垢のついた言葉ではありますが、壮観というほか、ありません。
ですが、今、壮観さは偲ばれるものとなり、
痛々しいその姿は、むしろ壮絶さを帯びています。
時代は変わり、日本で十指に入ると言われた大桜も、やがて愛でる人もいなくなり、
戦後の植林の影響で一度は枯れかけ、
今また、人間の努力で息を吹き返しつつあるのです。
というわけで、
明けて今週、久しぶりの休日釣行、行ってまいりました。

が・・・・
休日ということもあり、
ありがたいタカハスさんからのお誘いで、いったんは或る場所を目指したのですが、
途中、事故渋滞 に遭遇。
やっとの思いで着いてみたら、先に出た沖のタカハスさん、タクジグさんから
海豚警報発令。
怖気づいた私は、当初予定していた場所へ、単独で疎開 することとしました。

さて、今回のテーマは「努力」
昨今の青物好調な線路の上に乗っかってるだけな私。
やはり、狙ったものが釣れなくては。
というわけで、最近の主たるフラストレーション
春なのに、、真鯛が釣れない事案
この問題に真正面から向き合う姿をお届けしたい思います。
とはいえ無論、釣りの腕のない私は
弱者の兵法、
得意のパターンにハメねば勝てません。
つまり、いかに総力戦を避け(腕が露呈せず)、自分の強み、ニッチに誘い込むかが鍵。
そう、争いのない位置を見出したシーラカンスが、姿を変えることなく数億年を生き抜いたように。

そこで選択したこのポイント。
この地の真鯛、非常に癖がありますが、
夜明けの下げ潮のタイミングに勝機があると見たのですが・・・
そこへ、想定外の渋滞&転進のせいでこのポイントのゴールデンタイムを逸した 事実がのしかかる。
でも、何とかいけるのでは、と沖へ。
今日は雰囲気、かなり良さそうだな~と、何やら濃い御景色に誘われるまま
いつもはスルーの水深で落としてみると、

浅場で、いきなりハマチが出ました。
かなり活性が髙そうで、

奪い合う魚たち。
ただ・・・これでは真鯛が食う前に、彼らが殺到するしかないのであり、
また、いずれにしてもこの場所のこの季節のこの水深ではまず真鯛は出ない と思うのである。
あくまで真鯛狙いの私は、振り払うように、、沖へ。

で、なぜかメジロ。
サイズは上がったものの、狙いのものとは違う。。
ぬぬぬ・・・
が、反応が出ている以上、青物を狙わずにはおれん!
まさに流れるように勝手に体が。

メジロとハマチのダブル
活性高っ!
と思ったのに、、それっきり。
そして、強い潮に流されるままの視線の先には
平日派の私にはカルチャーショック な、
ゴムボート、カヤックたちの魚輪の陣。
そうだ、今日は土曜日だった。
・・・さて、これまで下手な私でも釣れている し、
沖に見ゆる船団の密集陣形から察するに、そこはきっと足を止めてパンチを撃ち合っているような
大爆釣中なんだとばかり思ったんですが、
一人、また一人と沖からはがれて浅場へ戻っていく人に道々尋ねると、
全くダメ。とのこと。
たまに根魚を見せてくれる人がいるばかり。
先ほどまでの釣れ方からきっと活性が高いとばかり思っていましたが、
私の運が良かっただけ のようでした。
そして、時と共に風聞が事実と重なってゆき、
沈黙

はなびらが漂う、風雅な潮目にて。
しかし、今回は何としても真鯛を獲りたいため、
タイラバも途中、落としていくが、全く反応なし。
というか、あてもなくタイラバを巻き続ける根気が、ない、情けないことに。
どっちが良いってのは全くない性質のハナシなんですが、
この時間帯、この潮で、マダイに当たるのは交通事故。そんなん喜べん
とにかくモチベーションが維持できん、
そして、今は真鯛を釣れる人が、ただただ、羨ましい。

やっぱり釣りって、自分のメンタルと、タイミングが一致していないと結果は出ないんだな~。
そんな、信じて巻くこともできないせっかちな私は、
再び緊張感のある場所を求めて、浅場へ。
さて、途中、出会ったタンデムのボーターさんは、
メジロ5本、シーバスも釣れているとのこと。
やっぱり腕が違う。
そんな玄人の背中を見送る。
浅場から来た方というのも、あるかもしれませんが。
やっぱり、自分もいかなる時も環境に言い訳せず、これからも「努力」あるのみ です
自分に青物しか釣れないのもきっと訳がある
そして昼を回り、もう一度魚の食い気が出てきました。
チョイ引くけど、やたら重い感じは、シーバスとばかり思ってエラ洗い警戒モード で浮かせたが、、

やつはり正体はメジロのスレ。 フルロック。
ただ、このあと、本物の地合いが来れば、クーラー満杯へ一足飛びでした。

どんどん活性は上がります。

たまにハマチも入りますが、

泳層が分かれているので、釣り分け易い。

パタパタと釣れて、メジロが7つ数えたところで、
もうクーラー一杯。
時間も来たので、沖上りとしました。
狙いのものが釣れなかったので、消化不良、
ただただ残念というしかありませんが、

青物は好調な中の贅沢。
贅沢な貧しさ、とでも言うのでしょうか。
ともあれ、
カヤックフィッシング最高!
親類を訪ねて城崎 の夜。
釣りはお休みして、家族と但馬の風物を愉しむ休日。
翌日、妻の故郷、養父市の大屋町へ。

その齢、千年をゆうに超えるという樽見の大桜。
文献によれば、出石藩主が樹下で宴を設けたという、
その樹勢の最盛期は1680年頃であったと言いますから、
時間の物差が狂わされる、そんな亜空間が、山を縫って進んだその先に、突如現れるのです。
手垢のついた言葉ではありますが、壮観というほか、ありません。
ですが、今、壮観さは偲ばれるものとなり、
痛々しいその姿は、むしろ壮絶さを帯びています。

時代は変わり、日本で十指に入ると言われた大桜も、やがて愛でる人もいなくなり、
戦後の植林の影響で一度は枯れかけ、
今また、人間の努力で息を吹き返しつつあるのです。
というわけで、
明けて今週、久しぶりの休日釣行、行ってまいりました。
が・・・・
休日ということもあり、
ありがたいタカハスさんからのお誘いで、いったんは或る場所を目指したのですが、
途中、事故渋滞 に遭遇。
やっとの思いで着いてみたら、先に出た沖のタカハスさん、タクジグさんから
海豚警報発令。
怖気づいた私は、当初予定していた場所へ、単独で疎開 することとしました。
さて、今回のテーマは「努力」
昨今の青物好調な線路の上に乗っかってるだけな私。
やはり、狙ったものが釣れなくては。
というわけで、最近の主たるフラストレーション
春なのに、、真鯛が釣れない事案
この問題に真正面から向き合う姿をお届けしたい思います。
とはいえ無論、釣りの腕のない私は
弱者の兵法、
得意のパターンにハメねば勝てません。
つまり、いかに総力戦を避け(腕が露呈せず)、自分の強み、ニッチに誘い込むかが鍵。
そう、争いのない位置を見出したシーラカンスが、姿を変えることなく数億年を生き抜いたように。
そこで選択したこのポイント。
この地の真鯛、非常に癖がありますが、
夜明けの下げ潮のタイミングに勝機があると見たのですが・・・
そこへ、想定外の渋滞&転進のせいでこのポイントのゴールデンタイムを逸した 事実がのしかかる。
でも、何とかいけるのでは、と沖へ。
今日は雰囲気、かなり良さそうだな~と、何やら濃い御景色に誘われるまま
いつもはスルーの水深で落としてみると、
浅場で、いきなりハマチが出ました。
かなり活性が髙そうで、
奪い合う魚たち。
ただ・・・これでは真鯛が食う前に、彼らが殺到するしかないのであり、
また、いずれにしてもこの場所のこの季節のこの水深ではまず真鯛は出ない と思うのである。
あくまで真鯛狙いの私は、振り払うように、、沖へ。
で、なぜかメジロ。
サイズは上がったものの、狙いのものとは違う。。
ぬぬぬ・・・
が、反応が出ている以上、青物を狙わずにはおれん!
まさに流れるように勝手に体が。
メジロとハマチのダブル
活性高っ!
と思ったのに、、それっきり。
そして、強い潮に流されるままの視線の先には
平日派の私にはカルチャーショック な、
ゴムボート、カヤックたちの魚輪の陣。
そうだ、今日は土曜日だった。
・・・さて、これまで下手な私でも釣れている し、
沖に見ゆる船団の密集陣形から察するに、そこはきっと足を止めてパンチを撃ち合っているような
大爆釣中なんだとばかり思ったんですが、
一人、また一人と沖からはがれて浅場へ戻っていく人に道々尋ねると、
全くダメ。とのこと。
たまに根魚を見せてくれる人がいるばかり。
先ほどまでの釣れ方からきっと活性が高いとばかり思っていましたが、
私の運が良かっただけ のようでした。
そして、時と共に風聞が事実と重なってゆき、
沈黙
はなびらが漂う、風雅な潮目にて。
しかし、今回は何としても真鯛を獲りたいため、
タイラバも途中、落としていくが、全く反応なし。
というか、あてもなくタイラバを巻き続ける根気が、ない、情けないことに。
どっちが良いってのは全くない性質のハナシなんですが、
この時間帯、この潮で、マダイに当たるのは交通事故。そんなん喜べん
とにかくモチベーションが維持できん、
そして、今は真鯛を釣れる人が、ただただ、羨ましい。
やっぱり釣りって、自分のメンタルと、タイミングが一致していないと結果は出ないんだな~。
そんな、信じて巻くこともできないせっかちな私は、
再び緊張感のある場所を求めて、浅場へ。
さて、途中、出会ったタンデムのボーターさんは、
メジロ5本、シーバスも釣れているとのこと。
やっぱり腕が違う。
そんな玄人の背中を見送る。
浅場から来た方というのも、あるかもしれませんが。
やっぱり、自分もいかなる時も環境に言い訳せず、これからも「努力」あるのみ です
自分に青物しか釣れないのもきっと訳がある
そして昼を回り、もう一度魚の食い気が出てきました。
チョイ引くけど、やたら重い感じは、シーバスとばかり思ってエラ洗い警戒モード で浮かせたが、、
やつはり正体はメジロのスレ。 フルロック。
ただ、このあと、本物の地合いが来れば、クーラー満杯へ一足飛びでした。
どんどん活性は上がります。
たまにハマチも入りますが、
泳層が分かれているので、釣り分け易い。
パタパタと釣れて、メジロが7つ数えたところで、
もうクーラー一杯。
時間も来たので、沖上りとしました。
狙いのものが釣れなかったので、消化不良、
ただただ残念というしかありませんが、
青物は好調な中の贅沢。
贅沢な貧しさ、とでも言うのでしょうか。
ともあれ、
カヤックフィッシング最高!